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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2023/03/17 現在

科目名/Subject 英文学史II
担当教員(所属)/Instructor 高橋 優季 (商学部)
授業科目区分/Category 昼間コース 学科別専門科目
開講学期/Semester 2021年度/Academic Year  後期/Fall Semester
開講曜限/Class period 金/Fri 3
対象所属/Eligible Faculty 商学部/Faculty of Commerce
配当年次/Years 2年 , 3年 , 4年
単位数/Credits 2
研究室番号/Office
オフィスアワー/Office hours
更新日/Date of renewal 2021/02/19
授業の目的・方法
/Course Objectives and method
本講義のテーマは「英文学から環境問題を考える」です。

文学ジャンルは19世紀以降に書かれた詩をメインとしますが、その手始めに戦後のソウル、R&B、ロック音楽のなかに言及されている環境問題について読んでみます。
ほかに児童文学、小説なども幅広く取り扱い、作品を多く読む経験に基づいて、文明社会にとって自然とはどうあるべきか、皆で考えていきたいと思います。 
達成目標
/Course Goals
私達語学の学習者が、異なる時代また異なる言語で書かれた文学を読む時に必ず要求される作業として、一つ一つの詩語の意味をたとえ自分が「分かり切っている」と思っているはずの英単語でも改めて確認しながら読み進めることが重要です。そうすることで、正確かつ丁寧に英文を読めるようになることが第一の目標です。
授業内容
/Course contents
1週目 20世紀戦後以降の環境問題へのプロテストソング~その1 
    Julian Lennon 'Saltwater' (1991)
        Marvin Gaye 'Mercy Mercy Me'(1970)
        を、どう聴くだけでなく読むか。

2週目 20世紀戦後以降の環境問題へのプロテストソング~その2 
    Michael Jackson 'Earth Song' (1982)
        The Eagles  'Long Road Out of Heaven'(2007)
        を、どう聴くだけでなく読むか。

3週目  舞台はいきなり飛んで、イギリス湖水地方~その1 
     ベアトリクス・ポター『ピーターラビットのおはなし』(1902) 
     とナショナルトラスト設立の歴史。

4週目  舞台はいきなり飛んで、イギリス湖水地方~その2
     ウィリアム・ワーズワース  
     'I wandered lonely as a cloud' (The Daffodils)
     を読んでみよう。ここから本格的に英文学講義!

5週目  イギリス湖水地方より「ロマン主義」について考える
     「ロマン派」って、何だろう? 


6週目  ウィリアム・ワーズワースの自然愛    

     'The Rainbow'
     'The Tables Turned' を読んでみよう。 

7週目  後期ロマン派に挑戦 
     P.B.シェリー 'To the Skylark'ほか。 

8週目  文学作品にみる動植物~鳥編① 
          A.テニスン 'The Eagle'
          W.B.イェイツ 'The Hawk'

9週目  文学作品にみる動植物~鳥編 ②
     O.ワイルド 'The Nightingale and the Rose'

10週目  文学作品にみる動植物~鳥編 ③
     E. ファージョン 'The Lovebirds'

11週目  文学作品にみる動植物~けもの編 ① 
     W.ブレイク  'The Lamb' 'The Tyger'

12週目  文学作品にみる動植物~けもの編 ②
     D.H.ロレンス 'The Rex'  

13週目  文学作品にみる動植物~けもの編 ③
     G. オーウェル 'Shooting an Elephant' 前半 

14週目  文学作品にみる動植物~けもの編 ③
     G. オーウェル 'Shooting an Elephant' 後半 

15週目  ファンタジー文学にみる環境問題 
     J.R.R.トールキン『指輪物語』を中心に 








事前学修・事後学修
/Preparation and review class
[事前学習]
予習は絶対必要。予め授業で扱うと決められたテキストや資料を、まずは自分で読んで内容を把握してくること。分からない単語なども全て調べてくる。

[事後学習]
各自で復習する。授業のなかで受けた説明をもとに、文法的理解として不足だった部分を見直すことが重要。新しく覚えた単語やフレーズなども、発音と共に繰り返し見て書き取り直し、声に出して読み直すことで知識として定着させる。
使用教材
/Teaching materials
詳細は授業にて指示します。
 
成績評価の方法
/Grading

レポート提出評価(70%。回数と提出時期など詳細は授業で指示します。)

予習と参加状況(30%。出席回数ではありません※)
※受け身になって一方的に聴講するのではなく、意見や質問を述べていただけるような積極的な参加を参加状況として評価いたします。
成績評価の基準
/Grading Criteria
AA(秀)90~100
A  (優)80~89
B (良)70~79
C  (可)60~69
D  (不可)0~59
履修上の注意事項
/Remarks
授業には全体の三分の二相当は出席してください。三分の一欠席すると不可ということです。(公欠、病欠などの相談は応じます)
授業開始より20分以上後の入室は遅刻とみなします。遅刻3回で欠席一回分としてカウントします。(やむを得ない理由で遅れた場合は事後報告で良いので説明してください)
授業中に無断で教室を出入りすること、許可なく携帯電話やスマートフォンを使用すること、教室最後列から着席すること、寝ることは禁止します。これらの禁止事項を行う場合は、受講拒否とみなします。
辞書はできるだけ持参しましょう。
実務経験者による授業
/Courses conducted by the
ones with practical
experiences
該当しない/No
遠隔授業
/Online class
遠隔授業/Online class

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