中村 秀雄 先生

神戸大学法学部
米国ミシカン大学法科大学院修士課程修了
昭和47年〜平成13年まで丸紅株式会社勤務
専門:国際取引法
研究について

1 先生は何いついての研究をなさっているのですか?

学部では国際取引法、ビジネススクールでは国際取引実務・企業の社会的責任と経営倫理について研究しています。これは国籍の違う人と取引を行うことで、商品は勿論、歌手のコンサートやサッカーの試合、旅行などの人の移動も国際取引です。

2 大学の先生になろうと決心した決め手は何だったのですか?

もともと勉強して人に教えることが好きだったのです。ここに来る前は、貿易の会社でサラリーマンをしていました。その当時は2年間アメリカのミンガン大学に留学していました。その後は1990年〜1996年までロンドンに滞在し、英語で書かれた契約書を読んでいましたが、会社にいるということは時がたつと管理職について、自分が行動することがなくなるのです。今まで全てのヨーロッパ、ロシア、オーストラリア、イラン、カザフスタン、ナイジェリアなど様々な国30ヵ国以上は行きましたよ。小学生のころから本などを読んで、外国に行きたいなあと思っていたのです。それに中学校になると、英語を話して、女の子にもてようと思いましたね!外国に憧れがあったので国際取引について学生に教えようと思ったのです。
小樽商科大学について

1 どのような大学だと思いますか?(メッセージ)

北海道!!の大学ですね。正直で素直で良い学生達ですね。でももう少し想像力があってもよいと思います。やることはしっかりやるのだけれども、乱暴でもなく、冒険するでもなく、おとなしいですね。もっといろいろ出来るはずなのですよ。小さい学校で教員と学生の距離を近くすることが出来るのだから、もっとずうずうしく先生から何かを引き出そう!世界はもっと広いよ!
中村(秀)先生の印象
中村先生はとってもチャーミングな方です!!しかもご自分で本格ラーメンをお作りになるとか!!
中村先生はとてもお洒落な先生でいつもリボンをつけています。きっと皆さんもご存知なのではないでしょうか?先生は外国の長い契約書をすらすらと読んでしまい、しかも大学のころに所属していたサークルは馬術部だそうです。趣味はパロック音楽・骨董品を見ること・スキューバーダイビング、というとてもエリートな方です。しかし、先生はその一方で意外な一面も隠し持っていました。先生には1つだけ必ず御覧になる番組があるというのですが、それはなんと『クレヨンしんちゃん』だそうです!「思いがけない良いところがあって人間性があふれる作品だ」と大絶賛なさっていました。10年以上必ず必ず見続けているそうですが、それ以外はめったにテレビは見ないそうです。クレヨンしんちゃんは『親が子供に見せたくないNO1』に輝いたことがある作品で、一見はしたない作品と思われがちですが、真剣に見ると、そういった人間性あふれた作品であること、キャラクターそれぞれに深い個性があるということに初めて気づかされたように思います。先生の物事に対して奥深く探ろうとする態度に深く感心しました。
また、先生は毎週日曜日にラーメンを汁から作る日課があるそうです。「月に郡雲」という卵の黄身と白身を使い分けたラーメンが代表作であり、その他にも数多くのバリエーションがあるとおっしゃっていました