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CGSからのお知らせ

2026.05.28

「経営を学んだ、その先へ。サーチファンドで事業を引き継ぐ」セミナーを開催しました

サーチファンドセミナー メイン写真
登壇した日本サーチファンドの相馬氏(左)と植田氏

 

中小企業の後継者不足や地域産業の持続可能性が課題となる中、リカレント教育推進室は令和8524日(日)、小樽商科大学札幌サテライト(札幌市中央区)において、株式会社日本サーチファンドとの共催によるセミナー「経営を学んだ、その先へ。サーチファンドで事業を引き継ぐ」を開催しました。
本セミナーは、事業承継の新たな選択肢として近年注目を集める「サーチファンド」をテーマに、本学のMBAコース修了生・現役生を対象として、「経営者になる」「企業を引き継ぐ」というキャリアの具体像をつかむことを目的に開催したものです。本学の齋藤竹彦特任准教授が進行役を務め、当日は約30名が参加しました。

 

「地域企業を承継し、経営者として成長するという選択肢」

サーチファンドとは、経営を志す個人(サーチャー)が投資家の支援を受けて投資対象企業の事業を承継し、自ら経営者として企業価値向上に取り組む手法です。講師として登壇した株式会社日本サーチファンドの相馬千太郎専務執行役員からは、国内における事業承継問題の現状を踏まえながら、サーチファンドの仕組みや特徴について解説いただきました。海外では広く普及している一方、日本ではまだ新しい仕組みであることが紹介されました。
また、ファイナンスやマーケティング、アントレプレナーシップなどMBAで学ぶ多くの内容と親和性があり、サーチファンドの活用はMBA修了生にとって新たなキャリアパスとなり得ることについて説明がありました。
続いて登壇した同社投資部長の植田亨氏からは、実際に事業承継を担うサーチャーに求められる資質や、サーチ活動の流れについて説明があり、「地域経済を活性化させたいという志」を最も重視していることが紹介されました。経営力やリーダーシップに加え、中小企業や地域社会への理解・共感が重要であると語られました。
また、承継後の経営については、最初から大きな改革を進めるのではなく、まず会社を深く理解した上で、守るべき部分と変えるべき部分を見極めながら、小さな成功を積み重ねていくことの重要性が語られました。

 

質疑応答「求められる人材は」

質疑応答では、事業承継におけるデューディリジェンス(DD)の必要性や、サーチャーに求められる能力、地方企業とのマッチングなどについて参加者から多くの質問が寄せられました。
「どのような人がサーチャーに向いているか」という質問に対しては、「現場感覚を持ち、自ら動きながら組織を引っ張ることができる人材」や、「地域企業や従業員に対してリスペクトを持てる人材」が重要であるとの見解が示されました。

サーチファンドセミナー サブ写真2
泉貴嗣・リカレント教育推進室長による挨拶
サーチファンドセミナー サブ写真1
進行役を務めた齋藤竹彦特任准教授

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今後に向けて

本セミナーを通じて、事業承継は単なる企業の引き継ぎではなく、地域経済や雇用、産業基盤を次世代につないでいく重要な取り組みであることが共有されました。また、サーチファンドという仕組みを通じ、新しい世代が地域企業の経営に挑戦する可能性について理解を深める機会となりました。
リカレント教育推進室では、今後も地域課題と学びを結び付けるリカレント教育を推進し、地域社会の持続的発展に貢献していきます。

 

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