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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2024/01/31 現在

科目名/Subject 社会情報入門I
担当教員(所属)/Instructor 佐山 公一(商学部),木村 泰知(商学部)
授業科目区分/Category 昼間コース 学科別専門科目
開講学期/Semester 2023年度/Academic Year  前期/Spring Semester
開講曜限/Class period 金/Fri 4
対象所属/Eligible Faculty 商学部昼間コース/Faculty of CommerceDay School
配当年次/Years 1年,2年,3年,4年
単位数/Credits 2.0
研究室番号/Office
オフィスアワー/Office hours
更新日/Date of renewal 2023/03/24
授業の目的・方法
/Course Objectives and method
この授業は社会情報学科の専門領域への導入科目である。本学科の情報関連分野に関する基礎的な事項やトピックを解説することにより,2年次以降で学ぶことの足がかりとしてもらうことを目的とする。
達成目標
/Course Goals
社会情報学科では,どのような研究がおこなわれていて,そうした研究が社会にどのような影響を与えているかを理解できるようになる。
授業内容
/Course contents
前半は木村,後半は佐山が担当する。

前半は,情報処理や人工知能の基礎を学びます。情報処理については,基本的な内容から始め、言語,音声,画像などの応用技術についても説明する。また,人工知能については,コンピュータが人間と対話するために必要となる技術について考えてみる。他には,レポートの書き方について説明するとともに,学生同士によるレポートの相互評価を行う。

[前半]
第1回  情報処理と人工知能
第2回  言語処理(文字コード、単語分割、単語頻度、word2vec)
第3回  音の処理(アナログ・デジタル変換、標本化、量子化、音声認識)
第4回  画像処理(ピクセル、解像度、RGB)、画像認識(文字認識、顔認識)
第5回  ゲームと人工知能(チェス、将棋、囲碁) 論文、レポートの書き方
第6回  プログラミング言語の紹介、機械学習の紹介
第7回  人工知能の紹介(学習、認識、ロボット、推論、知識、言語、発見、対話)

後半は「心の働きから見た人工知能」というテーマで,お話しをします。
 人工知能(AI)の技術的な話はしません。心の働きを人工知能と比較しながら説明します。中身は,人工知能に加え,認知心理学や脳科学(認知神経科学),それに認知言語学の話になっています。
 今の人工知能は心を模して造られています(そうしないと役に立つ人工知能になりません)。ですから,人の心の働きを知ると,今の人工知能をどのように利用すべきかが分かるようになります。さらに,将来,人工知能技術がどんな方向に進んでいくのか,あるいは,今後人工知能にとって代わられる仕事,逆に残る仕事は何かを明確に区別することもできるようになります。
 後半の内容を理解すれば,人の心の働きを模して作られているAIを私たちがどう利用するか,その判断基準を,一人ひとりの価値観の上に作ってもらうことができるようになります。さまざまなAIの示す結果を受け入れるかどうかは,個人によっても,また,同じ人でもAIの種類によって異なります。判断基準を作るには,私たち人間の心の働きを知る必要があります。
 授業はオンデマンド動画を配信する形で行います。授業は以下の順番で進めていきます。
[後半]
第1回  人工知能,認知心理学,認知科学の歴史
第2回  AIの社会的な応用,AIとの向き合い方を考える
第3回  ものを見るしくみ:錯視
第4回  顔を見るしくみ
第5回  記憶のしくみ
第6回  潜在記憶
第7回  心の全体像,コミュニケーションのしくみ
第8回  言葉を理解するしくみ

 毎回の授業の後,マナバの小テスト機能を使って小テストを行います。2,3問程度の質問をします。この小テストで,内容を理解しているかを確認します。質問に回答してもらうことで,動画を見たことの確認,出席の記録にします。前期期末試験は行いません。佐山担当部分の成績は,配信の翌週に行う7回の小テストの結果を使って,評価します。
事前学修・事後学修
/Preparation and review class
事前学修:
 本授業は,将来社会情報学科へ進みたい人に,社会情報学科の専門領域に興味を持ってもらうための授業です。そもそも社会情報学科にはどのような専門を持った教員がいるか,また,専門を学ぶためにはどのようなことを知っておく必要があるか,などをマスメディアやWebから情報収集しておいてください。
 また,毎回の授業の前に,講義資料をマナバへアップするので目を通しておいてください。
事後学修:
 授業の内容についても関連教材,マスメディアやWebから情報収集し理解を深めるようにしてください。
使用教材
/Teaching materials
[前半] マナバ経由で講義資料を配布する。
[後半] マナバのコンテンツ機能を使って,事前に講義資料を配布します。
成績評価の方法
/Grading
前半と後半の成績の総合評価による。前半は毎回の小テストとレポートにより評価する。後半は期末試験と実験参加により評価する。成績は下のURLに掲示します。
成績評価の基準
/Grading Criteria
社会情報学科標準成績評価基準に従う。
履修上の注意事項
/Remarks
この科目は,1年生全員,および,社会情報学科所属の2,3,4年生のみが履修できる。したがって,社会情報学科以外の2,3,4年生は履修できない(履修登録を行っても成績評価は行わない)。
リンク先ホームページアドレス
/URL of syllabus or other information
http://shajo-nyumon.jimdo.com/
実務経験者による授業
/Courses conducted by the
ones with practical
experiences
該当しない/No
授業実施方法
/Method of class
①面接授業/Face-To-Face class
遠隔授業
/Online class
遠隔授業/Online class

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