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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2022/04/06 現在

科目名/Subject 教育原理A
担当教員(所属)/Instructor 渡邉 仁 (商学部)
授業科目区分/Category 昼間コース 教職科目
開講学期/Semester 2022年度/Academic Year  前期/Spring Semester
開講曜限/Class period
対象所属/Eligible Faculty 商学部/Faculty of Commerce
配当年次/Years 2年 , 3年 , 4年
単位数/Credits 2
研究室番号/Office
オフィスアワー/Office hours
更新日/Date of renewal 2022/03/04
授業の目的・方法
/Course Objectives and method
授業の目的:
近年,教育に関わる問題や方針が大きく変化している。また,それぞれの人が自身で受けてきた教育が全ての教育ではない。そのため,教育の基本的概念・歴史・思想の理解を通して,多角的な視点で教育を捉える機会とする。また,生徒・教師・家庭・学校の相互関係を理解することで、教育の理念を考えるきっかけを作る。

授業の方法:
 授業の1回~5回は主に教育に関連する価値観と教育の歴史について学習する。6回~10回は主に教育の方法について学習する。11回~15回は日本の社会構造と教育の役割を学習し、教育とは何かを考える。
 授業中にグループでディスカッションしたり、課題シートを作成したりしながら進める。また、授業の中で学生の意見を聞く等、多角的な視点で物事を見られるような授業とする。
達成目標
/Course Goals
本講義の達成目標は次のとおりである。
・教育の基本的概念・歴史・思想を理解する。
・教育を多角的な視点で捉える。
・生徒・教師・家庭・学校の相互関係を理解する。
・教育の理念を説明できる。
授業内容
/Course contents
各回の講義内容は次のとおりである。ただし、履修者の知識、習得度合に応じて講義の順番や講義内容を変更する場合がある。

第1回 教育と価値観1
第2回 教育と価値観2
第3回 教育の歴史1
第4回 教育の歴史2
第5回 教育の目的
第6回 教育の方法1
第7回 教育の方法2
第8回 教育の方法3
第9回 生徒にとって良い教育とは
第10回 理想的な教育
第11回 日本の社会構造と教育1
第12回 日本の社会構造と教育2
第13回 教育の役割1
第14回 教育の役割2
第15回 教育とは何か
事前学修・事後学修
/Preparation and
review lesson
事前学修:
 講義では、「教育」に関連する価値観を自身で意識する必要があるため、日頃から、新聞記事、テレビ報道、ネットニュース等における教育問題に関心を持ち、自分の意見を言えるようにしておくこと。また、自分の小中校時代を思い出し、自分が受けてきた教育を批判的に思考しておくこと。

事後学修:
 授業中に行ったグループディスカッションについて、他学生の意見を含め、様々な教育書籍を参考に、もう一度検討を行うこと。
使用教材
/Teaching materials
使用教材は指定しないが、以下の参考文献が手元にあると授業の理解がより深まる。
内海崎貴子他(2021)教職のための教育原理. 八千代出版
辻村哲夫他(2020)もう一度考えたい「ゆとり教育」の意義. 悠光堂
成績評価の方法
/Grading
レポート:60点(20点×3回)
 提示するテーマについて、レポートを作成する。レポートは授業中に配布、回収する。

課題シート(ワークシート):40点(5点×12回×2/3)
 提示する課題について、毎回の授業中に課題シートを作成する。課題シートは授業中に配布、回収する。
成績評価の基準
/Grading Criteria
秀:成績評価の総合的点数が100点~90点
 教育の基本的概念・歴史・思想を十分に理解し、教育を多角的な視点で捉えられる。また、生徒・教師・家庭・学校の相互関係を十分に理解し、教育の理念を説明できる。

優:89点~80点
 教育の基本的概念・歴史・思想を十分に理解し、教育を多角的な視点で捉えられる。また、生徒・教師・家庭・学校の相互関係を十分に理解している。

良:79点~70点
 教育の基本的概念・歴史・思想を十分に理解している。また、生徒・教師・家庭・学校の相互関係を十分に理解している。

可:69点~60点
 教育の基本的概念・歴史・思想を十分に理解している。

不可:59点以下
 教育の基本的概念・歴史・思想を理解していない。また特別な事情以外で5回以上欠席した場合も成績に関わらず不可とする。
履修上の注意事項
/Remarks
・レポートをWordファイルで提出したい場合は、パソコン等を持ってくること。
・講義に関する情報や他の履修者に関する情報を、SNS等へ提示したり、履修者以外へ教えたりしないこと。
実務経験者による授業
/Courses conducted by the
ones with practical
experiences
該当する
実務経験の概要
/Outline of their practical
experiences
講師は17年間の公立高校教員の経験がある。また,定時制高校での勤務で,様々な生徒との関わりから多くの経験をしてきた。さらに、大学院にも通い、研究で得た知見を教育現場に生かし,日々生徒と向き合っていた。
実務経験と授業科目との関連性
/Relevance between their
practical experiences and
the course
 実務経験をもつ教員等が、その実務経験を活かして、どのような教育を行っているかご記載ください。
 授業の前半で、講師が教育現場において認識した教育に関連する問題をグループで検討し、発表し合う。そして、その問題を中心に授業を行い、授業の後半に授業で得た知識を基にもう一度問題を検討する。最後に、教育現場ではどのように対応され、または対応されていないのかを講師の視点で解説し、教育現場の実態と実践的な学びを得る。

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