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◆ 北に一星あり 第6集 ◆

北に一星あり -小樽商科大学の発展をめざして-

第6集 概要 2001年3月発行

本報告書は、意思決定機構の整備(第2章)と平成11年度の自己評価委員会の活動結果をまとめたものである。

当委員会の平成11年度の活動結果の主な事項は、次の3つである。つまり、第1は、前年度からの引継事項である外部評価導入に向けての意見形成、第2は、学生の「授業改善のためのアンケート」(以下「学生アンケート」と略称)で個別型における経済学科との統一問題、そして第3は、学生アンケート調査の実施である。

第1の外部評価の導入については、当委員会では、これまでにも自己点検・評価を実施しつつ同時に外部評価の調査を行っている。平成11年11月24日に外部評価の導入に向けての中間報告、さらに平成12年3月13日に教授会で外部評価の導入についての審議をしていただいたが、この時は継続審議となり、平成12年6月21の教授会で、平成12年度の実施が承認された。「外部評価導入に向けて」は第3章で取り上げている。

第2は、学生アンケートの個別型における経済学科との統一問題である。学生アンケート調査(個別型)は、平成9年から実施されている。しかし、講義科目では、経済学科は「授業評価質問票」という学科独自のアンケート票を用いているので、従来のアンケート票では、全体的な傾向や学科別の比較が不十分になるという欠点を持っている。そこで、自己評価委員会ではアンケート票統一について、次の基本方針をもとに検討してきたのである。

(1)個別型・講義科目については、経済学科の「授業評価質問票」との統一を図り、また両者の統一が不可能な項目については、経済学科の特別欄を設ける。

(2)「複数回答」の質問項目は、アンケートの趣旨を明確にすることおよび集計の都合上これをなくする。また重要な項目については、これを独立の質問項目とする。例えば、講義の良い点と良くない点、講義の選択理由などである。

(3)アンケート調査における学生意見や経済学科の意見を参考にして、特に必要と判断した質問項目は追加する。例えば、学生の質問に対する対応、講義の進度、講義内容の卒業後の役立ち、教育環境の保持努力などである。

(4)アンケートの 質問項目の流れを整理し、最後に講義全体の評価項目を設ける。

以上のような基本方針のもとに、講義科目の質問項目は、別紙(資料ー3 P.195)のように変更・追加され、これに伴い語学科目と実技実習科目の質問項目も変更・追加されることになる。また変更点と追加点は、下線部分で示している。なお、学生アンケート(個別型)の一部修正は平成12年2月9日の代議教授会で承認され、平成12年度から実施されることになっている。

第3は、学生アンケート調査の全学的実施である。ここで、全学的実施といっても、非常勤講師については、本年度は希望者のみに限定していることを付記しておきたい。

学生アンケート調査は、質問内容の相違により共通型と個別型の2種類で実施している。
共通型は授業全体に関するものであり、また個別型は特定の授業科目に関するものであるが、科目の性質により講義科目、語学科目および実技実習科目に区分して実施している。

さて、学生アンケートの調査結果は、「北に一星あり」の第4集(平成9年度)と第5集(平成10年度)で既に公表されているところである。しかし、これらの報告書の集計・分析および図表の作成においては、まだ試行過程にあり、また共通型と個別型では図表の形式が非常に異なっていたり、理解しにくいところもある。そこで、自己評価委員会では、この点を改善するために作業部会を設け、次の基本方針のもとに検討し、その成果を本年度の報告書に反映させている。つまり、学生アンケートの集計と図表の作成についての基本方針は、(1)共通型と個別型の図表の形式を同一にする、(2)見やすく、かつ理解し易いようにする、(3)各質問項目毎に度数分布図表を作成する、(4)学生の意見をできるだけ記載する、そして(5)昼間・夜間主コース、講義・語学・実技実習科目をできるだけ一つの図表に表示し、また講義科目を学科別等に区分して、相互比較ができるようにすることである。

学生アンケート調査結果は、調査結果要約、調査結果および図表の3つから構成されている。つまり、調査結果要約は、調査結果を理解しやすいようにしたものである。調査結果要約のなかに、特に学生意見の項目をつけたのは、共通型と個別型の各質問項目毎にだけ記載していたのでは学生意見を十分に理解できないので、これを整理して(1)教官の授業態度、(2)講義方法、(3)講義内容、(4)成績評価および(5)ゼミナールに区分して記載している。調査結果は、図表の数量的な資料だけでは理解しにくいところもあるので、資料に基づきできるだけ忠実にコメントをつけた。また学生アンケート調査は学生意見を反映させるところでもあるので、できるだけ多くの学生意見を記載している。当委員会は、各教官がこのような率直な学生意見に耳を傾け、授業改善に役立てることを期待している。図表については、学生アンケートの実態を適切に反映し、しかも見やすいようにするために、共通型・個別型の図表を度数分布表にしたことである。

次に、学生アンケート調査結果は2つの章から構成されている。つまり、第4章は学生の「授業改善のためのアンケート」調査結果要約(共通型・個別型・学生意見)、第5章は学生の「授業改善のためのアンケート」調査結果(共通型・個別型)である。従来の報告書では、要約を載せてはいなかったが、本報告書では、新たに第4章として調査結果要約を設けたのでここを参照していただきたい。また報告書作成の資料として用いた図表(共通型・個別型)は末尾に添付してある。

最後に、本報告書の執筆者は次のとおりである。

執筆者 第1章、第4章、第5章:田中 良三(自己評価委員会委員長) 第2章:山田 家正(学長) 第3章:相内 俊一(自己評価委員会委員)

 

(下線部をクリックするとPDF化したものが読めます。)

表紙・目次

第1章 概要

第2章 本学の意思決定機構の整備-代議教授会

第3章 外部評価導入に向けて

第4章 学生の「授業改善のためのアンケート」調査結果要約

第1節 共通型要約

第2節 個別型要約

第3節 個別型(経済学科授業評価)

第4節 学生意見要約

第5章 学生の「授業改善のためのアンケート」調査結果

第1節 共通型調査結果

1 学生アンケート調査の回収状況と学年別(入学年度別)構成

2 授業全体に関する内容

3 ゼミナール

4 その他、授業・ゼミ等について改善してほしい点・良い点等

5 教師像と成績評価・望ましい教師像の割合の関係

6 学科別の成績評価・ゼミナール所属

第2節 個別型調査結果

1 学生アンケート調査の実施状況と学年別構成

2 講義の選択理由

3 学生の学習態度

4 講義の満足度

5 講義の内容

6 講義の方法

7 授業等について良い点と改善してほしい点

8 講義科目の総合評価(総平均値)

9 学年・講義の選択理由と満足度の関係

添付資料

資料-1 共通型アンケート調査結果の図表

資料-2 個別型アンケート調査結果の図表

資料-3 学生の「授業改善のためのアンケート」

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