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エバーグリーンからのお知らせ

2014.10.08

平成26年度第1回講義:「20代で成長し30代で輝く、会社の選び方・働き方」

  • 講義概要

 

・講 師:吉田 理宏 氏/昭和61年卒

・現職等:WAYOUTカンパニー(株)代表取締役

・題 目:「20代で成長し30代で輝く、会社の選び方・働き方」

・内 容:

<会社選び編>

・自分「らしさ」。会社「らしさ」。

・「良い会社」なんて誰にも見つけられない。

・働くとは?

・ブラック企業の実態と見極め方。

・時代は「ビジネスリーダー」を求めている。

<働きかた編>

・与えられたこと(目の前のこと)に一所懸命に取り組むこと。

・自分の好きなことやりたいことに執着しないこと。

・誰かに言われなくても動き出せること。見られてなくても手を抜かないこと。

・師匠を持つこと。その人の考え方ややり方に従う(受け入れる・真似る)こと。

・出来るだけたくさん働くこと。でも、心身を健康に保つこと。

・たくさんの失敗をすること。失敗したら謝ること。

  • 講師紹介

札幌出身。札幌南高校卒業後小樽商大へ。

S61年大学を卒業後、日本LCA(本社:京都)に入社。

平成19年キッザニアを運営するキッズシティジャパンにて運営部長を務める

その後、自身の会社「WAYOUTカンパニー」を設立。

28年間、一貫して人材開発の仕事に携わる。

 

就職において大事なことは、「自分らしさ」。

 

今日はこんなことを理解してほしいと思います。

①「良い会社に入ること」は必ずしも大事なことじゃないということ。

②「どうやって就活するか」は自分で考える。今の就職の仕組みはおかしいと思う。同じ時期に一斉に相手を見つけて結婚すると考えてみてほしい。今の就職活動の形が、ダメとも悪いとも言わないが、ちょっと、おかしいでしょ?という認識を持ってほしい。

③「自分に合った会社を探す」なんて、10年早い。そんなことを言ってるから見つからないんです。

私は「自分らしい」というのが一番だと考えて生きています。どんな会社に入っても転職してもしなくても、「自分は自分になっていく」と思う。いろんな人に出会ったり、いろんなことを通じて、自分がだんだん自分らしくなっていけばいいな、と思って僕は生きています。ひまわりの種はひまわりに、あさがおの種はあさがおになるじゃない? 太陽が当たろうが当たるまいが、暑かろうか寒かろうが、土がどうだろうが、かならず朝顔は朝顔になる。あんな小さい種の中に、すべて詰まっている。人間もそうだと思う。もともと自分らしいのだけど、人と出会ったりしながら、中にあるものを開いていくんです。

能力をつけようと何かを習いに行く人も多い。自分に何かを足していくというイメージの人もいるだろうが、それは錯覚です。「取捨選択」も大事です。今の社会は情報化社会。たくさんの情報があり、いかに情報を扱うかが大事。就活でいろんな会社を見てみようとアドバイスされ、たくさん見ているうちに、だんだん自分が何をやりたかったのかわからなくなるよね? 自分がいいと思ったら取り、いらないと思ったら捨てる。そうじゃないと自分の感覚が麻痺します。大事なのは、そこに行って直接見て聞いて、触れて感じることです。

 

世界では、初めから「プロ」を採用する

 

日本のような就職活動は、世界の人からビックリされます。たとえば、プロ野球を例に挙げると、田中将大選手が球団に入るときに、面接の攻略本を読みますか? 彼のプレー、ピッチングが人の心を動かすから。また、試合に勝つ確率が高いし、より強いチームになるし、優勝を目指せるから。さらに、それによってファンが集まり、チケットを買う人が増え、球団経営が成り立つから、マー君を採用するんですよね?

ビジネスをビジネスにしている会社だって、本当はメガネを売るのがうまい人、机を作るのがうまい人を採用するべきです。プロ野球の選手になるような人は、ほぼ10年間、小学校からずっとずっと野球ばかりやっている。それがスカウトの目に入って採用される。プロになるには、たぶん10年くらいの時間が必要なんだと思う。社会に出るには、本当はそれが条件です。アメリカの企業はディビジョン(部門・部局)ごとに採用します。各ディビジョンで、こういう学歴でこういう勉強をしてきて、こんな知識をもっている人、といって採用するんです。

 

 

ちゃんと、ビジネスで使える知識技術を持っている学生を採る。「とりあえずこの人採用して、入ってからピッチャーやるかキャッチャーやるか決めます」というのが今の日本の就職だし、日本の企業はプロとアマを抱えてチームを作っているようなもの。世界では、しっかり勉強してビジネスの知識をつけ、さらにインターンシップで自分がこの企業で通用するとわかってから就職するんです。

 

日本企業は、ビジネスリーダーを求めている

 

じゃあ、日本のそんな状況の中で、自分はどうするのか。日本企業は、今「ビジネスリーダー」を求めています。リーダーになるかフォロワーになるか。事前課題で出されていた「ゆるい就職」のように、プライベートを充実させた生活をするか。でも、そういう会社を選ぶなら、決められた仕事を決められた方法でずっとやり、決められた場所でずっと働き続けなければならない。それがいいならそれもいいでしょう。

戦後20年くらいまでは、このタイプの優秀なフォロワーがいればよかったんです。今は多くの企業が苦しんでいます。今までのやり方を変えなくてはならないし、新しいやり方を考えなければならない。集まってくる若者の気質も変わっています。新しい環境でそういう人たちをどうやって率いていくか、これは10年間くらいがむしゃらに働かなければできるようになりません。ある一定以上の努力、競争を経てからじゃないとビジネスリーダーにはなれないんです。私はビジネスリーダーになるためにがむしゃらに働き、経験し、失敗し、仕事の上では好きじゃない人とも付き合っていくなかで、うまくいかない人とどうやって人間関係を作っていくかを学びました。

 

良い会社と、自分に合った会社

 

「良い会社」は、ビジネスのプロにも株式相場のプロにも誰にも見つけられません。どの会社の未来が成功するかはわからない、それはこれから決まるからです。

君たちがどう働くかによって、その会社が輝くか輝かないかが決まるんです。それなら、自分が好きな会社、よくしたいと思う会社に入ればいい。好きなら頑張れるでしょう? できれば会社のトップの話を聞いて、その人に惚れたら、それをあなたの思いとする。自分の好き嫌いやこだわり、あなたの力や「らしさ」はまだ開かれてないんですから。

今、「私に向いている仕事はなんですか?」と聞かれても、幼稚園の子に「野球のポジションはどこが向いてますか?」と聞かれているようなもの。適性検査や自己分析に力をいれるのも僕には意味がわかりません。これから、未来で開くものなんだから、やってみなければわからないでしょう。夢や目標をもちなさい、といってもなかなか持っている人はいないし、ないのに無理に作りなさいというのも最悪です。無理に作って面接したって、それは本当の自分ではないし、それで落ちたら、なんで自分は落とされたのかわからなくなるでしょう?

会社選びは友達選び、恋人選びに似ていると思います。友達を選ぶときに自己分析してから友達探しに行く人いないですよね? あなたに親友がいるとして、僕がもっといい人がいるから友達になりなさい、と言われてなりますか? あなたがいいと思った人を面接で決めたい? 親友はかけがえのないものでしょう。会社もそうであってほしい。僕みたいな人事担当者はそんなに多くはないけれど、それにはまらないでほしい。みんなのほうが若くて、未来を生きる触角があるんですから。

 

 

これからの10年間をどうするか

 

まずは、目の前のことに一所懸命になることが大事です。また、能力をつける方法というのは1つしかありません。たとえると、筋肉をつけるのと同じです。肉屋に肉を買いに行っても、自分の筋肉にくっつかないでしょ。能力をつけるためにどこかに勉強しに行く人がいるけど、それは肉を買いに行ってるのと同じです。結局、自分が持っている筋肉を使うしかないんです。この筋肉は使えば使うほど確実にでかくなる。たとえ、どんなに細い筋肉でもね。自分の持っている力を一生懸命に使うことに、無駄はないです。何かに夢中になる、何かに一所懸命になることです。嫌いなものはやらなくていいけど、とりあえず、まぁいいかなというものをやればいい。今から10年間は、自分の持っている能力を高めることが大事です。

そうすれば、10年後自分の好きなことができる。とにかく持っているものを使う、自分の得意なものを出し惜しんでいては力はつかないです。自分がやりたいこともできないし、出会いたい人と出会えないです。失敗するのを恐れて何もしない人は成長できない。失敗するのは怖いけれど、新しいことをやって失敗しないなんてことはない。能力を高めるには、今までやったことのない新しいことをやるか、今までできなかったことを克服するか、どっちにしろ成功確率が低いんです。でも、失敗したときに謝るという覚悟を持っていたら大丈夫。とにかく、今、目の前のことに取り組み、「自分らしく」頑張ってください!

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