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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2022/04/21 現在

科目名/Subject 現代市場システム論/Modern Market System
担当教員(所属)/Instructor 多田 伶(商学部)
授業科目区分/Category 現代商学専攻博士前期課程 基本科目
開講学期/Semester 2022年度/Academic Year  前期/Spring Semester
開講曜限/Class period 木/Thu 2
対象所属/Eligible Faculty 商学研究科現代商学博士前期課程/Graduate School of CommerceGraduate School of Commerce Major in Modern Commerce
配当年次/Years 1年,2年
単位数/Credits 2.0
研究室番号/Office 多田 伶(1号館509号室)
オフィスアワー/Office hours 多田 伶(木曜3限 12:50〜14:20)
更新日/Date of renewal 2022/02/28
授業の目的・方法
/Course Objectives and method
授業の目的:
マーケティング・リサーチとは、ビジネス上の課題解決を目的として、データの収集から分析に至るまでの一連のプロセスを設計することである。市場の成熟化が進む現代社会において、リサーチに基づいた客観的なマーケティング意思決定を行うことが求められている。そのためには、統計データから有用な知見を発見することが必要不可欠である。授業の目的はマーケティング・リサーチの基本体系を習得し、マーケティング領域で重要なデータ解析の手法を実践的に学ぶことである。

授業の方法:
授業の1回~5回はマーケティング・リサーチの理論や事例、6~14回は統計ソフトウェアRを用いて、データ解析の手法を解説する。15回は全体の復習と総括を行う。各回において、パワーポイントを使用し、講義と演習の形式を組み合わせながら進めていく。
達成目標
/Course Goals
達成目標は次のとおりである。
・マーケティング・リサーチの基本体系を理解すること。
・マーケティング・リサーチで必要なデータ活用力を習得すること。
・Rを使用して、データを集計、視覚化できるようになること。
・Rを使用して、目的に応じたデータ解析を実行できるようになること。
授業内容
/Course contents
各回の授業内容は以下のとおりである。
ただし、受講生の理解度や進捗状況に応じて、内容やスケジュールを変更する場合がある。

第1回 イントロダクション
第2回 リサーチの設計
第3回 質的調査と量的調査
第4回 データの収集と活用
第5回 質問票の作成
第6回 データの集計
第7回 データの視覚化
第8回 差の分析
第9回 市場反応の分析
第10回 ブランド・ポジショニングの分析
第11回 消費者の選好に関する分析
第12回 消費者やブランドのクラスター分析
第13回 消費者の選択行動に関する分析
第14回 観測変数や構成概念の分析
第15回 総括
事前学修・事後学修
/Preparation and
review lesson
・事前学習:
各回の授業前に使用テキストと配布資料の内容を予習すること。
クラス発表の準備を行うこと。

・事後学習:
各回の授業後に使用テキストと配布資料の内容を復習すること。
中間レポートや期末レポートの準備を行うこと。
使用教材
/Teaching materials
授業資料はmanabaへアップロードする。

・教科書:
里村卓也 (2014)『マーケティング・データ分析の基礎』共立出版.

・参考書:
古川一郎・守口剛・阿部誠 (2011)『マーケティング・サイエンス入門』有斐閣アルマ.
星野崇宏・上田雅夫 (2018)『マーケティング・リサーチ入門』有斐閣アルマ.
成績評価の方法
/Grading
個人発表とレポート試験で総合的に評価する。
・クラス発表:30点
データ解析に関連して、個人発表を行う。
・中間レポート:30点
マーケティング・リサーチの事例に関連して、レポート試験を実施する。
・期末レポート:40点
マーケティング・リサーチの概念と手法に関連して、レポート試験を実施する。
成績評価の基準
/Grading Criteria
秀:100点~90点
マーケティング・リサーチの基礎を十分に理解できており、それらの概念や手法を仮説検証に応用できる。
優:89点~80点
マーケティング・リサーチの基礎を十分に理解できており、それらの概念や手法を自由に利用できる。
良:79点~70点
マーケティング・リサーチの基礎を概ね理解できている。
可:69点~60点
マーケティング・リサーチの基礎を最低限理解できている。
不可:59点以下
マーケティング・リサーチの基礎を理解できていない。
履修上の注意事項
/Remarks
本講義を履修するにあたり、事前知識は必要ありません。ただし、授業の理解度を高めるために、マーケティングの基礎知識を持っていることが望まれます。データ解析の演習を行うため、受講生はパソコンを各自準備してください。
実務経験者による授業
/Courses conducted by the
ones with practical
experiences
該当しない
追加情報(授業の方法等)
/Additional information
(Method of lesson)
地域(北海道)に関する学習内容を含む/Includes learning content on region(Hokkaido)
追加情報の詳細
/Detailed information on
additional information
道内企業のマーケティング事例を積極的に扱う。

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