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◆ 今日は言語センターの横村先生からお薦めの本を紹介してもらったよ! ◆



An Introduction to Language


Victoria Fromkin (著), Robert Rodman (著), Nina Hyams (著)



「言語学」とはどのような学問なのでしょう。なぜ日本語はSOV語順なのに英語はSVOなのか、なぜ「箸」「橋」「端」はすべて「ハシ」と発音するのか、「寒いですね」がなぜ「窓を閉めてください」という意味になるのか、そもそも言語ってなんだ?などなど、言葉に関する疑問はたくさんあります。それを解明するのが言語学です。ひとえに言語学と言っても、語順を扱う分野、意味を扱う分野、音を扱う分野、言語の歴史を扱う分野、言語と脳の関係を扱う分野など、いくつもの専門に分かれています。


この本では、人間のもつ言語について、語順(文法)、意味、言語習得、言語とコンピュータ、言語と社会、といった観点から説明しています。タイトルにIntroductionと書いてある割にはわかりづらかったり、専門的な知識があることを前提に書かれた本が多かったりする中で、この本はIntroduction中のIntroductionといえるくらい、言語学のことをわかりやすく説明しています。洋書ですので、値段も高いし、すべて英語で書かれているので、一見嫌がられそうですが、とても読みやすい英語で書かれていて、図や絵が多いので、辞書を引く回数がそれほどなくして十分に内容を理解することができます。


この本はすでに著者の一人が亡くなっています。にもかかわらず、版が重ねられ、現在では第8版まで出ています。常に修正し、新しい情報を加えながら、人間の持つ言葉の面白さを教えてくれます。



ついに英語の本が登場したね!横村先生いわく「商大生だったら、必ず読めます!」だって。みんな,挑戦してみよう~。


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