CLOSE

学長メッセージ

ごあいさつ

学長 江頭 進

学長 江頭進

小樽商科大学は、北海道において二番目に長い歴史を有する国立大学として、100年以上にわたり、地域社会と日本経済を支える数多くの人材を輩出してまいりました。本学は創立以来、「実学」を重んじる伝統のもと、社会に向き合い続けてきた大学です。

現在、日本は、これまで人類が経験したことのない、先進国における急速な人口減少という課題に直面しています。この問題に対しては、移民の拡大やAIの活用など、さまざまな対応策が議論されています。しかしながら、こうした技術的・制度的対応のみに偏り、社会の本質的な構造を見誤るならば、問題の根本的な解決には至りません。

人口減少社会であるからこそ、私たちは社会そのものと真正面から向き合う必要があります。そのために不可欠なのが、現実の社会を多面的に捉え、課題の本質に迫る社会科学の知です。本学は、この社会科学の力をもって、時代の課題に応える教育と研究を推進しています。

とりわけ本学では、人口減少の問題を「地域間における教育機会の格差」という観点から捉え、「2030年までに高等教育に触れることのできない北海道民をゼロにする」という目標のもと、「ユニバーサルユニバーシティ構想」を推進しています。全道各地に設置したサテライト拠点を通じて、地域に暮らし、働きながら大学教育やリカレント教育を受けられる仕組みを構築しつつあります。

これからの北海道においては、地域に根ざした人材の育成こそが、社会の持続と発展の鍵を握ります。本学は、その中核として、地域とともに新たな価値を創造していきます。

小樽商科大学はこれからも、北海道における新たなフロンティアの開拓に挑み続けるとともに、新しい時代の日本を担う人材を育成する拠点として、その使命を果たしてまいります。


資料
請求