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応用ミクロ経済学−受講者へ−


      「応用ミクロ経済学」で何を学ぶか...

 この講義では、ミクロ経済学の基礎を使って、産業組織論と公共経済学における様々な応用問題に取り組み、ミクロ経済学と現実の経済・社会問題との関連を学ぶことを目的とします。
 最初にミクロ経済学の基礎を復習してから、応用ミクロ経済学の分野に欠かせないゲーム理論を学びます。その後、産業組織論と公共経済学に関連するトピックスを取り上げ、ミクロ経済学の基礎およびゲーム理論が、それらにどのように応用されるのか学びます。 ■

     

      履修する際には...

 「応用ミクロ経済学」の講義はミクロ経済学の基礎的な知識を必要としますが、必要最低限のことは講義の最初で扱います。これまでにある程度経済学を勉強してきていることが望ましいのはいうまでもありませんが、そうでない方は特に最初の5〜6回の授業には真剣に臨んでください。第1章と第2章が分からなければ、以降はほとんどついていけなくなるので、気を付けてください。
 また、多少の数学を使います。ただし、重度の苦手意識がなければ問題ない程度のレベルです。特に授業中に解答する練習問題は計算問題が中心になり、これらの問題の類題を定期試験に出題する予定です。■

     

      講義の進め方について...

 講義は基本的に、MS PowerPointで作成したスライドをプロジェクターを使ってスクリーンに映し出し、それを基に解説を加えながら進めていきます。練習問題の解答や補足的説明などで、黒板を使うこともあります。教科書は使用しませんので、スライドと黒板の情報はかなりの量になると思います。
 過去の経験から、スライドの進行が速かったり見えづらかったりでノートが取れない、また、ノートを取るのに忙しくて、説明がゆっくり聞けないという人が出てくることが予想されます。他方で、それらの人のために、あまりにゆっくりと進行しても、中には退屈をして眠くなるという人もいるでしょう。従いまして、スライドの原稿をPDFファイルにしてダウンロードできるようにしておきます。ダウンロードは、商学部E-Learningシステムのサイトから行ってください。利用方法はオリエンテーションで紹介します。スライド原稿は、1回分の講義を遅くとも前の週の木曜日までにアップしておきます。
 授業中に試験に出る可能性のある問題の類題を解答します。私が最初から解答するのではなく、出席者に解答する時間を与え、できた人に解答してもらうという形式をとります。できない人に無理に答えさせることはありません。1回解答すると2〜3点をが与えられ、所定の方法で評点に加算されます。
 授業内容の質問等は、授業中はもちろん、授業が終わった直後もすぐには帰りませんので、遠慮なくしてください。質問をせずに、試験の直前や終わった後に内容が分からなかったという苦情は聞き入れがたいものがあります。時間の都合がつかない場合は、オフィスアワー以外に研究室に来てもかまいません。■

     

      評価について...

 成績の評価は、定期試験の得点と授業中の問題演習に積極的に参加したかどうかで評価します。定期試験と評価方法の詳細についてはこちらで確認してください。■

     

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