小樽商科大学商学部
経済学科 寺坂 崇宏
2014年11月04日更新
研究指導募集要項(2015年度)はこちらから
○2014年度研究指導について
このゼミでは、経済統計関連を中心とした、経済学の専門知識の習得と、それを活用した経済問題、社会問題に対する意見、提言ができるようになることを目標としています。はじめに、テキスト、著書、論文の読み方を教えます。次に、ゼミ生全員の討論や議論を用いた指導と、必要に応じて、個人指導の両方の方法を使って、経済問題、社会問題に対する意識を高めていきます。3年次のゼミではなかなか議論に参加することが難しい人もいますが、これまでのゼミ生を見た限りでは、4年の前期が終わることまでには、多少の差はありますが、自分の意見を、根拠を持って出すことが出来るようになってきます。
○所属内訳
3年生:7人(経済学科6名、商学科1名)
4年生:15人(経済学科14名
社会情報学科1名)
3年ゼミでは、卒業論文の執筆準備のための経済学関連の書籍の購読と、森田優三 久次智雄(1993)『新統計概論 改訂版』日本評論社 を使って、統計学関連の知識の習得をしています。現在の日本経済の状況を、データを使って捉えられるようになることと、卒業論文の執筆が円滑に進められるようになるための指導を進めています。
○4年ゼミ
4年ゼミでは、卒業論文の執筆を進めていきます。毎週、1人1人に執筆状況について報告と発表をしてもらいます。皆さんが作成した文章をスクリーンで提示して、添削指導をしています。さらに、教員およびゼミ生は、報告に対してコメントしたり意見を出したりして、より良い文章が出来るように執筆作業を進めています。これまで所属したゼミ生の卒業論文の題目の一部については、このページの中の「ゼミ生の卒業論文の題目」に書かれてあります。
最近の卒業生は、食品関係、金融関係、保険関係、ソフトウエア関係、病院関係、公務員等、さまざまな進路を選択しています。
(2008年度まで)
2008年度(13名)
我が国における消費税制度の社会的影響とその改革について
景気と社会現象の関係性
北海道新幹線の経済波及効果と課題
戦後の日本における家計の変化について
環境問題を考慮した社会と循環経済
夕張の破たんの歴史と再生への提言
「ワーキングプア」問題を支援する社会保障制度の在り方
日本の高速道路網及び都市道路網のあり方について
日本の犯罪状況と犯罪の未然防止対策について
小樽市の少子化問題とその対策について
コンビニエンスストアの変貌と背負うべき社会的責任
日本における能力主義社会の広まりと生活への影響
中国における都市-農村間の貧富の格差
2007年度(7名)
家計貯蓄率と日本経済
日本の経済成長と高齢化社会
マクロ的視点から見た我が国の貨幣市場の実証分析
日本の雇用形態の変遷と所得格差
フリーターの経済分析 −日本経済への影響−
『家計調査年報』による自動車に関する家計支出の実証分析
2006年度(2名)
日本の格差社会の現状と格差縮小への対策
GDPギャップから見る現代の日本経済
2005年度(2名)
我が国労働市場における賃金調整及び雇用調整の実証分析
我が国における失業構造の変化と潜在成長率の実証分析
2004年度(8名)
1990年以降の日本におけるマクロ的消費支出の計量経済分析
日本のGDPギャップの推計とマクロ総供給曲線の分析 − 1980年代と1990年代以降との比較 −
日本における在庫循環の変動の推移とその要因に関する統計的分析
日本の貨幣市場の需要、供給関数の推定 − 1990年代以降のデータによる実証分析 −
低成長時代における日本の輸出・輸入行動のマクロ計量経済分析
投資関数の理論と日本のマクロ投資関数の計量経済分析
1990年以降の日本における住宅投資の計量経済分析
マクロ経済的視点による日本の消費行動の実証分析
2003年度(1名)
日本経済における金融政策の有効性の検証 − VARモデルによる実証分析 −