ニセコ連峰・目国内岳(めくんないだけ)  2008.10.25(土)



 2日前の絶望的な天気予報から打って変わって晴天(寒いけど)となり、WVクラブ番外編企画として、ニセコ連峰bQの目国内岳(1,220m)へと向かった。 私(通称S氏=只のオッサンです)のお供をしてくれたのはクラブ期待の新鋭2人。 共和町から道道岩内洞爺線、さらに蘭越線に入って峠を越えたところが登山口(海抜750m)。 山菜狩りを除けば、静かな登山を求める人向けの山であった(最近は人気があるらしい)が、シーズン最後の週末(10月30日で通行止めの看板が・・・汗!)のせいか、10台の乗用車に団体マイクロバスの先客もあり、お隣の白樺山には大型観光バスの送迎が・・・。


           前目国内岳(左)と目国内岳(奥)      (ニセコパノラマライン)      岩内市街と積丹半島   


      冬の通行止めのお知らせ                     登山口駐車場はほぼ満車


                            目国内岳・前目国内岳 登山口
 

 9:45登山開始、朝までの雨で泥濘があり、到る所で足を滑らせる。 最初の20分は体調不慣れで休み休み進むが、やがて若い2人が勢いづいて先行パーティに追いつき、35分で前衛峰の前目国内岳頂上(980m)へ。 ここで本峰の全容が現れる。 振り返ればニセコ連邦と羊蹄山が見渡せる。 他のグループが一服中の中、風は寒いが視界良好で登攀意欲が高まるのか、若い2人は写真を撮ると水分補給もそこそこに即前進、一旦900mのコルへ下る。



      
      前目国内岳への登り        ニセコ連邦が見え出す  白樺山(手前中央)、チセヌプリ、シャクナゲ岳(右端)



                               前目国内岳頂上 (後ろに本峰)



               
 本峰手前のコルを行く                          下ってきた前目国内岳を背に

               団体さんの下山                                本峰への登り

         
目国内岳中腹からニセコ連峰の主峰ニセコアンヌプリ、その奥に羊蹄山を望む (左手前は前目国内岳)


 案内表示は、前目国内岳頂上が4号目、コルを通った本峰登り口が5号目、6号目を過ぎると後は小刻みに現れて意欲をそそる。 途中滑りやす苔岩、大岩に注意が必要である。 終盤「そこを越えると頂上か」と錯覚し易い箇所があるが、 もう一踏ん張りが控えている。 南山麓には新見温泉が見える。 目国内岳は、なだらかな山容とはいえ、頂上は3つの岩塊から成り、最奥(北側)の岩塊に最高点があるが、巨岩が行く手を阻む。


                               8号目、山頂までもう一登り



        
羊蹄山頂は、雲に覆われることが多かった                      新見温泉(蘭越町)



        
山頂にある3つの岩塊の最初の岩盤越え                    最高地点直下の岩盤


 11時30分、岩盤上の頂上到着。 正確な測量とは思えないが、海抜1,220mということで、連峰西端に位置する雷電山(1,211.6m)を上回り、主峰ニセコアンヌプリ(1,308.5m)に次ぐ標高である。
 風が冷たく数分で頂上岩塊から撤退、北側の岩内岳(1,085.7m)寄りにある目国内岳2等三角点(国土地理院地図上の頂上=1,202.6m)を探して記念撮影、晴れながら風が強いので昼食は後回しにして、11時50分に下山開始。
 前目国内岳への登り返しも束の間、13時05分、無事登山口到着。 シーズン中には有るはずの登山記帳箱は閉鎖準備のためか、撤去されていた。
  駐車場では、隣の白樺山に向かったツアーと思われし団体貸し切りバスの運転手がひたすら帰りを待つ中、蘭越側の新見(にいみ)温泉へ向かい、至福(空腹?)の一時を・・・。


                                   
目国内岳頂上 


                           
目国内岳頂上 後方は雷電山(1.211.6m)


                        目国内岳山頂丘陵にある2等三角点(1,202.6m)


     目国国内岳山頂丘陵 (後方は、広大な雷電山塊)                 岩内岳、積丹半島をバックに


                          
山頂岩盤下から前目国内岳(右上)を俯瞰する


                               
山頂岩塊を背に下山開始


                 下山中                                   前目国内岳のコルへ


            
前目国内岳への登り返し                           登山口駐車場へ最後の下り


                                
登山口駐車場に無事到着


           
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