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令和7年度学位記授与式特設ページ

A Graduation Ceremony 2025 AY

令和7年度 学位記授与式

写真撮影:写真部(商学科3年藤岡さん、社会情報学科3年城山さん、商学部1年関口さん)

学長 告辞

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皆さん、卒業そして修了、誠におめでとうございます。本学の教職員を代表して、心よりお祝いの言葉を送りたいと思います。また、保護者の皆様のお慶びは、いかばかりかと拝察いたします。
今日、商学部を卒業される皆さんの多くは高校生時からコロナ禍の影響を受けてきたと思います。大学入学後もオンライン授業が続き、その対応に戸惑うことも多かったと思います。クラスや部活、サークル活動で友人とともに時間を共有することも大きく制限されました。激変する環境に翻弄されることもあったと思います。しかし、それらの変化を乗り越え、卒業される皆さんに対し改めて敬意を表したいと思います。
皆さんが入学された2022年は本学が帯広畜産大学、北見工業大学と経営統合し、北海道国立大学機構を創設した年であります。皆さんのなかにも帯広畜産大学や北見工業大学から配信された授業を履修された方もいると思います。三大学経営統合の目的の一つが文理融合、異分野融合教育の促進です。三大学間の授業の相互配信により、その成果は着実に実を結びつつあります。

今、社会は大きく変化しています。我が国は少子高齢化、長期的な経済の低迷と経済の東京一極集中、社会的、経済的な格差の拡大、DX分野の遅れなどに直面し、すぐには明るい展望を見出すことはできません。特に我々が住む北海道においては人口減少、地方経済の疲弊が急速に進んでいます。特に近年、物価高騰が続く中、賃金の上昇がこれに追い付いていません。さらに円安や原油価格の急騰など、今後の生活への不安材料が増えています。
古い世代の記憶にある高度経済成長やバブル期の経済成長は過去のものです。これまでとは異なる、新しい社会や経済の在り方を模索する必要があります。若い皆さんの、既存の常識にとらわれない、自由な発想が今後の日本の浮沈のカギを握っているといえます。

日本のみならず、世界も大きく変化しています。イスラエルと米国のイラン攻撃により、国際社会の緊張感は一気に高まりました。ロシアのウクライナ侵攻から4年以上がたちましたが、依然として出口が見えない状況にあります。米中関係や日中関係も先行きが不透明です。かつてないほど、国際情勢は緊迫しています。現在の不安定な国際情勢が今後どちらの方向に進むのか注意深く見守る必要があります。皆さんには是非、身近な問題だけでなく、このような国際情勢にも敏感であってほしいと思います。我々は否応なしに世界とつながる時代に生きているのです。
今や、世界のビジネスシーンでは英語が共通語となっています。海外ではビジネススクールを出た人材を含め、大学院を修了した人材が増え、高学歴化が進んでいます。この面でも日本の遅れが明らかになっています。日本の一人当たりGDPはOECD加盟38か国中24位にまで下がりました。アジアで最も豊かな国はシンガポールです。また、日本人の賃金水準は韓国や台湾などの近隣諸国にも劣るようになりました。特に管理職レベルの賃金水準は10年以上前からアジアの中でも大きく後れをとっていました。賃金水準のみならず、世界で求められている人材と、日本において求められる人材像の乖離も問題です。これは世界と日本の経済の実態の反映でもあります。

生成AIの登場などにより、ビジネスにおいて必要とされるスキルは急速に変化しています。現在、社会人のリカレント教育、リスキリングが叫ばれています。我が国における社会人教育は残念ながら海外に比べ、遅れていると言わざるを得ません。制度的な問題もありますが、この遅れを甘受するのではなく、皆さんには是非、継続的に自ら学ぶ姿勢を身につけて頂きたいと思います。社会に出ると大学時代以上に「学び」が必要となります。職業に直結する「学び」だけではなく、人格、教養を高める「学び」も不可欠です。常に高い目標を持ち、それに向けて、たゆまない努力を継続していただきたいと思います。社会は常に変化しています。変化への対応力は継続的な「学び」からのみ得られるものです。

コロナ禍で薄れた人と人との結びつきは対面の増加とともに戻ってきています。しかし、そのつながり方はこれまでとは異なるものかも知れません。時代やコミュニケーションの手段が変わろうとも人間は一人で生きていけないことに変わりはありません。また、人は自分自身のアイデンティティをその帰属する組織や社会に求めます。皆さんはこれまで小樽商科大学の一員でありました。これからは本学の卒業生として社会に出て行かれます。

本学の卒業生で構成される緑丘会は、おそらく日本で最も強いきずなを持った同窓会の一つであると思います。2011年の創立110周年記念募金では、コロナ禍で困窮した学生のために急遽募金の目標を1500万円上積みしていただき、いち早く学生に奨励金を支給することができました。また、1億円を超える110周年の募金は学生の皆さんの課外活動などに活用されています。それのみならず、TOEICの受験料の補助、国際交流、就職セミナーなど毎年様々な支援をいただいており、皆さんの学生生活をより豊かにするために活用されています。

本学の115年の歴史は大学のみならず、卒業生とともに積み上げてきたものであります。それは世代間のバトンの引継ぎでもあります。皆さんには卒業後も同窓会組織を通じて本学とともに歩んでいただきたいと思います。大学そして同窓会は常に皆さんのサポーターであり、皆さんのアイデンティティの根底にあり続けます。
最後になりますが、皆さんは限りない可能性を秘めています。若さは力です。自分自身を信じ、力強く未来を切り開いていただきたいと思います。皆さんの健康と幸多き未来を祈念して、私の挨拶を終わります。

令和8年3月18日 国立大学法人 北海道国立大学機構

小樽商科大学長 穴沢 眞

北海道国立大学機構理事長 祝辞(ビデオメッセージ)

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北海道国立大学機構 理事長

長谷山 彰

緑丘会理事長 祝辞

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卒業生の皆さん 本日はご卒業、誠におめでとうございます。 皆さんがこのよき日を迎えられましたことを、小樽商科大学の同窓会組織である緑丘会ならびに後援会を代表し、心よりお慶び申し上げます。 また、今日に至るまで皆さんを支えてこられたご家族、関係者の皆さまに対しましても深く敬意を表します。
皆さんの大学生活は、社会が大きく変動する時代と軌を一にしていました。新型コロナウィルスによる未曾有の混乱、国際情勢の緊張と不安定化、物価上昇、さらにはデジタル化やAIの急速な進展。「先が見えにくい時代」という言葉は、もはや比喩ではなく、私たちが直面する現実そのものであります。そのような環境の中にあって、皆さんは自ら問いを立て、学びを深め、本日ここに立っておられます。

とりわけ近年、デジタル技術やAIの進化は、社会・経済の構造のみならず、人間の働き方や思考様式そのものにまで影響を及ぼしています。AIは単なる効率化の道具ではありません。人間の知的活動を拡張し、新たな発想と価値創造を加速させる存在へと進化しつつあります。 これからの社会において、AIは人と対立する存在でも、主従の関係に置かれるものでもありません。人とAIがそれぞれの強みを生かしながら協働し、ともに高め合い進化していく関係となっていくでしょう。

そして、技術が高度になればなるほど、人間にしか担い得ない役割の重みは一層増してまいります。 それは、他者の痛みや喜びに心を寄せる共感力。正解のない問いに向き合い、自ら問い続ける力。異なる価値観を尊重しつつ対話を重ね、新たな意味や価値を創出する力。 そして何より、社会に対する倫理観と責任です。
これから社会で求められるのは、単に知識を多く備えた人材でも指示を正確に遂行する人材でもありません。変化を前提に思考し、学び続け、自らの価値を社会に提供し得る人材です。

皆さんがこれから社会人として歩みを進めるにあたり、是非心に留めて頂きたいことがあります。 それは、「会社や組織のために自分の人生がある」のではなく「自分の人生の中に仕事がある」という視点です。目の前の仕事に真摯に向き合うことはもちろん大切です。 同時に「自分は何を大切にしたいのか」「どのような人間でありたいのか」という問いを、折に触れて自らに投げかけてください。その問いこそが長い職業人生において皆さんを支える確かな軸となるはずです。

もう一つ、大切にしてほしいのが「人とのつながり」であります。デジタル化が進展する時代であるからこそ、対面で築かれる信頼や、人と人との結びつきの価値はむしろ高まっております。多様な価値観を尊重し、まず相手の言葉に耳を傾けること。「違い」は「間違い」ではないという姿勢を持つことです。それが、結果として皆さん自身の視野を広げ、成長を促すことにつながっていきます。

我が商大は1911年に小樽高等商業学校として設立されました。以来115年の歴史を刻んでいます。商大は国内最小規模の国立大学であり、同窓生の数も決して多くはありません。 しかし、「北に一星あり、小なれどその輝光強し」と高く評価されるように多くの卒業生が、各界において確かな存在感を示してまいりました。皆さんも本日より、その歴史と伝統を受け継ぐ一員であります。

公益社団法人緑丘会は商大の同窓会組織であります。小さな大学だからこその絆の強さが緑丘会の特徴です。世代を超えて同窓生が集い、交流・親睦を深めるとともに、大学や在学生への支援を行っています。 緑丘会には、世代や分野を超えて、皆さんを温かく迎える多くの先輩方がいます。困ったとき、悩んだとき、新しいことに挑戦したいとき、どうか遠慮なく声をかけてください。必ずや親身になって話を聴き、力強く支えてくれるはずです。

結びにあたり、皆さん一人ひとりが志を高く掲げ、自らの道を切り拓き、社会に信頼される存在として大いに活躍されることを心より願い、エールを送ります。 本日はご卒業、誠におめでとうございます。           

公益社団法人緑丘会理事長

幸坂眞也

 

同窓会「緑丘会」の紹介

本学卒業生の同窓会であり、大学の行うキャリア開発教育に対する支援及び関連事業の運営支援、並びに就職支援事業の企画・運営、資金支援等を通じて、青年産業人材の健全な育成に寄与することを目的としています。
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この度はご卒業、ご修了、誠におめでとうございます。 先ずは本日学位記授与式が盛大に挙行されました事、心よりお慶び申し上げます。学生の皆さんもご父兄も感慨深いものを感じていることと思います。 そして、学生の皆さんは新しい生活に向けてさぞかし期待に胸を膨らませている事でしょう!
是非、母校のプライドを胸にそれぞれの目標に向かって新生活で活躍されることを心より願っております。 令和5年1月に「緑輝星」という学生サークルが発足されました。皆さんの中には存在をご存じの方もおられるかも知れませんが、このサークルは学生と同窓会を結ぶことを主な目的として結成されました。卒業された諸先輩が学生の皆さんを物心ともに支援させて頂いていており、同窓会の存在を広めてもらう事が大切なミッションです。 皆さん、秋ごろになると思いますが、緑輝星が主催するホームカミングパーティーには是非ご参加下さい。 これからお話する内容がこの「緑輝星」の使命にも大いに関係する内容なので紹介させて頂きました。
さて、この機会に同窓会である緑丘会について3点と、お願いを1点伝えさせて頂きます。 いずれも皆様に是非知って頂きたい事柄ですのでお聴きいただきたいと思います。

1点目は、あまり実感していないかと思いますが、既に皆さんは同窓会(緑丘会)の賛助会員だということです。ほとんどの方に入学時にご父兄から緑丘会の会費を納めて頂いております。 納めて頂いている内訳は、在学中4年間と卒業後3年間の⑦年分の会費です。 すでに、年2回、2月と8月に会報「緑丘」が届いていると思いますが、それは会費を納めている皆さんが緑丘会の会員であるという証なのです。 卒業してから3年間は会費を納めなくて良い期間ですが、卒業4年目からは、新たに年間4千円を納めて頂く必要があります。 卒業して3年の間に皆さんの心の支えとなる緑丘会の活動に興味を持っていただき、その後も忘れずに会員を継続して頂くことを切にお願いする次第です。
2点目は、緑丘会は、国内に24支部、海外にも支部があり、社会人に有益な各種イベントを実施しています。 転勤等で勤務地やお住まいが変わっても、その土地その土地で同窓会ネットワークに参加していただき、人脈の形成や生活の糧に活かしていって頂きたいと思います。 各支部の情報や各種お知らせは緑丘会のホームページや会報、またSNSにも掲載しておりますので是非ご確認下さい。不明な点は東京池袋にある緑丘会本部までお問合せ下さい。
3点目は、卒業生からの会費が何に使われているのかです。主なものを簡単に紹介します。 まずは、在学生へTOEIC受験料を助成しております。 皆さんの中にも、TOEIC・IPテストを受けられた方が大勢いらっしゃると思います。 また、就職活動も支援しております。就職相談室の相談員派遣、卒業生の方に実社会の経験を卒業生から講義していただく正課科目エバーグリーン講座、就活のための企業等セミナーの費用も助成しております。 もう一つの同窓会組織であり寄付金を基に運営している小樽商科大学後援会からは派遣留学生や語学留学生に対する奨学金の助成等も行っております。 このように卒業生皆さんからの年会費や寄付金は学生の為に使われていることを十分ご理解下さい。

最後に1点、とても大切なお願いがあります。 このあと皆さんは食堂などで学位記と資料を受け取りますが、資料に同封しております「緑丘会登録票」のQRコードから皆さんのアドレスなどの情報の入力をお願い致します。 入力送信を行って頂いた方にはアマゾンのギフトカードを送りますのでご協力をお願い致します。 後日での入力でも構いませんが、なるべく速やかな入力をお願いします。 同窓の先輩方が会場で声掛けをさせて頂きますので宜しくお願い致します。 これが皆さんと同窓会を繋ぐ唯一無二の大事な生命線である事を是非ご理解頂きご協力をお願いします。 また、その後も住所やアドレスの変更があれば緑丘会本部までお知らせ下さい。 提出いただいた登録票は基本的に皆様への連絡・行事案内等以外には使用しませんのでご安心ください。
最後になりますが、皆さんの先輩達はお世話になった大学への恩返しとして学生への支援を行っております。今度は皆さんがそのような気持ちで後輩学生を是非支援して下さい。 小樽商科大学は学生数が少ない大学だからこそ深いつながりを育んでいく環境があると思っています。 先輩諸氏も強いつながりを持ち続け、社会で活躍し、太くて強いネットワークを構築してくれています。「小なれど固い絆の同窓会」です。 緑丘会という組織を皆さんもどんどん活用していただくと共に、お力を貸していただければ大変嬉しい限りです。 また、関東圏で就職された方、東京に来られた方は池袋サンシャインビル60の57階にある緑丘会館に是非お立ち寄り下さい。 緑丘会の活動で皆さんとお会いできる事を楽しみにしてメッセージとさせて頂きます。 本日は誠におめでとうございます。  事を楽しみにしてメッセージとさせて頂きます。 本日は誠におめでとうございます。

公益社団法人緑丘会

常務理事・事務局長 永井健夫

祝辞・祝電

頂戴いたしました祝辞・祝電については、以下のPDFでのご紹介にかえさせていただきます。

令和7年度学位記授与式祝辞・祝電【PDF】

校歌

小樽商科大学校歌

時雨 音羽   作詞
杉山 長谷夫  作曲

(一) 金鱗おどる渺々の
あけぼの称う浪の唄
エルムの花に若人の
涯なきのぞみ数々秘めて
夢うるわしの緑ケ丘よ

(二) 夕陽映ゆる白樺の
梢をわたる風の唄
慈愛の山のふところに
銀翼みがき駿足秘めて
唄ほがらかの緑ケ丘よ

(三) 蒼穹はてず道つきず
はるかに仰ぐ北斗星
栄冠迎うこの腕に
飛躍の力ひととき秘めて
花咲き匂う緑ケ丘よ

(四) 健腕拓く五大洲
凱歌はあがる我母校
感激みてる若人の
血潮に清き教えを秘めて
春永遠の緑ケ丘よ

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JASRAC許諾第E1904223407号

応援歌「若人逍遥の歌」

応援歌「若人逍遥の歌」は、1955年に札幌地検小樽支部長として着任した高島茂氏が作成した逍遥歌の歌詞が大学に献呈され、当時の学生の宮内泰氏が作曲し、今も歌い継がれています。

若人逍遥の歌

高島 茂 作詞
宮内 泰 作曲

(口上) 春風颯々として山河をめぐり
百花繚乱の盛夏となりぬ
霧水来たりて百山紅を呈し
龍田の朔北(と)なれば暗雲天空を覆い嵐を呼び
紅山白山と化しその白雪の中に身を埋める

その厳しき天地のすべ我等が俗世と何の関わりが有ろうか
連山残雪に覆われし頃比の朔北の地に移りし我等なれば
何を悩み何をば求めん

俗世の安楽冥利とは大海に漂う塵の如し
我等その塵に何ぞ命を託さんや
今こそ悪夢より覚醒出でて
打ち寄する荒波の如き熱き血潮を持って杯をかかげん
春宵の暁にいざいざいざ歌わんかな我等が命を

(一) 琅玕融くる緑丘の
春曙を彷徨えば
浪漫の靄に街沈み
風悠久の言葉あり
瀾朶の桜花吹雪きつゝ
慌しくも逝く春の
伝統ふるき学舎に
展ける海の涯しなき

(二) 夏白樺に囁きて
  ハイネの詩を口誦さむ
眉目美わしき眼差の
又なき時のいとおしき
断崖落ちて波砕け
オタモイ遠く帆走れば
小樽の嶺々の夕あかね
冴ゆる北斗に嘯ぶきぬ

(三) 秋簫条の思い濃き
  ポプラに懸かる雲消えぬ
流転の行旅夢に似て
悩みの思惟を誰か知る
感傷嗤うことなかれ
桜ケ丘にたゝずみて
泪滂沱と憂愁の
落葉の行方哲うかな

(四) 氷雪海に傾きて
月寒ければ翻とかむ
晦冥行路遠けれど
われに港の乙女あり
流星落ちて影もなし
行く青春の足音に
生命を惜しむ若人は
永却の杯酌まんとす

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応援歌「若人逍遥の歌」の著作権について

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