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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2023/03/27 現在

科目名/Subject 日本文学I
担当教員(所属)/Instructor 中村 史 (商学部)
授業科目区分/Category 昼間コース 共通科目
開講学期/Semester 2020年度/Academic Year  後期/Fall Semester
開講曜限/Class period 水/Wed 3
対象所属/Eligible Faculty 商学部昼間コース/Faculty of CommerceDay School
配当年次/Years 1年 , 2年 , 3年 , 4年
単位数/Credits 2
研究室番号/Office
オフィスアワー/Office hours
更新日/Date of renewal 2020/03/03
授業の目的・方法
/Course Objectives and method
 この授業では日本の古典文学を取り扱います(「古典文学を読むⅠ」)。日本の文学と文化の一端を知っていただくことを目的としています。「古典文学に見る動物(猫篇・犬篇)」というテーマのもと、日本の古典文学の幾つかを取り上げ、口承文芸をも範囲とします。仏教等の思想に触れつつ、また、インドや中国他の外国文学の作品との比較の視点を持ちつつ授業を進めることがあります。
達成目標
/Course Goals
 日本の古典文学について自らよりよく知るようになる(それによって人生がより楽しいものとなれば一層望ましい)。機会があれば他の人にもそれを伝えることができるようになる。そういったことを目標としています。
 例えば、海外に出たときに、日本のことを話そうとしても知らなければ話すことはできないでしょう。
授業内容
/Course contents
各回の授業内容は以下の通りです。ただし、履修者の理解や習得などの状況を見て順番や内容を変更する場合があります。

第1回:この授業について その他
第2回:古典文学に見る動物(猫編)、人間と「猫」・文学と「猫」・日本における「猫」
第3回:古典文学に見る動物(猫編)、『源氏物語』とその周辺
第4回:古典文学に見る動物(猫編)、女三宮と柏木と唐猫(その一)
第5回:古典文学に見る動物(猫編)、女三宮と柏木と唐猫(その二)
第6回:古典文学に見る動物(猫編)、『更級日記』とその周辺
第7回:古典文学に見る動物(猫編)、大納言の姫君の生まれ変わりの猫(その一)
第8回:古典文学に見る動物(猫編)、大納言の姫君の生まれ変わりの猫(その二)
第9回:古典文学に見る動物(犬編)、人間と「犬」・文学と「犬」・日本における「犬」
第10回:古典文学に見る動物(犬編)、『枕草子』とその周辺
第11回:古典文学に見る動物(犬編)、命婦のおとどと翁まろ(その一)
第12回:古典文学に見る動物(犬編)、命婦のおとどと翁まろ(その二)
第13回:古典文学に見る動物(犬編)、『今昔物語集』とのその周辺
第14回:古典文学に見る動物(犬編)、忠義な犬(その一)
第15回:古典文学に見る動物(犬編)、忠義な犬ーー源流を求めて

時間を調整して、「狐女房譚」(『日本霊異記』、各地の口承文芸)を入れる可能性があります。
事前学修・事後学修
/Preparation and review class
 配布プリントの古文・漢文本文を読み、わからないことを調べておくこと。
 
 授業で紹介した図書を読むこと。

 その他、各回授業において適宜指示します。
使用教材
/Teaching materials
 テキストはとくに定めず、プリントを配布します。レポートを課す場合、レポート用図書は購入していただきます(後日授業中に指示)。
成績評価の方法
/Grading
 履修者の状況を見て最終的に決定します。

 履修人数が多くない場合には、期末試験+レポート+小テスト(数回)により、期末試験30〜40%、レポート20%、小テスト40〜50%の比率の予定です。期末試験とレポートのみでは合格点(60点以上)に達しません。期末試験とレポートいずれかを欠くと合格点に達しません。また、小テストは授業時間中に適宜、予告なく、数回課すものですが、小テスト受験の機会を多く失うと合格点に達しない可能性が高くなります。

 小テストでは主に授業内容の理解を試します。レポートでは日本の古典文学や文化についての本を読み、内容をまとめることが中心です。期末試験は主として小テストとレポートの内容の理解を試します。

*状況を見て予定を変更することはあり得ます。

成績評価の基準
/Grading Criteria
 授業で取り扱った古典文学作品やテーマについて、理解していない場合「不可」、最低限の理解をしている場合「可」、良い理解をしている場合「良」、すぐれた理解をしている場合「優」、特にすぐれた理解をしている場合「秀」と評価するのがおおよその基準です。より良い評価を得るためには、履修者の側により多くの努力と誠実さが求められるでしょう。
履修上の注意事項
/Remarks
 古典文学を対象とする授業であり、古典文学テキストの講読が含まれます。履修者は、古典文法を修得しており、かつ、古文・漢文を一定以上読めることが必須となります。

 履修希望者は必ず第1回授業に出席してください。第1回授業の際にのみ得られる情報もあります。
 
実務経験者による授業
/Courses conducted by the
ones with practical
experiences
該当しない/No
遠隔授業
/Online class
遠隔授業/Online class

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