
同じ企業を担当しているチームでも、提案内容にはチームのカラーが出ていて面白い。問題への光の当て方が違うからだ。
具体性
創造性
現実性
という3つのポイントをクリアするように、という高いハードルを課せられている学生たちだが、なかなかいい感じでワークが進んでいた。
議論をする際に大事なことは、絵や図を描いてイメージを共有すること。散策バスのルート図、お酒の新商品のパッケージ、オルゴール堂の売場レイアウト、天狗のキャラクターなどなど、手元の紙にイメージを描きながら議論しているチームは、どんどん案が具体化していく。「発表のときにも、完成イメージを絵や写真で見せるようにしてください」という指示が教員からとぶ。
ただし、作業がすすむ中で、振り出しに戻ってしまうチームもある。「わくわく感」がないからである。自分たちが楽しんでいないことに気づいたとき、「このままでいいのか?」という疑問が生じる。「これだったら、自分たちも使いたい、買いたい」と思えるような商品・サービスを考えることが基本だ。企画とは、自分たちの「思い」をカタチにする作業だからである。
授業が終了するとすぐに退室する学生たちだが、今日は居残っている。どうも、1月の最終発表会に向けて、詰めの作業をするための時間を調整しているようだ。授業を運営する側としてうれしいのは、学生たちに「やらされ感」がなく、いきいきとしていること。最後の追い込みを、楽しんで乗り切ってほしい。
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