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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2022/04/07 現在

科目名/Subject 労務管理特論/Human Resource Management and Labor Relations
担当教員(所属)/Instructor 金 鎔基(商学部)
授業科目区分/Category 現代商学専攻博士後期課程 組織マネジメント教育研究分野
開講学期/Semester 2022年度/Academic Year  前期/Spring Semester
開講曜限/Class period 火/Tue 2
対象所属/Eligible Faculty 商学研究科現代商学博士後期課程/Graduate School of CommerceGraduate School of Commerce Major in Modern Commerce
配当年次/Years 1年
単位数/Credits 2.0
研究室番号/Office 金 鎔基(519)
オフィスアワー/Office hours 金 鎔基(まずEmail(kim@res.otaru-uc.ac.jp)によるコミュニケーション。対面の面談が必要と判断されれば、Emailで日時を調整する。ゼミの場合はラインも併用される。)
更新日/Date of renewal 2022/03/08
授業の目的・方法
/Course Objectives and method
本授業では、まず人材管理の基本理論と、いわば日本的雇用慣行にかかわる主なイシューを総括したうえで、日本企業にとって近年のホットな課題とされるグローバル人材マネジメント(ビジネスのグローバリゼーションに対応した人材マネジメント)、ダイバーシティ・マネジメント(女性雇用など労働力の多様化、雇用形態の多様化に対応した人材マネジメント)、組織活性化とイノベーションに関わる諸問題(心理的安全性、OKRなど)の現状と課題を分析的に検討する。具体的なテーマに沿って最新の研究成果を検討することによって、人的資源管理の各領域に対する理解を深めるとともに、実証分析の多様な方法に馴染むことが目的である。
達成目標
/Course Goals
人材管理の基本理論を一通り整理する。
雇用慣行の国際比較、日本的特徴をめぐる諸論点を要約できる。
ダイバーシティ・マネジメントの総論と各論ごとに近年の研究動向を理解する。
グローバル人材市場における日本企業の立ち位置と課題を理解する。
組織活性化とイノベーション促進にむけた主要論点を理解する。
人材管理分野の実証方法や基礎データの概要を理解する。
授業内容
/Course contents
1.HRMのパラダイム転換(内部化からダイバーシティへ)
2.内部労働市場型のキャリア(小池1~3章)
3.長期雇用と年功賃金(小池4~6章)
4.女性雇用・キャリアの諸問題(小池8章、その他指定テキスト)
5.高齢者雇用(小池9章、その他指定テキスト)
6.現地化とグローバル統合(古沢の序章~2章)
7.日系企業の現地化問題(古沢3~5章)
8.グローバル人材マネジメントの国際比較(古沢6~7章)
9.日本企業の留学生採用と人材管理(指定テキスト)
10.日本企業のグローバル人材マネジメント1
11.日本企業のグローバル人材マネジメント2
12.心理的安全性とイノベーション1
13.心理的安全性とイノベーション2
14.心理的安全性と仕事マネジメント(OKRなど)
15.ダイバーシティ・マネジメントと組織活性化
事前学修・事後学修
/Preparation and
review lesson
①受講者は事前にテキストを熟読し、毎回要約レジュメを作成し発表(10分)する。受講者が複数の場合は輪番で担当する。
②事前熟読の際は、難解な用語のチェック(ネット検索など)、内容に関する質問とコメントをメモしておき授業にのぞむ。
③毎回授業の終盤に、受講者各自の研究関心に沿って、授業内容からの示唆や論点をめぐるディスカッションを行う。授業終了後、その内容をショットレポートにまとめ次回に提出する。
使用教材
/Teaching materials
小池和男『仕事の経済学』第3版(東洋経済新報社、2005年)
村上由紀子『人材の国際移動とイノベーション』(NTT出版、2015年)
古沢昌之『グローバル人的資源管理論』(白桃書房、2008年)
桑名義靖ほか『グローバルHRM:日本企業の挑戦』(中央経済社、2019年)
エイミー・C・エドモンドソン『恐れのない組織』(英治出版、2021年)
その他指定テキストについては、オリエンテーションのときに知らせる。
成績評価の方法
/Grading
授業参加度 20%
レジュメ作成と発表 30%
授業中の質問とディスカッション貢献度 30%
ショットレポート 20%
成績評価の基準
/Grading Criteria
秀(100~90):個々の科目について秀でた理解力及び応用力を有している。
優(89~80):個々の科目について優れた理解力及び応用力を有している。
良(79~70):個々の科目について良い理解力及び応用力を有している。
可(69~60):個々の科目について理解力及び応用力を有している。
不可(59~0):個々の科目について十分な理解力又は応用力を有していない。
履修上の注意事項
/Remarks
受講者数が少ない場合は、受講者の研究関心を反映して授業内容を多少変更することもありうる。また英語による授業を望む受講者に対応できる場合もあるので、メールによる事前相談が望ましい。
  Taking this class in English is available sometimes. Feel free to contact me by e-mail. <kim@res.otaru-uc.ac.jp>
実務経験者による授業
/Courses conducted by the
ones with practical
experiences
該当しない

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