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今日は7月に着任されたイブラヒム・ファロウク先生の紹介だよ☆



小樽商大に着任されて約4ヶ月が経ちましたが、いかがですか?慣れましたか?


 最初は、大学での仕事や新生活の不安でいっぱいでしたが、学生はみんな明るいし、先生や事務の方も親切にしてくださったので、今ではもうすっかり慣れましたよ!



小樽商大に着任される前は何をなさっていましたか?


 母国のガーナの大学でコンピューターサイエンスを学んだ後、「プロビジョン」(Oracleのパートナー会社)という会社で、ITコンサルティングやソフトウェア開発、データベース管理などの仕事を約1年半していました。    


 その後、年金や大学生の奨学金などを扱う公的機関でシステムアナリストやプログラマーとして働いている時、新聞で日本の奨学生の記事と出会って日本に来ることになりました。小さいときから日本が大好きで興味がありました。たぶん、アフリカの中でガーナが一番日本のことを好きだと思いますよ!(笑)


 日本に来てからは、電気通信大学に通いました。最初の半年間は研究生として日本語を特訓しました。その後、E-learningの研究をすることにし、修士課程を2年間、博士課程を2年間で卒業し、商大と出会いました。



先生の専門分野を教えて下さい。


E-learningです。


 E-learningって実は範囲が広いんですよ。今では古くなってしまったけど、ラジオ講座やテレビ講座などもE-learningなんです。今の主流はCD、携帯電話、パソコン、インターネットなどですね。


 で、私が研究しているのは、face to faceの授業でPCを使って学習することと、自宅に帰ってからインターネットで学習することをどのように繋げたら良いか?ということや、授業では学生の顔が見えるから良いのですが、自宅の学習でどのようにしたら様々な学習者のモチベーションを上げることが出来るのかを研究しています。また、例えば教室の学習では、生徒が多く理解度もそれぞれ違います。先生が全ての学生の問題を解決することは難しいです。そこで、E-learningをつかって、その学生たちが、互いに協力して学習するようモチベートし、全ての学生の知識が向上するような研究をしています。そして、E-learningに抵抗がある先生に対して、どのようにしてE-learningを学生の学習のサポートとして役立ててもらうかという研究も行っています。



動物に例えるとご自分は何と言われることが多いですか?または何だと思いますか?


 わからないな~。言われたことも考えたことも無かったよ。魚が好きだけど…よく喋るし、よく食べるから…恐竜とか?笑。



小樽商大に対してどのようなイメージをお持ちでしたか?又、着任されてイメージは変わりましたか?


 着任する前にGoogle Mapで商大を見たことがありましたが、敷地の狭い大学なんだなーと思っていました。というのも、ガーナでは広い大学がほとんどで、日本で通った電気通信大学も広い大学でした。


 しかし、商大に着てみたら、小さいけれど素晴らしい学生と先生がいる大学とわかりました。また、商大も小樽の町並みもとてもキレイだと思いました。特に言語センターにある私の席からの眺めが良く、ストレス解消にもなっています。ただ、こんなに山の上にある大学だとは思っていませんでした。(笑) 毎日トレーニング感覚で通勤しています。


 そして、英語をこんなに大事している大学だとは知りませんでした。英語のための設備が充実しているし、英語の先生の多さにも驚きました!


 また、先生と学生の仲が良く、学生が安心できる環境だと思いました。安心できるとモチベーションも上がり頑張ることができると思うので、すごく良い環境だと思いますね。



商大とどのように関わっていきたいとお考えですか?


 商大を卒業された方とのコラボレーションをしたいですね。商大には卒業して出世された方や有名になられた方が多いと聞いていますので、その方にインタビューをし、経営者・社会人の感覚で学生は今何を勉強したらよいのか?などのアドバイスをもらえたりすると、学生のモチベーションが上がると思ったからです。E-learningの技術を使えばインタビューに回答してもらう仕組みもできると思います。



趣味・特技等ありましたら教えていただけますか?


 たくさん趣味がありますが…家族と過ごす時間や料理をすること、食べること。スポーツも好きですね。最近では教員のテニスサークルに入れてもらいました。高校の時はマラソン選手でしたし、空手も少しだけやったことがありますよ。テレビを見ることや社会的な会話をするのも好きです。音楽を聞くこと、歌うことも好きですし、歌を作るのも得意ですよ。(笑)



商大生にメッセージをお願いします。


 インターネットの普及で世界がコンパクトになってきたと思います。みなさんが将来どこに行くか、どんな仕事をするのかはわかりませんが、他国の色々な文化も勉強して欲しいです。ビジネス社会では国際化が重要になっているので、相手の国の文化や考え方などを知っているとスムーズにビジネスが進むと思います


 そして、英語の勉強を頑張って欲しいです。英語が出来るようになれば、ほとんど世界中で不自由しないと思います。商大は英語のシステムが充実しているので是非活用して欲しいですね。また、将来の自分のプライドになると思うので、英語だけでなく勉強全般を頑張って欲しいと思います。


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


長時間のインタビューありがとうございました!


    

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