
- <担当科目>
- 学部:英語、ビジネス英語
- 大学院:言語教育論、テスト評価論
クランキー ショーン 教授
Clankie Shawn
言語学・応用言語学
一方、応用言語学の分野では、言語教育、特に教材開発とテスト設計に強い関心を寄せてきました。尊敬する同僚の小林敏彦氏と共に、30冊以上の教科書や自習書を出版してきました。さらに、小樽商科大学の大学院生と2冊の教科書を共同執筆しました。テスト分野では、ハイステークス・テスト(受験者の将来に大きな影響を与えるテスト)における問題開発や、妥当性と信頼性のあるテストの設計に特に関心を持っています。
言語をツールとして見る。
ブランド名への関心は、新聞や雑誌のフリーランスライターとして働いていた頃、企業の弁護士が、ライターが記事や小説で一般的なブランド名を使うのを阻止しようとしていたことに端を発しています。これらの企業は、ライターに対して「ブランド名を尊重し、正しく使いましょう!」と叱責する広告を出していました。私はライターとして、そして言語学を専攻する学生として、言語を厳しく取り締まることはほとんど効果がないということを知っていました。そこで、これらのブランド名について調べ始めたところ、ゼロックスやクリネックスというような一般化されたブランドについて、言語的なプロセスを理解しようとした人が誰もいないことに気づきました。それが私の博士論文となり、後に私の最初の著書となりました。
応用言語学と教育学に興味を持ったのは、南イリノイ大学のアパートで、留学生と一緒に暮らしていた時のことでした。彼らはESLプログラムで学んでいて、驚くほど早く英語を習得していました。私はその姿に感銘を受け、どうすれば他の人も同じように英語を習得できるのか、知りたいと思いました。そこで、フランス語の学士号を取得した後、外国語としての英語の修士号取得を目指しました。これはとても素晴らしいプログラムで、これのおかげで私自身、かなり優秀な教師になれたと思っています。

理論から実践へ


私のブランドに関する研究は、アメリカの著名な控訴裁判所判事によって、ブランドに関する裁判で引用されたことがあります。また、これまでに日本ハムファイターズ、インフィニット・グリーン・ジャパン・ホールディングス、そして最近では日高町のカーリーフラッツファームに対して、ブランディングに関するアドバイスを行ってきました。
語学教材、自習テキスト、カレンダーなどは、日本全国の書店で販売されているほか一部は、韓国や台湾でも再版されています。小林先生と私の教材は、高校の教科書、全国の語学試験、予備校、テレビなどでも取り上げられています。英語を学んだことのある20代から40代の方であれば、どこかでこれらの教材を目にしたことがあるはずでしょう。
また私は、世界中の学術会議での専門的な発表だけでなく、子供から高齢者までをも対象とした講演も数多く行っています。2026年から2027年のサバティカル休暇における私の最も重要な目標の一つは、国内外のコミュニティグループでより多くの講演を行うことです。学術会議での講演は興味深いものですが、私は一般の方々に講演することに、より大きな喜びを感じています。
私が教えること
私は1年生と2年生の英語の授業、ビジネス英語の授業、そして大学院の授業(テスト、言語教育と言語学のトピック、そして時折、教材開発や研究方法論)を担当しています。
小樽商大に来る学生にとって最大のメリットの一つは、数千人規模の小さなコミュニティなので、皆が知り合い、友達になりやすいことだと思います。規模の大きい大学は学生数が多いですが、孤独を感じることもあります。小樽商大ではそうではありません。
北海道を中心に
小樽商大への入学を考えている高校生や留学生の皆さん、北海道という大きな文脈の中で小樽商科大学を検討してみてはいかがでしょうか。小樽商大は、北海道だけでなく、他の地域でも問題解決能力を持つ卒業生を輩出することで、北海道の地域社会に貢献するという理念を掲げています。
北海道は今後、多くの構造的な課題に直面しています。北海道が抱える問題を解決したいと考える学生にとって、小樽商大は素晴らしい機会となるでしょう。
関連リンク