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企業の問題を解決する授業も、いよいよ最終回。早速報告を聞いてみよう。



最後の最終報告会では、「天狗山ロープウェイ」を担当する5チームと「おたる散策バス」を担当する5チームがプレゼンしてくれた。中間報告のときのやさしい雰囲気とはうってかわり、中央バスの奈良さんと木村さんからの鋭いつっこみがあった。全10チームの発表が終わると別室で審査が行われ、天狗山と散策バスそれぞれ2チームがベストチームとして選ばれた。


<天狗山ロープウェイ担当のベストは次の2チーム。>


チームドラゴン


チームドラゴンは、閑散期にカップルをターゲットとして取り込むために、期間限定グッズ(アクセサリー)と、夜景を楽しみながら食事ができるカフェバーを提案してくれた。中央バスの木村さんいわく「限定グッズなどの完成度も高くおしゃれ。是非社内に持ち帰って検討したい」とのこと。


チーム21


チーム21もカップル向けに「カップルナイト」と呼ばれるイベントを開催することを提案(8月1から8日まで)。カップルの写真撮影とロープウェイ代を合わせて1500円(二人分)という値段設定だ。いろいろな工夫を凝らした専用写真立ての模型も作って木村さんにアピール。七夕には思い出を書き込む短冊(たんざく)や七夕カフェなど総合的に企画をたててくれた。


この他、北海道夜景総本山のHPや「てんぐみん」というキャラクターを考えてくれたチームMTB、「てんぐりぐり」というツボ押しキャラクターを企画したチーム札幌より東、ポストカードやお天気カメラでのPRを提案してくれたチーム23のアイデアも良かった。


<おたる散策バス担当のベストは次の2チーム。>


マリンコース×3


1日乗車券を「折りたたみの地図」や「観光案内」にもなる小さな冊子としてデザインして、旅の思い出にしてもらうというアイデアを出してくれたのが「チームマリンコース×3」。サンプルを見た中央バス奈良さんも「非常に便利で、しっかり作りこんである」と高評価。この他、観光ストーリーを感じさせる車内アナウンスの実演もあり、インパクトのある発表だった。


チーム3名様


チーム3名様からも車内アナウンスに関する提案だったが、その内容は独創的だ。市内の小学生に小樽の歴史や特色を学習してもらい、その内容を車内アナウンスとして採用するというもの。実際に小学4年生が吹き込んだアナウンスを発表で聞かせてくれるなど、工夫もあった。市内の小学校も巻き込んだ地域貢献につながるスケールの大きいアイデアだ。


この他、新しいコースを提案してくれたチームバレンタイン、クーポンつきのパンフレットを企画してくれたチームF+1、散策バスのキャラクターを市民から募集するというアイデアを出してくれたチームふみふみも頑張ってくれた。


これで問題解決型の授業は終了したが、半年間の授業を通して学生は大きく成長したと感じている。机の上の勉強だけでなく、自分の足で調査したり、企業の方へのプレゼンテーションを行うことで、濃い経験を積んだからだ。こうした機会を与えてくださった小樽オルゴール堂、田中酒造、中央バスの方々に深く御礼を申し上げたい。


    

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