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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2024/01/31 現在

科目名/Subject 日本史
担当教員(所属)/Instructor 吉嶺 茂樹 (商学部)
授業科目区分/Category 昼間コース 教職科目
開講学期/Semester 2023年度/Academic Year  前期/Spring Semester
開講曜限/Class period 水/Wed 5
対象所属/Eligible Faculty 商学部昼間コース/Faculty of CommerceDay School,商学部夜間主コース/Faculty of CommerceNight School
配当年次/Years 1年 , 2年 , 3年 , 4年
単位数/Credits 2
研究室番号/Office
オフィスアワー/Office hours
更新日/Date of renewal 2023/02/22
授業の目的・方法
/Course Objectives and method
本講義は、日本史(通史)の概説です。基本的には状況が変わらない限り対面で実施します。高等学校では新学習指導要領に基づく新しい科目である「歴史総合」が始まり、その科目の教科書が現場で使用されています。これに関連して、中学校社会科・歴史分野でも配当時間が増えました。高校の状況の変化は、こうして中学校の現場にも大きな影響を与えていますし、教科書も変わりました。教育内容も、指導方法も、評価のやり方も皆さんの中学時代とは全く違うので、実際の教科書を読みながら、それに対応できるような内容を伝えるのが講義の目的です。方法は講義形式が中心ですが、映画や図版、音楽や自作の動画教材などをできるだけ取り入れ、わかりやすい講義にしたいと考えています。高校時代に日本史を通史で最初から最後まで勉強しなかった学生にとっても有意義な講義になると思います。
達成目標
/Course Goals
① 歴史学の研究成果を踏まえて書き換えられた内容も含めて、中学社会科の教科書記述が教員レベルで理解できること(何を教えたら、日本史の全体像を理解したことになるのかを考えること)
② 高等学校で通史の日本史を学習しなかった人が通史の知識を得ること
 が達成目標です。
授業内容
/Course contents
第1回:中学生や高校生に教える「歴史を総合する営み」とは何か。何が要求されているのか。
第2回:原始古代
第3回:飛鳥~奈良時代
第4回:平安時代
第5回:鎌倉時代
第6回:室町時代
第7回:江戸時代①
第8回:江戸時代②
第9回:江戸時代③
第10回:明治時代①
第11回:明治時代②
第12回:大正時代
第13回:昭和時代①
第14回:昭和時代②
第15回:21世紀を歴史的に展望する-皆さんたちの生育歴と歴史学
定期試験
事前学修・事後学修
/Preparation and review class
事前学修として、世の中で何が起きているかを考えるために、毎日図書館に届く全国紙の新聞を読むこと。事後学修としては、TVニュースをみる習慣をつけること。どちらも、ネットからの情報とは全く異なるので、教材研究の前提となり、社会科・公民科の教員として習慣づけが必要だからです。ChatGPTの時代、逆に要求されるのは、アナログでモノを考えて、書いて発信する力、だからです。
使用教材
/Teaching materials
・帝国書院『中学歴史』(検定教科書:皆さんが中学時代に習っていたものとは内容が全く違いますし、昨年度までの教科書とも全く違うので、新しく購入してもらいます。昨年度、外国史を履修した人は同じ教科書です)。
・講義ノートをこちらで用意しますので、それをとじるための紙ファイルを1冊用意してください。
・参考資料として、山川出版社『中学歴史』と、学び舎『共に学ぶ人間の歴史』(2冊とも中学校検定合格教科  書です)を上げます。上記帝国書院教科書と同様に、6月以降入手可能ですので、講義内で入手方法を紹介します。昨年入手した方は同じ本です。外国史と、日本史の双方から読み解くと、この教科書の読み方がわかると思います。
成績評価の方法
/Grading
評価は試験(論述形式のテストで資料持ち込み可・50点分)と、毎回の授業内で行う討論やミニットペーパー(講義後にフォーム提出)の提出(50点分)で行います。試験は暗記を要求する試験ではありません。日本史の通史の中で、自分が生きてきた時代(2000年代~)の意味を歴史的に考えたいという社会科・公民科教員としての意欲を見ます。積極的な受講を期待しています。
成績評価の基準
/Grading Criteria
上述の通り。秀(100-90)優(89-80)良(79-70)可(69-60)不可(59-0)
履修上の注意事項
/Remarks
・歴史学の通史ですから、話の前後関係が大事になるのと、毎回のフォーム提出やディスカッションが大事ですので、出席を重視します。教育現場では今後「対話的な学び」が重要視されるからです。このため様々な事情で事前に欠席が分かる方は連絡を下さい。学修が可能な方法を考えます。
・講義に関する情報や他の履修者に関する情報を,SNS等へ提示したり,履修者以外へ教えたりしないようにしてください。私が対面している教育現場の状況を講義内でお話しするからです。よろしくお願いします
リンク先ホームページアドレス
/URL of syllabus or other information
以下は、私が会報の編集長をしている、歴史総合と探求科目を高大連携で検討している学会HPです。   「高大連携歴史教育研究会」    https://kodairekikyo.org/
     https://kodai-kyozai.org/

実務経験者による授業
/Courses conducted by the
ones with practical
experiences
該当する/Yes
実務経験の概要
/Outline of their practical
experiences
高校の教育現場で勤務している実務教員が担当します。
実務経験と授業科目との関連性
/Relevance between their
practical experiences and
the course
通史の学習を教員レベルで行い教科書を読み解くために、どんな本を読み、何を考え、どうやって情報を収集しているか、と実務経験に基づいて講義します。
備考
/Notes
歴史総合の教科書・指導書・ワークブック作成にも携わりました。教育現場でのこうした教科書・教材作成スキルを身につけたい方の受講も歓迎します
授業実施方法
/Method of class
①面接授業/Face-To-Face class
遠隔授業
/Online class
遠隔授業/Online class
追加情報
/Additional information
地域(北海道)に関する学習内容を含む/Includes learning content on region(Hokkaido)
追加情報の詳細
/Detailed information on
additional information
『今学ぶアイヌ民族の歴史』(山川出版社)を上梓しました。講義ではこの内容にも触れます。
 担当者が教育現場で作成した動画教材の内容にも触れます。 
シラバス作成のためのガイドラインに従って作成した
/made this syllabus according to the guidelines
はい/YES

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