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エバーグリーンからのお知らせ

2020.10.07

令和2年度第1回講義:EG講座U30「これからの仕事/これからの働き方」

講義概要(10月7日)

 

○講師:

藤田 菜央氏(平成28年 商学科卒/ヤフー株式会社)

大野 匠太氏(平成28年 商学科卒/Amazonジャパン合同会社)

菅沼 康太氏(平成28年 商学科卒/サイボウズ株式会社)

 

○題目:「これからの仕事/これからの働き方」

 

○内容:

学生たちが近未来の自分を投影しやすい30歳前後の先輩が登壇する、「U30」(アンダー・サーティ)企画。あらゆる社会活動がコロナ禍のインパクトを受ける中で、今年は在京IT 企業で働く3人が東京からZoomで登場する。ビジネス現場でのコロナ禍のリアルな影響のさまや、業界の展望、そしてDX(デジタルトランスフォーメーション)の時代の働き方についてなどが語られる。10年後の自分を想像しながら、いま商大で学ぶことの意味と可能性を実感してほしい。

 

 

 

新しい働き方が見えてきた、IT企業の最前線

 

 

 

とにかく海外経験をよくばった商大時代

 

 

 

藤田 菜央 氏(平成28年 商学科卒/ヤフー株式会社)

 

 

 

 

 

私は現在、ヤフー株式会社でヤフーニュースの企画の仕事をしています。出身は幕別町で、高校2年生のときに一年間オーストラリアに留学しました。ですから英語の日常会話はできたのですが、商大に入ったとき、海外にもっとたくさん行って、働いてみたりもしたいと思いました。それで一年生の夏休みには、ロサンゼルスの貿易会社でアルバイトをしました。春休みにはすべて英語のツアーでヨーロッパを周遊。2年の冬休みには北海道庁のプログラムで韓国に行きました。2年の春休みには、カンボジアのレストラン企業のインターンに参加して、東南アジアの友人がたくさんできました。3年の春休みは商大のプログラムでベトナムへ。大津先生も関わった企画でした。そして4年の夏休みには、内閣府のプログラムで旧ソ連のラトビアに行きました。道庁とか内閣府とか、学生の海外交流プログラムにはいろいろなものがありますから、皆さんも情報収集をしてみると良いと思います。アルバイトも短期中期でいろいろしました。アパレル、塾の事務、大学のカフェなど。印象に残っているのは例えば、小樽のカーディーラーのイスラム系のセールスマンに日本語を教えたことがありました。小樽運河の清掃ボランティアや、留学生との交流なども楽しみました。勉強もバイトも、とにかく面白そうだな、と思ったことはどんどん積極的にやってみよう。そう心がけていた学生生活でした。商大に入学したとき、マーケティングを学びたいと思いました。それで選んだのが、猪口純路先生のゼミ。海外に行ったのも、広くいえばその一環で、ただの観光ではなく、実際に働いてみていろんなビジネスや価値観にふれてみたいと思ったのです。

 

リモートワークの日々でも、仕事内容は変わらない

 

 

 

さてヤフー株式会社で働いて5年目です。最初の勤務地は福岡で、ヤフーサイトの広告営業をしました。2年目3年目は広告メディアの営業で、それからヤフーニュースの営業。これはメディア各社に記事を提供していただく仕事です。そしていまはヤフーニュースの企画の担当で、サイトをよりよく改善していくためにいろいろな取り組みをしています。皆さんはきっとヤフーという会社についてある程度知ってくださっていると思います。大きく言うと、国内インターネット利用者のリーチランキングでナンバーワンの会社で、ニュースやコマース、エンターテインメントのほかに、金融・決済など幅広い分野で事業を展開しています。皆さんに直接ふれるサービスの数は100以上あります。そんな中で、今年のコロナ禍での仕事がどのように変わっていったか—。結論をいえば、働く場所が会社から自宅になっただけで、やっていることはほとんど変わっていません。業務上の相談や調整はSLACKやメール、打ち合わせはZoom、社内の承認やクライアントとの契約などは社内システムや電子サインで。4月上旬の政府の緊急事態宣言以来、出社したのは実は一日だけです。仕事はフレックス制で、いままでは10時から15時までがコアタイムでしたが、10月からはコアタイムという枠が廃止されました。またコロナの前から弊社では、東京オリンピックを見すえて「どこでもオフィス」という、自宅などでのリモートワークをおこなう日がひと月で5日設けられていましたが、これが10月から無制限になりました。つまり毎日「どこでもオフィス」なのです。私は、仕事ではふたつのことを大切にしています。ひとつは、この仕事は藤田に任せたいと言われるように、まわりから信頼を得ること。そのためにスキルを磨きつづけたいです。もうひとつは、つねに挑戦すること。そのためには、物事に対する自分なりの価値観が定まっていなければなりません。価値観が定まれば、自ずと方向性が見えてくると思います。皆さんもそのことを少し意識してみてください。

 

 

 

<藤田菜央さんへの質問>担当教員より

 

Q ヤフーを志望した理由は? 学生時代からヤフーニュースには親しんでいましたか?

 

藤田

A 実はあまり使っていませんでした(笑)。就活でインターンに参加して、強く惹かれたのです。仕事現場を体験して、グローバルなビジネスを展開しながらも、地域から全国や世界とつながっていることが実感できました。そこに魅力を感じました。いまは、ヤフーニュースがどうしたらより社会に貢献できる価値を持つか、ということを考えながら仕事をしています。

 

 

Q コロナ禍で、留学したくてもしにくい状況が生まれています。留学を考えている後輩たちに、いましておくべきことなど、アドバイスをいただけますか?

 

藤田

A 高校のときに一度留学した私は、商大に入るまでのあいだ、オンラインの英会話レッスンなど、そんなにお金をかけなくてもできる海外への準備を続けていました。いまならネットでもっといろいろできることがあるはずです。調べてみてください。とにかくめげないで、いまできる準備をしっかりしておきましょう。

 

 

 

 

<藤田菜央さんへの質問>学生より

 

Q 海外経験は現在の仕事にどのように役立っていますか?

 

藤田

A 身につけた語学力は海外でのカンファレンスに出席するときなどに活きていますが、いろんな海外を経験した私が思うのは、日本の外に出ることは、やはり自分の視野を大きく広げてくれるということ。世界にはいろいろな歴史の文脈や価値観があることを、本からの知識からではなく、生身の人間どうしのコミュニケーションの中から理解できたことが大きいと思います。

 

 

 

 

必要に迫られて実現した短期留学

 

 

大野匠太 氏(平成28年 商学科卒/Amazonジャパン合同会社)

 

 

 

 

私はいま、AmazonジャパンのAmazonプライム・ビデオ事業部というところで仕事をしています。藤田さんと同じく、卒業して5年目です。2016年に入社が決まったとき、祖母にそのことを言うと「随分遠いところに行っちゃうんだねぇ」と真顔で驚かれましたが(笑)、いまでは祖母の世代にもAmazonという会社はかなり知られるようになっていると思います。私はごくふつうの商大生活をおくっていたと思います。ゼミは、藤田さんと同じくマーケティングの猪口ゼミ。実学重視の商大らしく、味の素(株)やホクレンなど実際の大企業が行っている事業を研究してマーケティングについて具体的な提案をするという、プロジェクト型の学びができました。サークルは、よさこいの「翔楽舞」。その機関誌やラジオ放送などにも関わりました。サークルでできた友人たちとは今でも交友が続いています。ビジネスの損得抜きでフラットに付き合える友人が貴重であることは、社会人になってわかったことでした。皆さんもぜひ心許せる友だちを作ってください。就活のとき、私のTOEICのスコアは実は600点に満たないものでした。その状態でAmazonの内定をもらったのですが、採用担当の方が、この英語力ではこの先きっと君の進路にはいくつも壁が立ち現れますよ、と言いました。これはマズイ! と思い、商大の「佐野力海外留学奨励金」を使って行けるマレーシアのマラヤ大学に短期(ひと月)留学をすることにしました。この制度は本来1、2年生が対象ですが、事務局に相談してお願いして、なんとか利用することができました。何ごともぶつかってみるものですね。とにかく生きた英語力をつけようと、ひと月間必死でした。結果として、目的と強い動機があれば何とかなるものだ、と思うことができました。さて、Amazonジャパンでの私の最初の配属は、販売事業者さん向けのコールセンターの管理部門でした。一般の購買者ではなく、販売事業者さんからのさまざまな問い合わせや相談に応えるわけです。1年目は、ジョブ・ローテーションでその部門のいくつかの現場を経験しました。2年目からは先輩とふたりで、コスト削減に関する部署を立ち上げる仕事しました。入社すぐコールセンターに関わることになったとき、クレームなども発生する現場ですから正直言って少し気が重かったのですが、経験していくうちに意識が変わりました。コスト削減の部署が生まれたのは、コールセンターの業務から問題点を吸い上げて、お客さまの疑問や不満が発生しないようにする取り組みの一環でした。それが効果的なコストカットになるわけです。さらに、「問題の特定→原因分析→改善」と進める業務改善というテーマは、企業においてとても汎用性のある世界です。そのためのスキルを身につけたことは財産になりました。去年の秋、私は社内公募制度を利用して、Amazonプライム・ビデオ事業部に異動になりました。現在はそこで、プライム・ビデオの配信や支払いに関連する業務の改善に当たっています。プライム・ビデオでは、コンテンツを買いつけて契約をして、それを配信するわけですが、一連の工程の正確さや効率をチェックしながら、必要に応じて改善策を動かすのが自分の仕事です。私がAmazonで働いてみたいと思った理由のひとつは、この社内公募制度にありました。自分が行きたい部署に、自分の意志で挑戦することができます。一般には建前上の制度としてこうした仕組みのある企業が多いと思います。でもAmazonでは公募を会社として推奨しているのです。映画が好きということもあり、業務改善の現場でつけた力をプライム・ビデオの仕事で応用してみたいと思ったのでした。

 

 

 

Amazonプライム・ビデオの現場で

 

 

 

ここでAmazonの概要をあらためて説明します。Amazonがアジアで最初に日本で本のストアをオープンしたのは2000年でした。その後本以外にもさまざまな商材を扱いはじめて、配送無料などの特典を打ち出したAmazon プライムの事業がスタートしたのは2007年。それからクラウドサービスや電子本Kindleの事業を立ち上げ、プライム・ビデオのスタートが2015年。2016年にはプライム会員向けの生鮮食品配送サービスAmazonフレッシュがはじまり、2017年にはスマートスピーカーAmazon Echoが発売されました。プライム・ビデオ会員のオプションサービスであるAmazonプライム・ビデオ・チャンネルは、2018年にスタートしています。デジタルトランスフォーメーション(DX)の流れは、映画の世界も大きく変えています。先ごろ(2020年秋)の業界調査では、有料映像サービスを楽しむ媒体として、映画館が36.6%(同じ調査でその前年では43.8%)。DVDなどのレンタルが21.5%(前年では24.6%)。そして有料動画配信サービスを利用する人が26%(前年では20.6%)となっています。日本での有料動画配信サービズのシェアをご覧に入れますが、Amazonプライム・ビデオは2020年の9月の業界調査で、NetflixさんやHuluさんを引き離して13%のシェアを持っています。業界では現在、魅力あるコンテンツの獲得や、独占配信という企画にしのぎを削っています。

 

 

 

コロナ禍で私の仕事はどうなったか。

 

 

Amazonは学校に行けなくなった子どもたちのために、提携している各社に協力をいただきながら厳選したキッズコンテンツを無料公開して、好評をいただきました。プロジェクトを立ち上げて公開まで、弊社ならではのスピード感を活かした、「地球上でもっともお客さまを大切にする企業をめざす」という企業理念に合致したプロジェクトだったと思います。

 

 

 

最後にPRを!

 

 

弊社ではプライム・スチューデント会員として、映画や音楽や本など、通常の会員価格の半額くらいの設定でさまざまなサービスを提供しています。これをご縁に、ぜひサイトを覗いてみてください。どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

<大野匠太さんへの質問>担当教員より

 

 

Q 就活でAmazonジャパンに惹かれたのには、どのような要因がありましたか?

 

 

大野

A eコマースで世界ナンバーワンの企業ですから、その理由や現場の中味を知りたいと思いました。またいま言ったように、社内の部署間の移動がきちんと制度化されていて、自分次第でいろいろな現場を体験できることを魅力に感じました。採用で私が選ばれたポイントを考えると、Amazonには「地球上で最もお客様を大切にする企業であること」という理念がありますが、私は採用面接でそれらに対して、現場ではそうした理念がどう活かされているか、ということをひとつひとつ聞いたり、それらに対する自分なりの意見を述べました。そうしたことが認められたのではないかと思います。そんなふるまいが自然にできたのは、やはり猪口ゼミで鍛えられたおかげだと思います。

 

 

 

<大野匠太さんへの質問>学生より

 

 

Q ご自分のこれからのビジョンをどのように考えていますか?

 

 

大野

A 現在の仕事は、大きく言って業務改善の分野になります。これから部署が変わっていっても、業務改善というテーマはどんな現場でも重視される普遍的なスキルや発想のもとになります。ですからこの分野の力をさらにつけていきたいと思います。もとより定年まで勤めるという発想はないので、そうする中で、転職を含めて将来の進路が自ずと見えてくると思います。学生時代は、企業人でいるよりもはるかに自分の自由時間が持てます。とはいえ、意識づけがないとあっという間にすぎてしまうでしょう。皆さんに言いたいのは、やりたいこと、挑戦したいことと出会ったら、そこに集中してがんばってみた方が良い、ということ。そのためには何を選んでなにをしないか、流されずに真剣に考える必要があります。

 

 

Q 新型コロナウィルスの影響はどんなところに出ていますか?

 

 

大野

A オリジナルのコンテンツなど、作品の制作スケジュールが世界中で大きく狂いました。さらにそうした状況下である意味驚かされたのは、「Amazonプライムと劇場で世界同時公開」という作品が生まれたこと(行定勲監督「劇場」)。ついにそんな時代になったんだな、と感慨深いものがありました。同じ職種の世界各国の社員たちと日常的に英語でコミュニケーションを取っていますが、世界の新しい動きにつねにキャッチアップしていかなければならないと思っています。

 

 

 

 

ロシア語に惹かれたことから広がった商大生活

 

 

菅沼康太 氏(平成28年 商学科卒/サイボウズ株式会社)

 

 

 

 

皆さんこんにちは。サイボウズ株式会社に2016年入社した菅沼康太です。今日の3人は、それぞれ入社の年度が同じですね。私は函館出身で、商大では2年生の途中まで輝光寮で生活しました。学生時代は料理サークルなどをゆるめに楽しんで、家庭教師やコンビニなどでアルバイトをしました。入学したとき、私は第二外国語をしっかり学ぼうと思いました。それで中国語に申し込んだのですが人気がありすぎて取れず、ならば、とロシア語にしました。そんな始まりでしたが、最初の授業のときからぐんぐん惹かれて、ロシアに短期留学しようと決めました。それで1年生の夏休みに3週間、協定大学であるウラジオストクのロシア極東連邦総合大学に留学しました。それから今度は10カ月の交換留学でまたウラジオストクに行って、ロシア語検定の第二レベル、ロシアの一般の大学に入れるくらいの力をつけました。ロシアでの、各国の学生が集まる模擬国連という催しにも参加しました。これは英語での国際交流ですが、学生時代に合計3度ロシアに行きました。就活ではそうした経験を活かして、海外とのビジネスを行う商社やメーカーをまわったのですが、ある逆求人型の就活イベントに参加したことをきっかけに、若い会社が多いサイトを見るようになりました。そしておのずとIT業界に興味が湧いてきました。そこでサイボウズと出合い、ここで働きたい!と思ったのです。学生時代の私は、面白いと思ったこと、興味を惹かれたものには、とにかく「行動しよう!」と思っていました。チャンスをフル活用していろんな挑戦がしたかったのです。家は母子家庭で、それほど余裕のある暮らしではありませんでした。でも、緑丘会と国の奨学金制度を活用して留学することができました。気持ちがあればなんとかなる。皆さんにもそんなふうに思ってほしいと思います。

 

 

 

コロナ禍が加速させるデジタル・トランスフォーメーション

 

 

 

サイボウズという会社は、ヤフーやアマゾンに比べるとあまり知られていない会社だと思います。(いま1年生メインの皆さんに対するmanabaのアンケートを取りましたが、17%でしたね)ひと言で言えば「グループウエア」の開発と販売、そして運用をしている会社です。創業は1997年。3人で立ち上げましたが、私が入った2016年には500人くらい。いまは全体で約千人を数えるまでに成長しました。正社員の平均年齢は34.6歳と若く、連結売上は約134億円。東京本社をベースに、札幌を含む全国8カ所の拠点があり、海外にも中国、台湾、ベトナム、アメリカ、オーストラリアに展開しています。サイボウズの企業理念は、「チームワークあふれる社会を創る」というもの。これをもうすこし具体的に言えば、企業活動のあらゆる情報を共有して整理することで、その企業のチームワークを高めていきます。グループウェアとはそのためのシステムソフトウェアなのです。商品名としては、中小企業向けのグループウェア「サイボウズOffice」、大企業向けの「Garoon」などがあり、いまグローバルに力を入れているのが、「kintone」という業務アプリの構築クラウドです。従来のシステム開発では高度な技術をもったプログラミングが必要で、つまり大きな予算と時間が不可欠でした。しかしこのkintoneでは、ドラッグ&ドロップでパーツを組み合わせることで、簡単にシステムを作ることができます。これを「ノーコード・ローコード」と言いますが、私たちはこの新しい分野の先頭グループを走っています。これらの商品を営業するのが私の仕事ですが、大手商社やIT企業からなる販売・提携パートナーさんたちも重要な存在です。私はパートナー向けに販売施策を練って提案してそれを実行したり、パートナーさんのための勉強会を企画・実施しています。さらに、お客さまへ直接製品の提案も行います。弊社とパートナーさん、お客さまと、三者ウィンウィンの関係を築くことが目標です。さてコロナ禍での私の働き方ですが、基本は在宅です。3月以降出社したのは5回ほど。クラウドサービスをフル活用して、バーチャルオフィスに出社しながらふつうに仕事をしています。出社しなくても仕事はできるということが実感できていくにつれ、いろんな企業がそうでしょうが、私たちの会社でも働き方や住まい方が変わりつつあります。そしてグループウェアを提供する弊社にといっては、リモートワークの流れは力強い追い風です。自社内でサーバーや通信回線、付随するサービスなどを揃えて運用することを「オンプレミス(on-premises)」といいますが、これに対して、そうした機能をインターネット経由で利用できるのが「クラウドサービス」です。コロナ禍でクラウドサービスの需要はいっそう高まっています。弊社が軸を置くクラウドの市場は右肩上がりの成長を続けています。またコロナに対応する各自治体のための仕事も私たちのマーケットになっています。例えば保健所や病院の事務の負担を軽くする管理システムを大阪府さんと開発しました。私は来年から台湾支店に赴任する予定です。ロシアからは遠いですが(笑)、海外で仕事をしたかったので、この新たな一歩にワクワクしています。

 

 

 

<菅沼康太さんへの質問>教員より

 

Q 留学先に非英語圏を選んだ動機は? ロシアに行ってどんなことが学べましたか?

 

A 菅沼

ロシア語を選んだのは端的に言って、英語圏ではいろんな意味でライバルが多すぎると思ったからです(笑)。就活ではロシア語の能力は直接は役立ちませんでしたが、日本では話者の少ない言葉ですから、その希少性はこれから活きてくると思います。

 

 

Q ソフトウェア業界では名高い企業ですが、一般の人にはあまり知名度のないサイボウズという会社を選んだのも、菅沼さんのそういうセンスが関係していますか?

 

A 菅沼

はい、逆張り志向ですね(笑)。皆さんにアドバイスめいたことを言うと、今現在の企業の姿より将来の姿をちゃんと予想できる会社を選ぶと良いと思います。5年前の私は、この会社の将来性はとても大きいな、と確信できましたし、実際に働いてみてそれは実感できています。

 

 

Q 菅沼さんは営業職ですが、「自分には営業は無理、営業はしたくない」、となんとなく考えている学生が多いのも事実です。仕事の面白さややりがいを教えてください。

 

A 菅沼

学生時代の私にとっても、営業という仕事はハードルが高いイメージでした。商品を、たいしてほしくもない人(会社)にむりやり売る、といったイメージがありましたから。でも弊社では個人の数字のノルマはありません。営業はすべてチームワークです。さらにそれ以前に、そもそも営業は、お客さまの課題を解決する仕事です。これはモノづくりなどいろんな分野に共通することですね。自社商品に自信を持って働いてみて、私もそのことに気づきました。

 

 

 

<菅沼康太さんへの質問>学生より

 

 

Q 個人ではなくつねにチームで仕事をするということに興味を持ちました。もう少し説明していただけますか?

 

菅沼

A いまも言いましたが、売り上げ目標の個人ノルマはありません。すべてチームで取り組んで、チームで結果を出します。担当するクライアントとのメールのやりとりも、基本的にすべてチームで共有します。また、例えば上司のお子さんが熱を出して、上司が朝出社できない、という状況もあります。そんなとき、予定に入っていたクライアントとの打ち合わせには部下が行ってフォローする、ということも珍しくありません。上司とのフラットな関係が活きてきます。そして弊社の企業文化の根底にあるのが、社内に秘密がないことです。プライベートなことや株式のインサイダー取引に関すること以外は、情報は公明正大に全社的に共有されています。そのことも全社のチーム力をアップしていると思います。

 

 

 

Q これからの目標は何ですか?

 

 

菅沼

A 来年、リーダー職として台湾に赴任します。採用など、マネージメントに関わる新しい仕事も担いますから、チームをマネージする力をつけていきたいと思います。将来ほかの会社に移っても、そこで役立つような幅広い力をつけたいと思います

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