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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2023/03/27 現在

科目名/Subject 財務管理論
担当教員(所属)/Instructor 手島 直樹 (商学研究科)
授業科目区分/Category 昼間コース 学科別専門科目
開講学期/Semester 2020年度/Academic Year  後期/Fall Semester
開講曜限/Class period 木/Thu 2 , 木/Thu 3
対象所属/Eligible Faculty 商学部/Faculty of Commerce
配当年次/Years 3年 , 4年
単位数/Credits 4
研究室番号/Office
オフィスアワー/Office hours
更新日/Date of renewal 2020/02/27
授業の目的・方法
/Course Objectives and method
上場企業の財務部やIR部門において、コーポレート・アナリスト(企業内アナリスト)として財務戦略の立案や投資評価を行うために必要なスキルを養成することを本授業の目的とする。
ファイナンス理論がカバーする対象は多岐にわたるが、本授業においては、コーポレート・アナリストに不可欠となる部分(ファイナンスの四本柱=投資評価、資本コスト、資本構成、株主還元)にフォーカスし授業を行う。その後、企業価値評価モデルを構築することにより株価を算出するプロセスを学ぶ。


達成目標
/Course Goals
到達目標は、事業会社の財務担当者やIR担当者としてファイナンスの観点から企業価値創造に資するために必要なスキルを身に付けることである。
授業内容
/Course contents
■フェーズ1:投資評価
現在価値、将来価値、資本コスト、投資判断の手法などコーポレートファイナンスの基本中の基本を学ぶ。
■フェーズ2:財務戦略
資本構成や株主還元政策などコーポレートファイナンスの実務において重視される財務戦略について学ぶ。
■フェーズ3:企業価値評価
上場企業(キリンホールディングス)をケースとして実際に企業価値評価を実践する。
■フェーズ4:企業価値創造のためのファイナンス戦略
前半で学習した「ファイナンスの四本柱」を深掘りすることに加えて、オプション、リスクマネジメント、株式市場のメカニズムなどの企業価値創造に不可欠なファイナンス戦略を学ぶ。また、投資家の視点を理解するために、ウォーレン・バフェットの投資術・経営術も取り上げる。
■フェーズ5:事業ポートフォリオマネジメント
M&Aや事業売却の学術研究とケースを分析することにより、いかに企業価値が創造(破壊)されるのかを考察する。
■フェーズ6:企業価値評価レビュー
最後に企業価値評価についてレビューする。

なお講義では、日米企業のケーススタディを多く取り上げることにより、理論が実務においてどのように実践されているのかを理解することを目指す。
事前学修・事後学修
/Preparation and review class
パワーポイントの授業資料を授業前にアップするので、事前に読んでおくこと。
使用教材
/Teaching materials
授業用パワーポイントを利用するため、教科書はない。その他、参考文献は授業において紹介する。
成績評価の方法
/Grading
最終レポート、もしくは期末試験のオプション:100点

成績評価の基準
/Grading Criteria
秀:最終レポート、もしくは期末試験が100点~90点
優:最終レポート、もしくは期末試験が89点~80点
良:最終レポート、もしくは期末試験が79点~70点
可:最終レポート、もしくは期末試験が69点~60点
不可:最終レポート、もしくは期末試験が59点以下
履修上の注意事項
/Remarks
中間試験は実施しない。また、出欠は取らない。最終レポート、もしくは期末試験のみで成績は評価されることに注意すること。
実務経験者による授業
/Courses conducted by the
ones with practical
experiences
該当する/Yes
実務経験の概要
/Outline of their practical
experiences
・アクセンチュア
・日産自動車
・財務アドバイザリーファーム経営
・ベンチャー企業の監査役
実務経験と授業科目との関連性
/Relevance between their
practical experiences and
the course
授業は、理論だけでなく実務的な視点で行われる。
遠隔授業
/Online class
遠隔授業/Online class

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