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ビジョン・戦略

ビジョン2016‐2021

北海道経済の発展に寄与する「グローカル人材」を育成する

グローカル人材とは…グローバルな視野のもと、地域の視点から考え行動できる人材


戦略

上記のビジョンを達成するため、第3期中期目標期間(2016年‐2021年)は、3つの戦略に基づき、取組を推進していきます。

戦略1 新たな教育課程を構築し、グローカル人材を育成する

本学は、「ビジネスに国境なし」との考え方から、語学教育に力を注ぐとともに、卒業生からの大きな財政支援の下で留学環境を整備しています。また、小樽や近隣の市町村においても、地域コミュニティの中核的な存在として、地域に根差した教育を展開してきました。

このような本学の特徴を生かし、2015年度には、4学科の主専攻にプラスして取り組む「グローカルマネジメント副専攻プログラム」を導入し、2021年度には本プログラムをさらに発展させた主専攻プログラム「グローカルコース」を導入することとしました。

今後は、地域経済が求める「グローバルな視野で地域の問題を解決できるグローカル人材」を育成するため、地域の産業界や他大学等と連携した新しい教育環境を創造していきます。

戦略2 ビジネス開発プラットフォームの構築により、北海道経済の活性化に取り組む

本学は、創立以来100年にわたり、産業界や他大学等にさまざまな人材を送り出すとともに、強力なネットワークを築いてきました。また、経営系専門職大学院アントレプレナーシップ専攻では、北海道経済の活性化に向けたビジネス教育を行っています。

今後は、本学が持つビジネス教育のノウハウとネットワーク基盤となる連携体制「ビジネス開発プラットフォーム」を構築し、地域課題研究やビジネス研究を推し進めるとともに、経営人材育成プログラムを開発・推進することで、北海道の地域再生・活性化を図ります。

戦略3 アクティブラーニングの拠点として、新たな教育方法を普及・展開する

本学は、学生自身が強い動機と主体的な態度を持って学びに向き合うアクティブラーニングを実現するための教育改革を推進しています。

建学以来培ってきた実学教育の精神を基礎としつつ、多様な現代社会の課題を題材としたPBL教育の全学導入、先端的ICTを活用した反転型学習と多方向コミュニケーションによる協調学習、対面教育とコンピュータ支援学習を組み合わせたブレンデッドラーニングによる実践的外国語能力の向上など、多様で先進的なアクティブラーニング手法の開発と検証を進めており、2015年度に第12回日本e-Learning大賞「アクティブラーニング部門賞」を受賞するなど、社会から高い評価を得ています。

本学では、さらに加速度的に拡大・深化させて学部・大学院教育の質の向上とグローカル人材育成を図るとともに、他大学等と連携してその成果の普及に努めます。


グローカル人材育成に向けた近年の取組

2011年~ 実学教育推進のため、アクティブラーニングに対応した学修環境の整備
2013年~2018年3月 文部科学省「地(知)の拠点整備事業(大学COC事業)」に採択 後志地域を中心に地域振興策を展開
2013年8月 小樽商科大学「NO.1グローカル大学」宣言を実施
2014年4月 文部科学省が「国立大学改革プラン」の一環としてミッションの再定義の結果を公表
2015年2月 ディプロマポリシー、カリキュラムポリシーを制定
2015年 グローバルな視野で考え、ローカルな視点で行動できるグローバルリーダーを育成することを目的とした「グローカルマネジメント副専攻プログラム」(GMP)を導入
2015年4月~2020年3月 文部科学省「大学教育再生加速プログラム(AP事業)」の「テーマⅣ 長期学外学修プログラム(ギャップイヤー)」に採択
2015年4月 全学的な教育研究組織「グローカル戦略推進センター」を設置

第3期中期目標期間(2016年‐2021年)

2016年4月 新しいビジョン「グローカル人材育成」を掲げる
2016年4月 教育支援部門、グローカル教育部門、産学官連携推進部門、研究支援部門で構成される「グローカル戦略推進センター」が本格稼働
2017年3月(毎年度開催) 本学が求める人材像や教育内容等について学外有識者から助言を受け、大学運営に資することを目的とした「グローカル戦略推進センターアドバイザリーボード会議」を開催
2018年4月 新たな4つの副専攻プログラムを導入(経済学、ビジネス法務、経営情報、アカウンティング)
2018年4月 「クォーター制」の導入による学事暦改革(グローバル教育科目)
2019年 本格的な入学猶予制度「ギャップイヤープログラム」を実施
2021年(予定) GMPにおける教育効果を検証し、GMPを発展させた新たな教育課程として「グローカルコース(主専攻プログラム)」を導入予定

「No.1 グローカル大学宣言」

概要

文部科学省が公募した「平成25年度 地(知)の拠点整備事業」(以下COC事業)に本学が採択されたことを受け、2013年8月8日、小樽商科大学「NO.1グローカル大学」宣言をし、山本眞樹夫学長(当時)が記者会見を行いました。

COC事業において、道内国立大では唯一の採択校であり、これは、本学が地域再生拠点の大学として位置づけられたことを意味しています。

記者会見はICT環境の整った213AL教室で行われ、山本学長が、グローバル時代における地域(北海道)のマネジメント拠点として、教育、研究及び社会貢献の全てにおいて、大学の機能強化を図ることを宣言しました。

学長挨拶 「グローカル人材の育成」

100年以上の歴史を持つ本学においても本格的な国際交流が進められるようになったのは比較的最近のことです。まず1992年に小樽市の姉妹都市、ニュージーランドのダニーデン市にあるオタゴ大学と最初の協定を締結しました。それ以来、国際交流に力を入れ、現在、海外の協定大学は19カ国・地域、28大学にのぼります。また、1999年からは交換留学生に対して英語で専門科目などを教える短期留学プログラム(YOUCプログラム)を導入するなど、グローバル化に対応した教育と人材育成に努めてきました。

経済のグローバル化が進む中、2013年に本学は新たに「No.1 グローカル大学宣言」を行いました。グローカルとはグローバルとローカルをあわせた言葉です。この言葉はグローバルな視野を持ちローカル、すなわち地域、地元の視点に立って考え行動することを意味します。今後、活躍が期待されるのはこのようなグローカル人材であり、その育成を目指し、本学は新たな試みを始めました。

2015年度にはグローカル副専攻プログラムが導入され、毎年20名ほどが当該副専攻プログラムに所属しています。副専攻の導入にあわせ、グローカルマネジメント入門などの科目も新設され、多くの科目が英語で提供されるようになりました。一方、これと並行してローカルな視点を身に着けてもらうための地域密着型の授業も増えています。

グローカル副専攻プログラムを強力に後押しして頂いているのが「佐野力海外留学奨励金」です。この奨励金制度により短期語学研修制度も充実し、海外4大学にそれぞれ15名ずつ、計60名を毎年派遣してきました。短期語学研修を経験した後に協定大学への長期の派遣にチャレンジする学生も増えています。

2021年度からは「グローカルコース」が新設されます。20名の定員を設定し、入試についても英語及び日本語での口頭試問など新たな試みが盛り込まれています。同コースに所属する学生は初年次に留学が必須化されています。これまで以上に留学の機会が増えます。同コースでは、入学を1年間猶予され、その間、海外の大学で学ぶことができるギャップ・イヤー制度も導入されます。

人口減少や地域の疲弊が進む北海道の経済を再生するためには、世界と北海道を結びつけることのできるグローカル人材が今後ますます必要になります。本学はこれからも国内外での学びを通じて真のグローカル人材の育成に努めていきたいと思います。

国立大学法人小樽商科大学長 穴沢 眞


ミッションの再定義

文部科学省は、2014年4月8日に「国立大学改革プラン」の一環として、本学のミッションの再定義の結果を公表しました。ミッションの再定義とは、各国立大学と文部科学省が意見交換を行い、研究水準、教育成果、産学連携等の客観的データに基づき、各大学の強み・特色・社会的役割(ミッション)を整理したものです。

ミッションの再定義


Column 商大探舎 Vol.32

マルクス「資本論」自筆サイン入り初版本

1867年の発行以来、経済学と社会主義運動に大きな影響を与えてきたカール・マルクスの主著「資本論」。ドイツ語初版本は1000冊発行され、マルクスのサイン入りは世界で15冊確認されている。そのうち少なくとも4冊が日本に現存し、その中の一冊が本学附属図書館に。扉ページ横などに、友人や研究者の名前と謝辞、著者の自筆サインが書かれている。

マルクス「資本論」表紙

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