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商学科

世界に通用するビジネスの基礎となる学問

商学科とは

商学部の中の商学科であり、開学当時からの実践的な、企業のビジネス活動に関わること全般を扱う、伝統ある学科である。 商学、経営学、会計学という三つの講座に分かれているが、履修に関して垣根が設けられていることはなく、学生はいろいろな分野の科目を自由に選んで授業を受けることができる。 将来、企業で働くということを念頭に置くならば、仕事にも直結するような実践的な知見を得られる学科でもある。 商学という学問分野には、経済学にあるような、「古典」といわれるような理論が存在することは少ない。商業活動は、時代に合わせて変わっていくものであり、理論も制度もそれに合わせて常に変わっていくからである。 実際の企業活動も、時代や環境に合わせてダイナミックに変わっていかなくてはならない。理論的体系はあるが、それをどう実際に応用し、企業の利益に結びつけるかが常に問われている。それにはいろいろな考え方があり、多様な分野があり、研究は細分化されている。 科学的領域の科学とはソーシャルサイエンスの意味であり、いわゆる理系の科学とは違う。

 

商学科3つの講座

企業活動を軸としてアプローチ
商学は、激動の経済社会に最も近いプロフェッショナルの分野。 言葉こそ「商学」は古いように聞こえるが、実はビジネスの最先端の科学領域であり、 商学科は企業活動を軸としてアプローチする。 商学科には下記の3つの講座があり、商学科はこれらの講座を通して学生にビジネス世界の知識を提供し、学生とともに観察し、科学的分析を 試みるのである。学生はこうした理論的基礎を媒介として応用能力を磨くわけであるが、商学科は型にはまった実践人の養成のみに主眼を置いて いるわけではない。商学科の教科を学ぶなかでビジネス世界の豊富な歴史的経験を理解し、国際化、情報化の大きなうねりを乗り切る力と素養を 身につけ、広い視野を持った社会人として巣立つことを期待している。  

商学講座

企業がその活動を展開するには、流通や金融のシステム(制度)を最大限に利用し、マーケティングや貿易、金融、保険などの職能分野を統合することが不可欠である。それらは「商学講座」が専門に取り扱う領域である。商学講座の専門科目はこれら流通・貿易・金融などの分野の具体的な企業活動や制度を取り扱う。「商学」は生きた経済を科学するということなのである。

経営学講座

企業は変転極まりない競争経済にあってその活動の方向を見定め、戦略を展開する。そこにはグローバルな視野のもと、限られた資金や人材などの経営資源をいかに配分するかの経営者の意思決定が見られる。また、経営者は労使の協調対立のなか企業組織の効率的運営を図らなければならない。これらの問題を論じるのが「経営学講座」である。経営学講座では、現代企業の分析のためにバランスの取れた授業科目の提供に心掛けている。理論的、歴史的、実証的、国際的といった多面的な分析視角を養うことによって、学生一人一人の企業観を創りあげてもらうことが目標である。そのためにも各授業科目を通じて、企業への客観的な評価能力とともに、建設的な批判能力を養うことに努めてほしい。

会計学講座

経営者は情報ネットワークを通して自ら企業活動を計数的に把握し、それを経営用具として計画し統制するとともに、利害関係者に財務諸表の形で計数情報を提供する。こうした計数の世界、それが「会計学講座」の研究領域である。会計とは、組織の過去・現在・未来の活動を勘定と呼ばれる固有の単位を通じて認識・測定・記録・報告するシステムである。会計学講座は、そうした各種会計システムおよび当該システムを通じて生み出される各種会計情報の有効性を取り扱う研究領域であり、全国的に見ても類のないほど、比較的各種の会計領域にわたって多数の教員を擁している。

目指す人材・求める人材

目指す人材・求める人材

商学科は、小樽高商以来の実践的教育を念頭に置きながら、ビジネス社会においてプロフェッショナルとして活躍できる人材の育成を目指しています。 商学・経営学・会計学の分野に高い関心を持ち、将来、プロフェッショナルとしてさまざまな事業の最先端で活躍したい、と考えている意欲あふれる学生を求めています。

授業の特徴

授業の特徴

ひとことで言えば、商学科では「ビジネスを行うための理論と方法」を学びます。ビジネスの主体には個人や公的組織など各種のものがありえますが、商学科では、特に「企業」における各種の活動(企業経営)をいかにすれば合理的に行えるかを考えることができるように、さまざまな分野(経営、流通・マーケティング、金融・財務、会計)からの理解と知識を学びとってもらいます。

このことのために、1年次から段階的に授業科目が配置され、3・4年次には、原則最大15名程度までを単位とするゼミナール教育(特定分野における掘り下げた教育研究)が行われ、最終的には、ゼミナールの成果として卒業論文の作成が求められます。

授業内容の紹介

  • 流通システム論I・II

    生産から消費への商品の流れは様々ですが、その根底には共通した原理があります。取引、市場、競争という重要な要因を中心として、商業の存在や発展、さらにネット通販の展開なども説明します。
  • マーケティング

    企業の市場戦略を分析する際の基本的な枠組みを明らかにし、それによって、受講生がマーケティングを見る目を養うことに重点を置きます。その際には、具体的な事例を交えながら、ビデオなども見てもらいます。
  • 経営管理論

    経営管理とは、経営者が企業の経営資源を活用し事業を有効に運営する方法についてであり、その良し悪しが企業の業績を左右します。この講義では、具体的な事例やトピックスを交えつつ、経営管理の理論や手法について学びます。
  • 財務会計論

    企業外部の利害関係者(投資者や債権者など)に対して、彼らが行う意思決定に役立つように、会計情報を有効に提供するためのシステムを明らかにします。近年とくに大きく変容している財務会計の各種の局面も取り上げます。
  • 金融システム論I・II

    近年の金融技術の進展や金融グローバル化の流れのなかで、不良債権問題から脱却し健全でかつ信頼のできる金融システムはどのようなものであるのかを、その全体的な姿と各種の金融市場について考えます。
  • 管理会計論

    企業内部において各種資源の最適配分に努める経営管理者に役立つ会計情報を提供するための、基礎的な理論と方法を考えます。具体的には、企業内部での意思決定と業績管理に役立つシステムを取り上げます。
  • 労務管理論

    企業は人なりといいます。管理の要諦は、人材を育て活躍できるよう場を整えること。人的資源面の成功なしに長期的競争に生き残れる企業はありません。とはいえ、人のからむ問題はいつも複雑で、分析手法も多様にならざるをえません。ここでは、具体的トピックスを選び、それぞれに適した分析手法を学びます。

商学科の主な進路

金融・公務員・ITなど、あらゆる分野で活躍できるのが商学科の強みです。

金融業・保険業
情報通信業
公務員
製造業

Column 商大探舎 Vol.5

ビリケン山

開学翌年(明治45年)には野球部が創設されるなど、様々な運動部が生まれていた。大正になり、1914年に相撲部ができた。15年4月には有望な新人が加わり、「ビリケン山」と名乗った。末延一郎という学生で、新人歓迎相撲であっさりと5人抜きを達成した。ビリケン山の名は全道に知れ渡ったが、1917年末に退学した。ビリケン山が去ると、「ライオン山」「九州山」「地獄坂」らの力士が後に続いた。

ビリケン山(『小樽新聞』1916.4.16)

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