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留学・国際交流からのお知らせ

2020.06.19

留学を考えている学生のみなさんへ(学長メッセージ)

 今年度留学を考えている学生の皆さんへ

 6月19日、日本では、全国を対象に県をまたぐ移動の自粛が解除されました。しかしながら、世界に目を向けると、新型コロナウイルスの感染拡大は今もなお各地で続いており、日本からの出国や海外からの入国も厳しく制限されています。

 ご存じのように、本学は国際交流を大学教育の中心の一つに位置付け、学生の海外派遣と留学生の受け入れを積極的に進めてきました。これは、学生時代に留学で得られる経験は何ものにも代え難いものであり、それを皆さんに是非体験してほしいと考えているからです。しかし、そのためには、新型コロナウイルスの脅威から皆さんの安全と健康が保証されることが大きな前提となります。その保証がない限り、残念ながら私たちは皆さんを海外に送り出すことはできません。今後、新型コロナウイルスが、いつ、どのように収束に向かうのかを正確に予測することはできませんが、私たちは将来に向けて歩みだす必要があります

 そこで、本学では現時点の方針を、以下のとおり策定しました。

2020年第II期の派遣留学(長期の交換留学)は以下の条件を満たす場合、予定通り派遣留学を実施します。

① 派遣留学先協定校のある国又は地域が留学ビザを発給し、派遣留学先協定校が派遣留学プログラムを実施する。
② 派遣留学先(国・地域)の海外安全情報の危険レベル及び感染症危険レベルが共にレベル1以下である。

 ただし、派遣留学にはビザの取得など事前の準備に2か月ほどを要します。また、仮に派遣留学が実施されても、新型コロナウイルスの感染の再拡大などにより、危険レベルが急遽引き上げられ、帰国を余儀なくされる事態も想定されます。こまめに最新の情報をチェックするとともに、国際交流室との連絡を密にしてください。

 なお、主に1年生を対象とした夏休みの「アジア・オセアニア事情」でのニュージーランド、マレーシアへの派遣は中止いたしますが、現在、春休みに予定されている、「アメリカ事情」、「アジア・オセアニア事情」でのカナダ、オーストラリアへの短期留学を実施するための準備を進めています。更に、夏休みに中止されたプログラムについても春休みの実施を検討しています。これらも、現時点では今後の各国の状況や各大学のプログラムの実施予定などを考慮しながら対応を検討しています。

 不確実な未来に向けて語学の習得などの準備を進めることはとても大変なことです。しかし、こうした時期に粘り強く学修に取り組んだ経験は、必ず今後の人生の糧となります。

 留学が可能になる日に向け、そして、自分自身の将来のために、日々を大切に過ごしてください。

令和2年6月19日

小樽商科大学長 穴沢 眞

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