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ブログ「商大くんが行く!」

小樽商大の最新情報を日々発信!

2026.10.05

大学

小樽商大のお金ってどうなってる?数字で見る大学の「お財布事情」

こんにちは!

今回は、「大学のお金」について紹介するよ!

 

「財務諸表」「運営費交付金」「業務費用」……。

こんな言葉が並ぶと、ちょっと難しそうに見えるよね。

でも、大学も授業を行ったり、先生が研究をしたり、建物を維持したり、学生生活を支えたりするためには、当然お金が必要です。

 

では、小樽商科大学には、どこからお金が入ってきて、何に使われているのでしょうか?

今回は、商大の財務情報を、できるだけやさしく見ていくよ!

※数字の出典は記事の最後にまとめています。

 

まずは小樽商大をおさらい!

小樽商科大学のルーツは、1911年に開校した小樽高等商業学校。

2022年4月には帯広畜産大学、北見工業大学と法人統合し、現在は「国立大学法人北海道国立大学機構」の一員になっています。

小樽商大の商学部は、1学年の入学定員が515人。全国の国公立大学の経済・商学系学部の中では最大規模なんだ。

そんな小樽商大を、今回は「教育や研究」ではなく、「お金」という角度から見てみよう!

 

大学の収入って、やっぱり授業料が中心?

まずは「入ってくるお金」から見てみよう。

 

令和7事業年度の商大の業務収益は、約30.3億円。

30億円!と聞くと、かなり大きな金額に感じるよね。

 

では、そのお金はどこから来ているのでしょうか?

一番大きいのは、「学生納付金収益」で約13.4億円。業務収益全体のおよそ44%です。

学生納付金収益には、授業料、入学料、検定料などが含まれています。

そして次に大きいのが、「運営費交付金収益」の約11.4億円。こちらは全体のおよそ38%です。

運営費交付金は、国立大学法人が教育・研究などを行うために、国から措置される大切な財源です。

 

このほかにも、

・補助金等収益 約3.0億円
・寄附金収益 約0.7億円
・受託研究収益 約0.6億円
・施設費収益 約0.4億円

などがあります。

 

つまり、

「国立大学だから全部国のお金で運営している」

というわけでも、

「学生の授業料だけで運営している」

というわけでもないんだね。

 

学生さんから納めてもらうお金、国からの運営費交付金や補助金、企業などとの研究、寄附金など、

いろいろな財源を組み合わせて大学の活動が支えられています。

 

では、そのお金は何に使われているの?

次は「出ていくお金」を見てみよう。

 

令和7事業年度の小樽商大の業務費用は、約28.8億円でした。

その中で一番大きいのが、人件費の約18.8億円。

業務費用全体のおよそ65%、つまり約3分の2を占めています。

 

大学では、授業や研究を行う教員だけでなく、学生生活を支える職員、図書館や情報システムを支える職員など、たくさんの人が働いています。

大学の教育や研究は、「人」によって支えられているんだね。

 

そのほかには、

・教育経費 約5.1億円
・教育研究支援経費 約1.9億円
・研究経費 約1.5億円
・一般管理費 約0.9億円

などがあります。

 

「教育経費」は、授業や学生の教育に必要となる経費。

「研究経費」は、教員などが研究活動を行うための経費。

そして「教育研究支援経費」は、図書館や情報システムなど、教育・研究を支えるための経費です。

普段、何気なく使っている教室、図書館、ネットワーク、さまざまな設備。

こうした学ぶ環境も、大学の財政によって支えられているんだ。

 

授業料だけで大学を運営できるの?

ここで、少し数字を比べてみよう!

小樽商大の業務費用は約28.8億円。

一方で、授業料・入学料・検定料などを含む学生納付金収益は約13.4億円です。

単純に比べると、学生納付金収益は業務費用の約46%。

 

もちろん、これは「学生が大学の費用の46%を負担している」という意味ではありません。

国立大学法人の会計には独自の仕組みがあり、会計上の収益と実際の現金の出入りも必ずしも同じではないからです。

 

それでも、この数字を見れば、大学の教育や研究は学生納付金だけではなく、

国からの運営費交付金や補助金、寄附金、研究に関する収入など、さまざまな財源によって成り立っていることが分かるね。

 

大学が持っている「財産」も見てみよう!

財務諸表では、1年間のお金の出入りだけではなく、大学が持っている資産も見ることができます。

 

令和8年3月31日現在、小樽商大に帰属する資産は、財務諸表上で約67.1億円。

主なものは、

・建物 約31.4億円
・図書 約21.7億円
・土地 約10.0億円
・構築物 約1.7億円
・工具器具備品 約1.0億円

となっています。

 

ここで注目してほしいのが……

📚 「図書」が約21.7億円!

 

大学の資産というと、土地や校舎を思い浮かべる人が多いんじゃないかな?

でも、商大では、図書が財務諸表上で約21.7億円の資産として計上されています。

商大の図書館には、2026年3月31日現在で49万9,636冊の蔵書があります。

 

大学にとって本や学術資料は、授業や研究を支える大切な財産。

「大学の資産」と聞くと土地や建物をイメージしがちだけど、図書もこんなに大きな割合を占めているのは、大学らしくて面白いところだね!

 

ちなみに、ここで紹介した建物や土地などの金額は、財務諸表に記載されている会計上の金額です。

売った場合の価格を表しているわけではないので、その点には注意してください。

また、現金・預金など一部の資産は「法人共通」として計上されています。

そのため、約67.1億円という数字は、北海道国立大学機構のすべての資産額ではなく、小樽商大に帰属するものとして財務諸表に計上されている資産額なんだ。

 

数字を見ると、大学の姿がちょっと違って見える?

ここまで、小樽商大の

「入ってくるお金」
「使っているお金」
「持っている資産」

を見てきました。

 

学生さんからいただく授業料などのお金。

国からの運営費交付金や補助金。

企業などとの研究から得られるお金。

卒業生や地域の皆さんなどからいただく寄附金。

 

こうしたさまざまな財源が、授業や研究、学生支援、施設、図書館、情報環境などにつながっていることが分かります。

 

普段キャンパスで過ごしていると、

「この教室を維持するのにいくらかかっているんだろう?」

「大学のお金はどこから来ているんだろう?」

なんて、なかなか考えないよね。

でも、数字というちょっと違った角度から大学を見てみると、いつもの商大が少し違って見えてくるかも!

 

 

今回使った資料はこちら!

国立大学法人北海道国立大学機構
「第22期事業年度(令和7年度)財務諸表」

附属明細書
(19)「開示すべきセグメント情報」18ページ
「小樽商科大学 商学研究科・商学部」の欄

小樽商科大学
「データで見る小樽商科大学」

図書館の蔵書数
49万9,636冊(2026年3月31日現在)

※本文中の億円表示および割合は、財務諸表に記載された千円単位の数値をもとに、読みやすいよう四捨五入しています。

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