
- <担当科目>
- 学部:地域ブランド論、地域活性化システム論、市場システム論II、研究指導(ゼミナール)
- 大学院:特別講義(BVCC演習(地域経営))、現代商学I
長村知幸 准教授
OSAMURA Tomoyuki
地域産業と地域創生に関する研究
フィールドワークの面白さに興味を持ち、研究者の道へ
研究の始まりは、大学院生時代に、その当時、始めようとしていたワインの調査研究をについて小樽商科大学の先生に「面白い!」と言って頂いたことです。実際に、北海道ワイン株式会社の社長に取材させて頂いたことは、当時、大学院生だった私にとって印象的な出来事でした。それ以来、フィールドワークの面白さに魅せられ、ワイン産業を対象とした取材を積み重ね、地域産業について研究を進めてきました。大学院修了後は、北海道清水町で地方公務員の仕事として地方創生業務の実務に携わり、「理論と実務の融合」の難しさを目の当たりにしました。現在は、地域ブランド研究に取り組んでおり、各地域の歴史とともに育まれた地域資源をどのように消費者に支持されるような形で製品・サービスとして磨き上げられているのかについて調査研究を進めております。今後は地方公務員と大学教員で得た経験を活かして、上川町の上川大雪酒造と連携して、リカレント教育にも取り組んでいきたいと考えております。
北海道経済と小樽商大の「架け橋」を目指して
私の研究分野は、地域活性化に関わるものです。私は地方公務員と大学教員をこれまでのキャリアで経験しております。地方公務員の時は、内閣府「地方創生人材支援制度」第1期生として、小樽商科大学より清水町役場に派遣され、企画課主幹として帯広畜産大学と小樽商大との連携実績を積んできました。大学教員は、前任校の酪農学園大学と現在の小樽商科大学を経験しております。小樽商大の時には、小樽市の地域企業「トーイズスウィート」「円甘味」とコラボ商品開発をして、otaruスイーツフェスタにブース出店し、「大学と地域の連携」による産学連携プロジェクト(商品開発・マーケティング)を展開してきました。また、小樽市日本遺産地域プロデューサー育成セミナーで講演することで、微力ながら小樽市に貢献してきましたので地元とのご縁は今後も大事にしたいです。大学や企業などがつながることで産学連携して共創できる仕組みをつくり、地域を元気にしていくことが、地域経済の明るい未来を生み出すことにつながります。今後も、北海道の基幹産業である「農業」「食」「観光」といった分野においても、大学と民間企業とのつながりの構築に取り組んでいけたらと考えております。
長村ゼミナール:Sカレの取り組み
長村ゼミでは、商品開発コンテスト「Sカレ(Student Innovation College)」に挑戦しています。Sカレとは、マーケティングを学ぶ全国の大学3年生が、実際に商品化を目指す大学ゼミ対抗のインターカレッジであり、未来のマーケターの育成を目的とした大会です。商品企画・マーケティング関連ではもっとも大きな大会の1つで、Sカレ2024は、30大学37ゼミ506名の3年生による159チームが、ゼミ対抗で12テーマの商品企画をFacebookで公開し「いいね!」で支持を集め、商品の企画までの成果を競いました。2024年度のSカレでは、アイリスオーヤマ株式会社の『タブレット端末普及商品』というテーマから、楽器演奏中において譜めくりのために演奏を中断しなければいけない不便を解決し、足に装着したペダルで快適な楽譜操作を実現する「ひっつきペダル」でプラン優勝しました。Sカレプラン優勝は北海道初の快挙で、実際に、学生が考えたアイデアが商品化されることはマーケティングの実践につながるため、本学学生にとって貴重な機会と考えております。
商大での学び
本学は商学部を持つ国立大学で、「北の名門」だと考えております。小樽商大は、学生同士のつながりも強く、真面目な学生が多い印象です。在学中には、地域のボランティア活動に参加したり、留学を経験する学生も多く、国際的な視野を獲得することで高い語学力と豊かな人間力を育んでいます。小樽商大での学びは、学業のみならず、部活やサークルなどでも、とても充実したキャンパスライフを送ることができると思います。フィールドワークや旅行などを通じて、様々な場所で色々な人に出会い、そこで何を感じ、学んだかは、学生にとって青春の1ページに深く心に刻まれると思います。学生の時には「友達」「旅」「読書」の3つを大事にして、人間としての成長をして欲しいと心より願っております。未来の後進に私の教育研究が役に立つのであればこの上ない喜びです。
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