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◆ 2018/08/02 一般教育系の片山昇先生にインタビュー! ◆

この4月に商大にやってきた先生の紹介第2弾! 一般教育系の片山先生にインタビューするよ!

それでは片山先生,さっそく自己紹介をお願いします!

4月に一般教育系の生物学担当教員として赴任しました片山昇と申します.生まれは岡山ですが,北海道には4年間ほど暮らしたことがあります.

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片山先生,北の大地へおかえりなさい♪

商大に着任される前は何をしていましたか?

京都大学生態学研究センターで研究員をしていました.また併任の非常勤講師として,龍谷大学や立命館大学で生物多様性実習や環境科学などを教えていました.その前は,北海道大学の天塩研究林や苫小牧研究林で研究をしていました.

 

北海道で暮らしていた4年間は,北海道大学の研究林で研究をしていた期間なんだね!

片山先生の専門分野を教えてください!

生態学です.生物間の関係性(相互作用)に着目しながら,「生物はどのように環境に適応して生きているのか」とか「生物の個体数や群集構造はどのように決定されているのか」とかについて調べています.最近は,北海道の両生類や山菜を対象にした研究も行なっています.基礎科学を発展させることで,応用にもつながる研究をしたいと思っています.

 

生態学と聞くと,動物が対象になるイメージがあるけれど,山菜などの植物が研究対象になることもあるんだね!興味深いなぁ.

先生はどのような講義を担当しているんですか?

前期は「生物学I」と「基礎ゼミナール」を担当しました.生物学Iでは,マクロからミクロに至る生命現象について概説して,生命活動の根源となるメカニズムや生態系の成り立ちについて講義しました.基礎ゼミナールでは英語論文の輪読や生物学実験を行ないました.今年の生物学実験ではエゾサンショウウオの幼生を用いて行いました.後期には「生物学II」と「現代の生物学」を担当する予定です.

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この写真は,今年の生物学実験で用いられたエゾサンショウウオの幼生だよ.

知っている人もいると思うけど,幼生というのは,カエルでいうオタマジャクシの時期のように,成長する過程での,成体とは異なる体形で生活する時期のことを表しているよ.

幼生だけど,大きいね!

 

小樽商科大学に対し,どのような印象を持っていましたか??実際に着任してから印象は変わりましたか??

伝統ある大学で真面目な学生が多い,という印象をもっていました.実際に授業を受け持ってみても,真剣に授業を聞いてくれる学生がとても多いと感じました.

 

ありがとうございます!商大生のことを褒めてもらえて嬉しいです!

片山先生が大学生のときはどのような学生だったんですか?

部活動としてバドミントンをしていました.学部のころはあまり真面目に授業を受けてなかったように思います(笑).大学院からは心を入れ替えて,研究に打ち込んできました.

 

趣味・特技等はありますか?

北海道に住んでから,温泉巡りをするようになりました.休日の朝から夕方まで,温泉でまったりと過ごすことができれば幸せです.

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温泉いいよね♪

 

最後に,商大生(または小樽の皆さん)へのメッセージをお願いします!!

生物学と経済学とは,かけ離れた学問分野のように感じると思います.しかし,両者は古くから交流して発展してきました.例えば,進化論で有名なダーウィンは,マルサスの人口論を読んで「自然選択説」を提唱したといわれていますし,生物の生態的地位を意味する「ニッチ」という言葉は,経済学の用語を転用したものです.経済を理解する上でも生物学の知識は役立つはずです.皆さんにとって有用となる情報を,授業を通して提供できればと思います.

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片山先生,ありがとうございました!

ボクも片山先生のように,幅広い分野の学問をしっかり学んで知識を深めていきたいな!

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