ドストエフスキー『罪と罰』(岩波文庫他)
昨年だったか、カゼをひいて安静にしていた時に読みました。「ハマリ」ました。100年以上前ですが、ロシアの元大学生ラスコーリニコフが金貸しの老婆とその妹を殺して金を奪うという事件から始まる壮大なお話です。とにかく面白い。ちょっと暗めですが、古さを感じさせないのは人間の本性や多様性を深く描写できているからでしょうか。年末年始や時間のあるときにゆっくり読んでみてはいかがでしょうか?
それから、同じ作家の『カラマーゾフの兄弟』の新訳(全5巻文庫版)が、光文社から最近出ました。これが驚異的に売れて、ベストセラーになりました。この種の翻訳本としては異例で、30万部を突破する勢いだそうです。この本も有名な小説で、帝政ロシアの地主カラマーゾフ一家の人間物語です。私は若い頃に、確か途中まで読んで投げ出したかすかな記憶があり、新訳はまだ第1巻しか読んでいないので、今年は紅白歌合戦を見ないで読もうと思っています。
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