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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2023/03/27 現在

科目名/Subject 経済学特別講義(環境経済学)
担当教員(所属)/Instructor 王 天荷 (商学部)
授業科目区分/Category 昼間コース 学科別専門科目
開講学期/Semester 2020年度/Academic Year  後期/Fall Semester
開講曜限/Class period
対象所属/Eligible Faculty
配当年次/Years 3年 , 4年
単位数/Credits 2
研究室番号/Office
オフィスアワー/Office hours
更新日/Date of renewal 2020/02/29
授業の目的・方法
/Course Objectives and method
ミクロ経済学の応用として、環境経済学の考え方、分析手法の基礎を学習し、理論と現実の違いについて理解を深め、分析能力を身につけることを目的とする。

授業の方法:
PowerPointと配布資料を用いて、講義形式で授業を進める。重要な事項は板書しながら解説を行う。
授業の前半(第2回~第6回)は、環境経済学を学ぶ上で必要な専門知識として、ミクロ経済学の基礎知識の復習を行う。
授業の後半(第7回~第14回)は、ミクロ経済学の応用として、環境経済学の基礎理論を学習し、理解を深める。
達成目標
/Course Goals
本講義を受講することによって、以下の知識を身につき、分析能力を修得する。
1). ミクロ経済学の理論に基づき、環境問題の発生や解決の仕組みを理解し、説明できるようになる。
2). 具体的な環境問題に際して、環境規制と経済的手法の違いについて理解を深めた上で、解決するために必要な政策の思考力を得る
3). 環境の価値を貨幣単位で評価する方法について理解し、説明できるようになる。
4). 企業と環境問題との関わりについて理解し、説明できるようになる。
5). 持続可能な発展の観点から、地球環境問題とその対応策について理解し、説明できるようになる。
授業内容
/Course contents
ミクロ経済学に基づき、経済的観点から環境問題にアプローチする。
環境問題が発生するメカニズムを明らかにすると共に、環境問題の解決に向けた具体的な対策を示し、
環境経済学の考え方、分析手法の基礎的部分を説明する。

各回の講義内容は次の通りである。
ただし、履修者の知識、習得度合いに応じ、講義の順番や内容を変更することがある。
第1回:ガイダンス「経済学と環境問題」
【前半:基礎の復習】
第2回:需要と供給、余剰分析
第3回:外部性と市場の失敗
第4回:公共財、共有資源
第5回:価格統制と割当て
第6回:税の便益と費用
【後半:応用】
第7回:環境規制の経済効果(直接規制)
第8回:経済的手段① (排出量取引)
第9回:経済的手段② (環境税と補助金)
第10回:直接交渉による解決法(コースの定理)
第11回:政策手段の選択と現状
第12回:環境の価値評価
第13回:企業と環境問題
第14回:グローバリゼーションと環境問題
第15回:まとめと総括
事前学修・事後学修
/Preparation and review class
参考文献に基づき、各回、約2時間の事前学習が望ましい。
前回までの講義内容を配布資料や各自のメモなどから、各回、約2時間の事後学習が望ましい。
使用教材
/Teaching materials
使用教材は指定しないが、下記の図書を参考文献とする。
講義スライドはmanabaへアップロードする。

1). 栗山浩一・馬奈木俊介(2016)『環境経済学をつかむ』第3版 有斐閣
2). 諸富徹・浅野耕太・森晶寿(2008)『環境経済学講義』有斐閣
3). 時政・薮田・今泉・有吉編(2007)『環境と資源の経済学』勁草書房
4). 日引聡・有村俊秀(2002)『入門 環境経済学』中央公論新社
5). 柴田弘文(2002)『環境経済学』東洋経済新報社
6). CD・コルスタッド著、細江・藤田訳(2001)『環境経済学入門』有斐閣
7). 植田和弘(2000)『現代経済学入門 環境経済学』岩波書店
成績評価の方法
/Grading
期間中のレポート・小テスト40%+期末試験60%=総合評価100%
成績評価の基準
/Grading Criteria
次の点を合格ラインの基準とする。
1). 授業中に明示する重要ポイントを理解していること。
2). 小テストの問題を過半数は理解し、正しく解答していること。
3). レポートの記述は重要ポイントに沿った議論であること。
4). 期末試験の基礎問題を正しく分析できていること。
上記に加え、出席率、積極性、理解度を含め、全体評価を行う。
履修上の注意事項
/Remarks
1). 講義の前半はミクロ経済学の基礎知識の復習から始めるが、全体としてミクロ経済学の応用に重心を置いているため、既にミクロ経済学を履修済であることが望ましい。
2). 経済学を理解するには知識の積み重ねが必要となるため、連続して講義に出席していないと理解が難しくなる。
実務経験者による授業
/Courses conducted by the
ones with practical
experiences
該当しない/No
遠隔授業
/Online class
遠隔授業/Online class

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