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授業情報/Course information

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科目名/Subject 社会思想史II
担当教員(所属)/Instructor 西永 亮 (商学部)
授業科目区分/Category 昼間コース 共通科目
開講学期/Semester 2021年度/Academic Year  後期/Fall Semester
開講曜限/Class period
対象所属/Eligible Faculty 商学部昼間コース/Faculty of CommerceDay School
配当年次/Years 1年 , 2年 , 3年 , 4年
単位数/Credits 2
研究室番号/Office
オフィスアワー/Office hours
更新日/Date of renewal 2021/09/27
授業の目的・方法
/Course Objectives and method
授業の目的:
哲学と「全体主義」との関係を理解し,現代哲学の課題を描き出す.

概要:
 本講義は,大衆社会における「全体主義」の出現をテーマに,20世紀の西洋哲学を概観します.それを通じて,現代哲学において何が問題になってきたのか,あるいは現代哲学は何と格闘してきたのかを理解し,その問題意識および手法を共有することを目指します.

授業の方法:
 時間割を指定しないオンデマンドの遠隔授業.実施方法の詳細についてはmanabaに掲載します.
(なお,当初予定していた映像資料の使用については,オンデマンドへの移行のために中止します.)
達成目標
/Course Goals
 講義で解説した現代哲学者たちの基本概念,思考様式,問題意識を身につけ,説明できるようになることを目指します.
授業内容
/Course contents
1,E. フロムの「自由からの逃走」――人間は自由を求めているのか?
2,ホブズボームの20世紀論――2つの世界戦争とロシア革命
3,文化戦争としての第1次世界大戦:①ジンメル
4,文化戦争としての第1次世界大戦:②Th. マン
5,啓蒙の弁証法とナチズム:①ホルクハイマー・アドルノの「啓蒙の弁証法」(a)啓蒙の自己崩壊
6,啓蒙の弁証法とナチズム:①ホルクハイマー・アドルノの「啓蒙の弁証法」(b)同一化の暴力
7,啓蒙の弁証法とナチズム:②エリアスにおける「文明化」と「野蛮」
8,C. シュミットの政治神学:①「政治的なもの」の概念
9,C. シュミットの政治神学:②中性化と脱政治化
10,C. シュミットの政治神学:③議会主義批判
11,L. シュトラウスの政治哲学:①シュミット批判
12,L. シュトラウスの政治哲学:②政治哲学とは何であるか?(意見と真理,社会と哲学その1)

13,アーレントの公共哲学:①人間の条件
14,アーレントの公共哲学:②政治哲学批判(意見と真理,社会と哲学その2)
15,バーリンのナショナリズム論――民族独立と自由
事前学修・事後学修
/Preparation and review class
・manaba掲載の実施方法に従うこと.
・講義に出てくる用語の意味を理解しておくこと.
・自分の講義ノートを読んで,講義内容を確認すること.
・講義を振り返り要点をまとめておくこと.
使用教材
/Teaching materials
なし
成績評価の方法
/Grading
小レポート=50%・期末レポート=50%
成績評価の基準
/Grading Criteria
 講義で解説した思想家たちの基本概念,思考様式,問題意識を理解し,それを自分で応用できるかどうかが基準になります.その理解力と応用力が9割以上であれば「秀」,8割以上であれば「優」,7割以上であれば「良」,6割以上であれば「可」,6割未満であれば「不可」となります.
履修上の注意事項
/Remarks
・講義資料の長文テクストをしっかり読解すること.
・自分のノートを作ること.
実務経験者による授業
/Courses conducted by the
ones with practical
experiences
該当しない/No
遠隔授業
/Online class
遠隔授業/Online class

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