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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2022/04/06 現在

科目名/Subject 日本文学I
担当教員(所属)/Instructor 中村 史 (商学部)
授業科目区分/Category 夜間主コース 共通科目
開講学期/Semester 2022年度/Academic Year  後期/Fall Semester
開講曜限/Class period 月/Mon 6
対象所属/Eligible Faculty 商学部夜間主コース/Faculty of CommerceNight School
配当年次/Years 1年 , 2年 , 3年 , 4年
単位数/Credits 2
研究室番号/Office
オフィスアワー/Office hours
更新日/Date of renewal 2022/03/07
授業の目的・方法
/Course Objectives and method
この授業では日本の代表的古典文学の幾つか、『伊勢物語』『更級日記』『古事記』『おくのほそ道』を取り扱います。日本の文学と文化の一端を知っていただくことを目的としています。
達成目標
/Course Goals
日本の古典文学について自らよりよく知るようになる(それによって人生がより楽しいものとなれば一層望ましい)。機会があれば他の人にもそれを伝えることができるようになる。そういったことを目標としています。
 例えば、海外に出たときに、日本のことを話そうとしても知らなければ話すことはできないでしょう。
授業内容
/Course contents
各回の授業内容は以下の通りになる予定です。ただし、履修者の理解や習得などの状況を見て順番や内容を変更する場合があります。

第1回:この授業について、『伊勢物語』初段、十六、十九、二十三、四十一段 昔男とその一族
第2回:『伊勢物語』第三、四、五、六段 二条の后とのスキャンダル
第3回:『伊勢物語』七、八、九段 東下り(前半)
第4回:『伊勢物語』十、十二、十三、十四、十五段 東下り(後半)
第5回:『伊勢物語』六十九、七十一、百二、百四段 狩の使い・その他
第6回:『更級日記』一段①②、五段①②、七段、九段、十三段 孝標女上京の旅
第7回:『更級日記』一段①②、一四段、一七段①②、三七段、五六段 六四段② 孝標女と物語・『源氏物語』・浮舟の物語
第8回:『更級日記』一六段②、二二段①②③、二五段、二六段 姉のこと・猫のこと・大納言の姫君のこと
第9回:『更級日記』四三段、四四段、四五段、六三段①②、六四段①②③ 物詣でに励む孝標女
第10回:『更級日記』一段、四段、一五段、一六段①、三九段、四二段、七六段、七七段①、八〇段 孝標女をめぐる人々ーー乳母・継母・父・夫・甥らーー
第11回:『古事記』序文、解説
第12回:『古事記』上巻 イザナキ・イザナミ神話、アマテラス神話
第13回:『古事記』上巻 スサノオ神話、オオクニヌシ神話
第14回:『古事記』上巻 天孫降臨と海幸山幸神話
第15回:『古事記』中下巻 ヤマトタケル物語を中心として
事前学修・事後学修
/Preparation and
review lesson
事前には毎回テキストの該当箇所を読み、わからないことを調べておくこと。

事後には授業で指定したレポートを作成すること。また、授業で言及したテーマについて調べ、授業で紹介した図書を読むこと。
 その他、各回授業において適宜指示します。
使用教材
/Teaching materials
・坂口由美子編『伊勢物語』(角川ソフィア文庫、ビギナーズクラシックス日本の古典、KADOKAWA)紙媒体・本体720円

・川村祐子編『更級日記』(角川ソフィア文庫、ビギナーズクラシックス日本の古典、KADOKAWA)紙媒体・本体720円

・角川書店編『古事記』(角川ソフィア文庫、ビギナーズクラシックス日本の古典、KADOKAWA)紙媒体・本体720円

・角川書店編『おくのほそ道』(角川ソフィア文庫、ビギナーズクラシックス日本の古典、KADOKAWA)紙媒体・本体680円 ⇨最終レポート用テキスト
成績評価の方法
/Grading
履修者の状況を見て最終的に決定します。基本的には、各回レポート(15回を目指す)+最終レポートの総合評価により、各回レポート60%、最終レポート40%の比率の予定です。各回レポートのみ、最終レポートのみでは合格点(60点以上)に達しません。

*状況を見て予定を変更することはあり得ます。
成績評価の基準
/Grading Criteria
授業で取り扱った古典文学作品やテーマについて、理解していない場合「不可」、最低限の理解をしている場合「可」、良い理解をしている場合「良」、すぐれた理解をしている場合「優」、特にすぐれた理解をしている場合「秀」と評価するのがおおよその基準です。より良い評価を得るためには、履修者の側により多くの努力と誠実さが求められるでしょう。
履修上の注意事項
/Remarks
 古典文学を対象とする授業であり、古典文学テキストの講読も含まれます。履修者は、古典文法を修得しており、かつ、古文・漢文を一定以上読めることが必須となります。

遠隔・オンデマンド方式の授業となる予定です。月曜日を基準とし、早めにmanabaコースコンテンツに教材を掲載します。一部リアルタイムでの授業や試験が行われる可能性がありますが、その際にはmanabaコースニュースで連絡しますので、ご注意ください。
実務経験者による授業
/Courses conducted by the
ones with practical
experiences
該当しない

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