諸  報
国立大学法人化に関する講演会「国立大学法人制度を主として財政面から考える」を開催

 12月3日(水),日本私立学校振興・共催事業団理事(前名古屋大学事務局長)小池啓三郎氏を講師に招いて,国立大学法人化に係る講演会「国立大学法人制度を主として財政面から考える」を開催しました。
 講演は冒頭に,「法人化後の大学の組織運営」において,前職で東海・北陸地区法人化準備室の開設・運営を行った経験から,法人化後の事務運営体制の在り方を想定した人事・財務関係及び財務・会計関係の検討課題について説明されました。次に,「法人の財政構造及び運営費交付金」に関して,法人化前と後の収支構造の比較から運営費交付金の性格と使途について,予算執行の弾力化・効率化と大学の裁量が重要である旨の説明があり,最後に法人化による財政上の課題についてわかりやすく説明されました。
 特に,法人化後は管理運営における学長を支える職員の支援体制と学生にインセンティブを与えるサービス政策が重要であり,地域に存在感のある特色を持った大学を目指していただきたいとの話がありました。参加した教職員約50名は熱心に講師の説明に聞き入り,質疑応答も含め有意義な講演会となりました。


                             (総務課)
 
講演会の様子