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| 科目一覧へ戻る | 2026/03/11 現在 |
| 科目名/Subject | 人文・社会科学特講a/Special Studies in Human/Social Science a |
|---|---|
| 担当教員(所属)/Instructor | 宮田 賢人 (商学部) |
| 授業科目区分/Category | 現代商学専攻博士前期課程 コース共通科目 |
| 開講学期/Semester | 2026年度/Academic Year 後期/Fall Semester |
| 開講曜限/Class period | 水/Wed 3 |
| 対象所属/Eligible Faculty | 商学研究科現代商学専攻博士前期課程/Graduate School of CommerceGraduate School of Commerce Major in Modern Commerce |
| 配当年次/Years | 1年 , 2年 |
| 単位数/Credits | 2 |
| 研究室番号/Office | |
| オフィスアワー/Office hours |
| 更新日/Date of renewal | 2026/02/27 | ||
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| 授業の目的・方法 /Course Objectives and method |
授業の目的: 近年、紛争解決の方法としての「討議(民主主義)」は危機に陥っているように見えます(あるいはそのように語られることがしばしばあります)。討議とは、何か争いが生じたとき、関係者の間で、暴力ではなく、自由で平等で誠実な理由の交換を通じて、何が正しくて何が正しくないかを共に決めていく営みですが、このような営みは、少なくとも自由民主主義の社会においては、望ましい紛争解決の方法であると考えられてきました。しかし、近年の世界各地における戦争の発生や、SNSを中心とするデジタル空間におけるフェイクニュースや感情扇動的なコミュニケーションの増大は、暴力ではなく理性的な議論に定位しようとする討議の無力さや限界をさまざまな面から露呈させています。そうしたなかで、討議(あるいは民主主義)の危機が語られるのみならず、代替案の提案もなされています。本授業の目的は、こうした討議(民主主義)の危機の時代にあって、討議や民主主義の哲学的基礎を学習し、現代社会におけるその可能性と限界とを多角的に整理・考察することにあります。 授業の方法: ・討議や民主主義の哲学的基礎に関する基本文献を受講生で輪読し、ディスカッションする。 ・また、授業の終盤では、受講生による研究レポート(期末レポート)の発表会を行う。 |
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| 達成目標 /Course Goals |
・討議(民主主義)の根拠づけや限界をめぐる基本的な哲学的論点について学習すること。 ・これらの哲学の理論を具体的な事例に応用して事例を分析できるようになること。 ・自身の主張を他者に対して説得的に表現し論証する技能を涵養すること。 |
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| 授業内容 /Course contents |
第1回: イントロダクション 第2〜12回: 上述のテーマに沿った論文・著作を輪読します。以下は取り上げる可能性のある文献の候補です(受講生の人数や希望に応じて取り上げる文献は決定する予定)。 - ハンス・ケルゼン『民主主義の本質と価値』 - カール・シュミット『現代議会主義の精神史的状況』 - ユルゲン・ハーバーマス『道徳意識とコミュニケーション行為』 - ジェイソン・ブレナン『アゲインスト・デモクラシー』 etc. 交代で担当者が文献の要約レジュメを作成し、それをもとにディスカッションを行います。 第13回:まとめと研究レポート(期末レポート)の準備 第14〜15回:研究レポート(期末レポート)の報告会 |
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| 事前学修・事後学修 /Preparation and review class |
事前学習: ・輪読対象の文献は毎回事前に読んできてください(自分が要約を担当しない回でも) 事後学習: ・授業で理解が追いつかなかった箇所は入門書などを使って(あるいは私への質問を通じて)フォローアップしてください。 |
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| 使用教材 /Teaching materials |
ハンス・ケルゼン『民主主義の本質と価値』 カール・シュミット『現代議会主義の精神史的状況』 ユルゲン・ハーバーマス『道徳意識とコミュニケーション行為』 ジェイソン・ブレナン『アゲインスト・デモクラシー』 |
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| 成績評価の方法 /Grading |
平常点(50%)、期末発表およびレポート(50%) ・平常点は積極的なディスカッションの参加の有無を重視して評価します。 ・本授業は演習形式なので理由のない3回を超える欠席で自動的に不可評価とします。 |
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| 成績評価の基準 /Grading Criteria |
秀:成績評価の総合点数が100点~90点 授業で扱った差別や平等の諸学説と論点と直接は取り上げられなかった派生的論点を正しく理解しており、それを具体的事例に十全な仕方で応用することができる。 優:89点~80点 授業で扱った差別や平等の諸学説と論点を正しく十全い理解しており、それを具体的事例に応用することができる。 良:79点~70点 授業で扱った差別や平等の諸学説と論点を理解しており、それを具体的事例に応用することができる。 可:69点~60点 授業で扱った差別や平等の諸学説の基本的要点をおおむね理解しており、それを具体的事例に一応は応用することができる。 不可:59点以下 授業で扱った差別や平等の諸学説とその基本的要点の理解が不十分であり、具体例への応用も不適切である。 |
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| 履修上の注意事項 /Remarks |
・授業の性質上20名を定員とします。希望者が20名を超えた場合は、哲学・倫理学の既習者を優先し、またその中でも成績優秀者を優先します。 ・2027年度に開講される可能性のある卒業研究ゼミナール(宮田賢人)の履修を希望する学生は、本講義の履修を強く推奨します。 |
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| 実務経験者による授業 /Courses conducted by the ones with practical experiences |
該当しない/No | ||
| 授業実施方法 /Method of class |
○大学院授業/Graduate school class | ||
| 遠隔授業 /Online class |
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