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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2022/04/06 現在

科目名/Subject 基礎ゼミナール 田島
担当教員(所属)/Instructor 田島 貴裕 (グローカル戦略推進センター)
授業科目区分/Category 昼間コース 共通科目
開講学期/Semester 2022年度/Academic Year  前期/Spring Semester
開講曜限/Class period 月/Mon 3
対象所属/Eligible Faculty 商学部昼間コース/Faculty of CommerceDay School
配当年次/Years 1年 , 2年 , 3年 , 4年
単位数/Credits 2
研究室番号/Office 田島 貴裕(308(1号館))
オフィスアワー/Office hours 田島 貴裕(随時。メールで連絡してください。)
更新日/Date of renewal 2022/02/17
授業の目的・方法
/Course Objectives and method
授業の目的:
 本基礎ゼミナールでは,主に社会経験の少ない高卒直後の入学者を対象として,学問への取り組み方,大学で学ぶための技法の修得を目的とする。また,「教育の実証分析(教育工学)」を題材にゼミ形式で発表,討論を行い,論理的・客観的なものの見方や資料のまとめ方,発表の仕方などについて修得することも目的とする。さらに,学問に対する意欲,自主性,積極性を養うことを目的とする。

授業の方法:
 講義の前半(1~6回目)は,PCを使って情報リテラシー(Officeの使い方,プログラミングの基礎)に関する実習を行う。
 Officeの使い方では,Word,PowerPointでの資料作成方法とExcelでの表計算,データ分析の方法を学ぶ。プログラミングでは,市販のシングルボードコンピュータを使ってLEDやモーターを実際に制御し,プログラミングの基礎を習得する。
 
 講義の後半(7~15回目)は,アカデミックライティング(論文・レポートの書き方),アカデミックスキル(文献輪読,プレゼンテーション,討論)に関する実習を行う。
 文献輪読では,各自で教育の実証分析に関する文献を読み,レジメの作成・発表を行う。その後,全員で質疑応答および討論を行う。プレゼンテーションでは,指示されたテーマについてあらかじめスライドおよびレジメを作成し,発表する。
達成目標
/Course Goals
以下に示す本学の基礎ゼミの共通目標を達成する。

「履修の手引き」より抜粋:
・図書館での各種文献や資料の検索と利用方法
・情報総合センターの利用方法とパソコンやインターネットの活用法
・文献を読み,また人の話を聞いて,その内容を述べること
・論理的にものを考え,人前で明瞭に意見を述べること
・教員が指定した書式にしたがって,正確で分かりやすくレポートやレジュメを作成すること
授業内容
/Course contents
各回の講義内容は次のとおりである。
履修者の人数,履修者の知識や習得度合により,各回の順序や内容を変更することがある。

1回目  大学で学ぶ意義

2回目  情報リテラシー①:文書,発表資料作成
3回目  情報リテラシー②:表計算,データ分析の基礎
4回目  情報リテラシー③:プログラミング(基礎)
5回目  情報リテラシー④:プログラミング(電子工作)
6回目  情報リテラシー⑤:プログラミング(Python)

7回目  アカデミックライティング①:レポートの基本ルール
8回目  アカデミックライティング②:引用の方法,文章の構成
9回目  アカデミックライティング③:レポートの書き方

10回目      アカデミックスキル①:文献検索,資料検索
11~13回目 アカデミックスキル②:文献輪読
14~15回目 アカデミックスキル③:プレゼンテーション
事前学修・事後学修
/Preparation and
review lesson
事前学修:
 毎週,事前に資料を配付するので,読んだ後にmanabaからレポートを提出する。
 講義の10回目から13回目では教育の実証分析に関する文献輪読を行うので,指定文献を事前に読み,発表用のレジメを作成する。また,講義の14~15回目の発表では,あらかじめテーマを指示するので,事前にスライドやレジメを作成しておく。

事後学修:
 ゼミの中で指定する課題をmanabaから提出する。
 文献輪読で担当文献を発表した後,質疑応答の際に出た疑問点,不明点について調べ,レポートとしてまとめる。
使用教材
/Teaching materials
■必要な資料は,manabaにてPDFを配付する。

■文献輪読(紹介)では,日本教育工学会の論文を使用する。
以下のサイトから無料でダウンロードができる。
(「jstage 日本教育工学会」で検索)
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/jjet/-char/ja

■電子工作のときに用意する部品は特に必要ない(貸与する)。
成績評価の方法
/Grading
以下の項目の合計点数で評価する。内容により,加点・減点を行う。

①課題:60点満点(10点×6回)
指示する課題について,レポートを作成する。手書きおよびWord,Excelファイル等で作成する課題もある。

②レジメ作成:20点満点
事前に指示された文献を読み,レジメを作成する。期日までにmanabaへアップする。

③文献紹介:10点満点
作成したレジメをもとに,文献紹介を行う。文献紹介後は,質疑応答および討論を行う。

④発表(プレゼンテーション):10点満点
事前に指示された課題について,PowerPointを作成し,全員の前で発表する。
成績評価の基準
/Grading Criteria
秀:成績評価の合計点数が100点~90点
教育の実証分析に関する文献を十分に理解して発表し,積極的に討論に参加している。また,各課題に積極的に取り組み,レジメの作成や文献輪読,発表方法に関する知識と技術を十分に身に付けて,実践している。

優:成績が89点~80点
教育の実証分析に関する文献を理解して発表し,積極的に討論に参加している。また,各課題に積極的に取り組み,レジメの作成や文献輪読,発表方法に関する知識と技術を身に付けて,実践している。

良:成績が79点~70点
教育の実証分析に関する文献を理解して発表し,討論に参加している。また,各課題に取り組み,レジメの作成や文献輪読,発表方法に関する知識と技術を理解している。

可:成績が69点~60点
教育の実証分析に関する文献を紹介し,討論に参加している。また,各課題に取り組み,レジメの作成や文献輪読,発表方法に関する基本的事項を理解している。

不可:成績が59点以下
教育の実証分析に関する文献紹介が不十分である,または,討論への参加が不十分である。各課題への取り組みが不十分な場合も不可とする。
履修上の注意事項
/Remarks
■原則として,毎回,事前に資料を配布するので,授業までに読み,manabaでレポートを提出する。授業内容の事前知識は必要ないが,毎回の課題に取り組みレポートを提出する意欲がなければ履修は困難である。

■プログラミング実習では,PCと電子回路との接続を行うので,各自のノートPCを持参することが望ましい。なお,プログラミング実習の授業内容は,初学者(未経験者)向けとする。

■教育工学(教育の実証分析,データ分析,プログラミング教育など)の知識は必要ないが,興味・関心があること。教育工学分野がイメージできない場合は,以下のサイトで論文を見てみること。
(「jstage 日本教育工学会」で検索)
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/jjet/-char/ja

■ゼミで分担して文献紹介を行うため,原則として部活・サークル等による欠席は認めない。「定期試験欠席届 取扱要項」に準ずる理由の欠席のみを代替措置する。
実務経験者による授業
/Courses conducted by the
ones with practical
experiences
該当しない

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