シラバス参照

授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2024/01/31 現在

科目名/Subject 刑法I
担当教員(所属)/Instructor 菅沼 真也子 (商学部)
授業科目区分/Category 昼間コース 学科別専門科目
開講学期/Semester 2023年度/Academic Year  前期/Spring Semester
開講曜限/Class period 火/Tue 3 , 金/Fri 3
対象所属/Eligible Faculty 商学部昼間コース/Faculty of CommerceDay School,商学部夜間主コース/Faculty of CommerceNight School
配当年次/Years 2年 , 3年 , 4年
単位数/Credits 4
研究室番号/Office
オフィスアワー/Office hours
更新日/Date of renewal 2023/02/27
授業の目的・方法
/Course Objectives and method
私たちの社会では、日々、殺人・傷害・詐欺・放火などの犯罪が起きており、私たちは、主にメディアを通してこれらの犯罪の情報に接している。また、平成21年5月21日から始まった裁判員制度により、現在では、20歳以上の者であれば誰でも、裁判員という形で刑事裁判に関与する可能性がある。その意味で、「犯罪」と「刑罰」というのは、学生諸君にとって、遠くかけ離れた世界の話ではないといえよう。とはいえ、このような問題について、どのような場合にどのような犯罪が成立するのか(あるいはしないのか)、といったことを深く考える機会はこれまでなかなかなかったと思われる。
 本講義は、刑法総論を対象として、普段なじみのない「犯罪」と「刑罰」に関する諸問題について考える機会を提供し、専門的な解説を加えて、学生諸君が刑法に関心をもち、理解を深められるようにすることを目的とする。
達成目標
/Course Goals
刑法総論の諸問題・諸概念について正確に理解する。
体系的思考力を身につける。
授業内容
/Course contents
第1回 イントロダクション・刑法とは
第2回 現代の犯罪発生状況
第3回 犯罪と刑罰についての基礎的な考え方1
第4回 犯罪と刑罰についての基礎的な考え方2
第5回 刑法における重要な原則1・罪刑法定主義
第6回 刑法における重要な原則2・責任主義
第7回 構成要件論1・構成要件該当性
第8回 構成要件論2・不作為犯論
第9回 構成要件論3・因果関係論
第10回 違法論1・違法性とは
第11回 違法論2・正当行為
第12回 違法論3・正当防衛論1
第13回 違法論4・正当防衛論2
第14回 違法論5・緊急避難論
第15回 違法論6・被害者の承諾1
第16回 違法論7・被害者の承諾2
第17回 責任論1・責任能力
第18回 責任論2・故意論
第19回 責任論3・錯誤論
第20回 責任論4・過失犯論
第21回 責任論5・期待可能性
第22回 未遂犯論1・未遂犯
第23回 未遂犯論2・不能犯
第24回 未遂犯論3・中止犯
第25回 共犯論1・共犯とは
第26回 共犯論2・共同正犯
第27回 共犯論3・教唆犯・幇助犯
第28回 共犯をめぐる諸問題1
第29回 共犯をめぐる諸問題2
第30回 まとめ・小テスト
定期試験
事前学修・事後学修
/Preparation and review class
講義前に教科書の該当箇所に目を通しておくこと。
講義後に改めて教科書を読み、理論を正確に理解すること。
使用教材
/Teaching materials
・教科書
只木誠『コンパクト刑法総論〔第2版〕』(新世社、2022年)
十河太朗・豊田兼彦・松尾誠紀・森永真綱『START UP刑法判例50!総論』(有斐閣、2016年)

・参考書(講義では用いませんが、講義をより深く理解するためのおすすめテキスト)
山口厚・佐伯仁志編『刑法判例百選Ⅰ総論[第8版]』(有斐閣、2020年)
只木誠他編著『刑法演習ノート:刑法を楽しむ21問』(弘文堂、2017年)
井田良・城下裕二編『刑法総論判例インデックス〔第2版〕』(商事法務、2019年)
成績評価の方法
/Grading
小テスト  40%
定期試験  60%
成績評価の基準
/Grading Criteria
小テストの点数、ならびに定期試験の合計点により、秀(90〜100)、優(80〜89)、良(70〜79)、可(60〜69)で評価する。
履修上の注意事項
/Remarks
講義には必ず六法を持参すること。
授業内で使用するレジュメはmanabaにアップロードするので、適宜manabaを確認し、印刷して持参すること。
実務経験者による授業
/Courses conducted by the
ones with practical
experiences
該当しない/No
授業実施方法
/Method of class
①面接授業/Face-To-Face class
遠隔授業
/Online class
遠隔授業/Online class

科目一覧へ戻る