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講義テーマ:雇用され得る人材の育成
−マーケティング発想に基づいて−
1.講義内容の要約
はじめに、働くことの意義、仕事の魅力、面白さ、フリーターと正社員の違い、人生80年代のキャリアプランの話をする。特に彼は、フリーターについて批判していた。主な理由は、給料が低い、再就職に不利などである。なぜ彼はビジネスマンの道を選んだのか。それは、彼自身が2度も火災を経験しており、給料の高さにひかれたらしい。そしてこんな話もしていた。なぜ「スーパードライ」がヒットしたのか? それは、5000人に対しアンケートを行い、練りに練って出来上がった商品なのである。つまり、周りの意見を素直に取り入れることができたということだ。
次に、どうゆう人材が雇用され得るかという話をする。今の時代、求人側ニーズは人間力なのである。資料を見ると、学力は第6位であった。この人間力の高さを測るものに、EQ(心の総合知能指数)がある。EQの高さは、対人場面、ビジネスでの気配り、他者への関心の高さとなって現れる。EQが低いという理由だけで会社を首にされた人もいるらしい。それだけ重要だということである。
彼は学校長も経験している。あの有名な水戸商業、そして山形商業である。特に山形商業では、定員割れしていたのを倍率1.4くらいにまで引き上げている。どうすれば志願者が増えるのか? それは、生徒が行きたいと思う校風を作ることである。彼はさまざまな策略を立てた。たとえば、球技大会を年2回行う。本場イタリアのシェフを呼び、イタリア料理講習会を開く。学校祭の仕入れ、企画、決算まですべてを生徒に任せるなどである。
こうした裏の努力があって、志願者は急速に増えた。
大切なのはライフプランである。人生70〜80年をどう生きるか。その大部分を占める就職に役立つものとして、インターンシップを強く推奨していた。いくら優秀でも、企業の中で業績を残せなければ何にもならないのだ。
2.問題提起及びコメント
私は甲子園がとても好きである。彼が水戸商業の校長と知ってとても驚いた。開会式、試合など、バックネット裏から見られるらしい。うらやましい限りである。また私は、インターンシップにとても興味を持った。今後機会があれば、ぜひとも参加したい。
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