グローバリゼーションの荒波に多くの企業が翻弄されている。そのなかに元気な地域企業がある。ビジネスモデルを鍵概念として、その創出から進化までを展望することで、地域企業の持続的な発展の糸口を探る。地域企業は、いま求められている持続可能な社会形成のための核心のひとつでもある。
(文眞堂HPより)

定価 \2,730 (税込)
ISBN 978-4-8309-4619-6

本書に紹介されている企業:
ダイナックス、カイハラ、白鳳堂、
システム・ケイ、三宅

 日本の地方部に立地する地域企業の経営は、国境を越えた地球規模の競争が繰り広げられる時代にあってますます厳しさを増しています。しかし、地域企業は地域内に存在する固有の資源を活用できるという強みも持っています。
 本書ではグローバル環境のなかで地域企業ならではの強みを発揮し、さらに世界に羽ばたきつつある企業にフォーカスしています。「ビジネスモデルの形成と発展」という視角から分析の焦点を定め、北海道と広島から5つの先進企業をピックアップして、その優れたビジネスモデルを分析しています。
 地域企業研究は、これまで中小企業研究のなかに包括されてきました。しかし、地域経済の活性化が深刻に求められるようになってきた昨今、地域企業そのものに対象を定めた研究を進めることが求められています。本書はこうした課題認識のもとで編集された研究書ではありますが、地域企業の経営者に対して実践的な戦略プランを提供するビジネス書としても活用できるよう工夫されています。


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