シラバス参照

授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2023/03/17 現在

科目名/Subject 総合科目II(社会調査法)
担当教員(所属)/Instructor 田島 貴裕 (グローカル戦略推進センター)
授業科目区分/Category 夜間主コース 共通科目
開講学期/Semester 2021年度/Academic Year  前期/Spring Semester
開講曜限/Class period 水/Wed 7
対象所属/Eligible Faculty 商学部夜間主コース/Faculty of CommerceNight School
配当年次/Years 1年 , 2年 , 3年 , 4年
単位数/Credits 2
研究室番号/Office 田島 貴裕(308(1号館))
オフィスアワー/Office hours 田島 貴裕(随時。メールで連絡してください。)
更新日/Date of renewal 2021/02/26
授業の目的・方法
/Course Objectives and method
授業の目的:
 社会調査(主に量的調査)の概要と意義を理解するとともに,社会調査結果を正しく解釈できる知識と技術を身につけることを目的とする。
また,社会調査の実施手順(企画・設計,調査票の作成,調査方法,結果の処理方法,報告)およびデータ分析手法について,基本的な事項を学習する。

授業の方法:
 各回の授業において,manabaへ小テスト・レポート課題を課す。
 授業の1回~8回(前半)は社会調査を実施する際に必要な理論や手順について学習する。調査票を実際に作成し,理解を深めていく。
 授業の9回目以降(後半)では,主にExcelを使って,データ分析の実習を行う。調査結果に必要な確率統計やデータ処理方法について習得する。

■授業は,オンライン授業形式(Zoomによるリアルタイム配信)で行う。ただし,9回目以降(後半)のデータ分析実習は,ハイブリッド形式(Zoomと対面の併用)で行い,希望者のみ情報処理実習室において対面実習とする。
■情報処理実習室は,コロナ対応による入室の人数制限があるため,対面実習は「2021年度入学生」を優先する。希望者が収容人数より多い場合は抽選とする。

・詳細は「履修上の注意事項」もよく読んでください。

達成目標
/Course Goals
本講義の達成目標は次のとおりである。
・社会調査の意義を説明できる。
・社会調査の実施手順を説明できる。
・調査票の間違いを指摘できる。
・調査報告書の作成方法を習得する。
・Excelで基礎的なデータ分析手法ができる
授業内容
/Course contents
各回の講義内容は次のとおりである。ただし,履修者の知識,習得度合に応じて講義の順番や講義内容を変更する場合がある。

第1回 社会調査の概要 
第2回 社会調査の種類
第3回 調査の企画と設計
第4回 調査票の作成①:全体の構成
第5回 調査票の作成②:ワーディング
第6回 標本調査の方法
第7回 実査と調査結果の処理
第8回 実習:調査票作成と相互評価
第9回 データ分析の基礎
第10回 確率統計の基礎
第11回 データ分析①:仮説の検定
第12回 データ分析②:相関関係と因果関係
第13回 データ分析③:平均の差と比率の差
第14回 調査結果の報告
第15回 まとめ:社会調査の意義と課題
事前学修・事後学修
/Preparation and review class
事前学修:
各回の講義内容のキーワードについて,参考書等で確認する。また,各自の問題意識に基づいた調査票を作成するため,日頃から,新聞記事,雑誌,テレビ報道等の社会調査結果や調査方法を調べておく。


事後学修:
授業中に提示された用語や内容について,総務省統計局の各種統計情報や関連するwebサイトを閲覧し,復習すること。また,manabaにアップしてある小テストへ取り組むこと。
使用教材
/Teaching materials
使用教材は指定しないが,以下の参考文献が手元にあると授業の理解がより深まる。講義スライドはmanabaへアップロードする。

社会調査関連:
伊達平和, 高田聖治(2020)社会調査法(データサイエンス大系).学術図書出版
大谷信介他編著(2013)新・社会調査のアプローチ.ミネルヴァ書房
北川 由紀彦, 山口恵子(2019)社会調査の基礎.放送大学教育振興会
谷岡一郎(2000)「社会調査」のウソ.文藝春秋
ダレル・ハフ(1968)統計でウソをつく法.講談社(ブルーバックス)

統計関連:
神林博史(2016)1歩前からはじめる「統計」の読み方・考え方.ミネルヴァ書房
今野紀雄監修(2019)ニュートン式 超図解 最強に面白い!! 統計.ニュートンプレス
栗原伸一・丸山敦史(2017)統計学図鑑.オーム社
成績評価の方法
/Grading
次の総合点数により成績評価を行う。

■小テスト,レポート:70点 (5点×14回)
毎回の授業において,小テストやレポートを提出する。いずれもmanabaにて行う。

■調査票作成(レポート):30点
調査票を作成し,「manaba」にて提出する。

■「5回以上の授業未履修(各授業回の小テスト・レポート未提出や授業欠席)」,「調査票を未提出」の場合は総合点数にかかわらず不可とする。

成績評価の基準
/Grading Criteria
秀:成績評価の総合点数が100点~90点
 社会調査の意義を理解し,社会調査結果を正しく解釈することができる。また,社会調査の実施に関する一連の流れと,データ分析に関する知識と技術を十分に身に付けている。

優:89点~80点
 社会調査の意義を理解し,社会調査結果を正しく解釈することができる。また,社会調査の実施に関する一連の流れと,データ分析に関する知識と技術を身に付けている。

良:79点~70点
 社会調査の意義を理解し,社会調査結果を正しく解釈することができる。また,社会調査に関する基本的事項を身に付け,社会調査の実施に関する一連の流れと,データ分析に関して理解している。

可:69点~60点
 社会調査の意義を理解し,社会調査結果を正しく解釈することができる。また,社会調査に関する基本的事項を理解している。

不可:59点以下
 社会調査の意義および基本的事項の理解には至っていない。また「定期試験欠席届」の実施要項に該当しない事由で,5回以上履修していない場合および調査票未提出の場合も成績に関わらず不可とする。
履修上の注意事項
/Remarks
■原則オンライン(リアルタイム)授業です。授業及び質疑応答はZoomにより行います。各回の授業では,manaba上での出欠確認,小テスト・レポートの提出が必須です。

■Zoomで受講する際は,本学のLMS(manaba)を使用できる環境で受講してください。

■9回目以降のデータ分析では,「データ分析ツール」を使用するためPC版のMicrosoft Excelが必要です。「2021年度入学生」を優先として,大学の情報処理実習室でも受講可能とする予定ですが,コロナ対策による人数制限等で利用できない場合は,自宅等により各自のPCでExcel実習を行って頂きます。できる限り,PC版のMS-Excelを使用できる環境で履修してください。

■その他
・小テスト・レポートの未提出,欠席が多くなるほど,単位取得の可能性は低くなります。「4回まで欠席やレポートを未提出できる」という意味ではありません。欠席等が多くなれば当然,単位習得は困難になります。

・欠席は,「定期試験欠席届」の実施要項に該当する要件のみ,成績評価の際に考慮します。

・講義で知りえた情報(講義内容や他の履修者に関する情報など)を,SNS等へ提示したり,履修者以外へ教えたりしないでください。
実務経験者による授業
/Courses conducted by the
ones with practical
experiences
該当しない/No
遠隔授業
/Online class
遠隔授業/Online class

科目一覧へ戻る