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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2023/03/17 現在

科目名/Subject 言語文化論
担当教員(所属)/Instructor 尾形 弘人 (商学部) , 石井 登 (商学部) , 鈴木 将史 (商学部) , 高野 寿子 (商学部) , 高橋 優季 (商学部)
授業科目区分/Category 夜間主コース 専門共通科目
開講学期/Semester 2019年度/Academic Year  後期/Fall Semester
開講曜限/Class period 水/Wed 6
対象所属/Eligible Faculty
配当年次/Years 2年 , 3年 , 4年
単位数/Credits 2
研究室番号/Office 高野 寿子(1号館 434号室)
オフィスアワー/Office hours 高野 寿子(TBA)
更新日/Date of renewal 2019/02/23
授業の目的・方法
/Course Objectives and method
・コミュニケーションの道具である言語とその背景にある文化について勉強します。現代の国際化と情報化の急速な発展は、全く異質な文化を持った個人や集団が交流・接触する機会を飛躍的に増大させ、その結果、相互の理解や合意の形成が、これまで以上に複雑かつ困難なものとなってきています。このような状況の中で、世界のさまざまな言語と文化について理解を深めていくことは、大変重要な課題となっています。
達成目標
/Course Goals
異なる背景を持つ国々に住んでいる人々の言語、文化等についての基礎的な知識を身につける。
授業内容
/Course contents
この授業では、複数の教員が様々な言語と文化について講義しますが、教員の話を受動的に聞いているだけではいけません。皆さん自身がグローバル化する社会に関心を持ち、錯綜する膨大な情報を複数の視点から読み解く必要があります。教員の用意する教材や課題にとどまらず、情報化社会のツールをフル活用し、興味のある問題を自分自身でさらに掘り下げるよう努めてください。

Unit1 ラテンアメリカ文学 言語の特徴と文化 
    (石井登、スペイン語担当、4回)
Unit2 「あいうえお」から学ぶ日本語の音韻論
    (高野寿子、日本語担当、4回)
Unit3 動物たちと学ぶ英語と英文学
    (高橋優季、英語担当、3回)

unit4 グリム童話の世界
    (鈴木将史、ドイツ語担当、3回)

※それぞれのUnitの授業の順番および回数は変更になる可能性があります。変更がある場合は、オリエンテーションでお知らせします。
事前学修・事後学修
/Preparation and review class
Unit 1 ラテンアメリカ文学 言語の特徴と文化

・事前の学習としては、教員から配布されたテキストや指定された文献に目を通しておくことによって、あらかじめ授業内での話題や議論への目星をつけておくことが重要です。
・毎回、授業の終わりにレスポンスシートを書いてもらいますが、そこで授業内での話題と学生各自の知識を結び付けるためには周辺情報も必要であり、配布資料や指定テキスト以外の、各々の学生の関心に沿った読書ももちろん事前学習となります。
・事後学習では、授業内で得た知識をまとめ、文章にして残しておくことが重要で、レポート、または試験に対応するためだけでなく、知識の定着のためという点も含めて、ぜひ実践してください。

Unit 2 「あいうえお」から学ぶ日本語の音韻論

事前学習の必要はありませんが、受講前或いは受講後に日本語の構造に興味を持った人は、図書館で、「日本語」で検索してみてください。日本語に関しては、豊富な文献が揃っています。金田一春彦著「日本語 上下」、久野暲著「談話の文法」、井上史雄著「日本語ウォッチング」、日本語学の入門編なら、上山あゆみ著「はじめての人の言語学」などがお勧めです。

Unit 3 動物たちと学ぶ英語と英文学

[事前学習]
予習は絶対必要。予め配布された資料を、まずは自分で読んで内容を把握してくること。個々の単語や熟語なども全て調べてくる。また、事前に調べても分からない箇所については授業で質問できるように該当箇所をマークしておくか、ノートなどに質問事項として書き留めておくと良い。

[事後学習]
各自で復習する。授業で受けた説明をもとに、受講前に理解不足だった部分を見直すことが重要。新しく覚えた単語やフレーズなども、発音と共に繰り返し見て書き取り直し、声に出して読み直すことで知識として定着させる。

Unit 4 グリム童話の世界

本講義は、優れた言語学者であり、ドイツ文献学者でもあったグリム兄弟が収集した「子供と家庭のための童話集」について、グリム兄弟の生い立ちと業績を踏まえながら、作品の背景と意義を捉えていくものです。グリム兄弟には、我国ではアンデルセンと並び「童話作家」のイメージが強く植え付けられていますが、「童話集」が編まれた意図は、アンデルセンとは全く違うところにありました。その点についても、講義で明らかにしていきたいと思います。
事前学習としては、本学図書館に収蔵されている関連図書『初版グリム童話集、解説(吉原高志・吉原素子訳)』、『グリム童話 冥府への旅(高橋吉文)』、『グリム童話の誕生(小沢俊夫)』、『グリム童話:メルヘンの深層(鈴木晶)』、『グリム童話集、解説(金田鬼一訳)』などに目を通しておいて下さい。
 事後学習としては、自分の児童・青少年文学体験についてレポートを課す予定です。



使用教材
/Teaching materials
適宜プリント等を配布します。
成績評価の方法
/Grading
・各Unitの担当者がそれぞれのUnitの中で試験を行います(事情によりUnitによっては、試験がレポートになる可能性もあります)。それぞれが20%で、全体で80%となります。
・出席点が20%。
・授業態度等によって減点されることもあります。
成績評価の基準
/Grading Criteria
秀:さまざまな各Unitの講義内容をほぼ完全に習得したと評価できる者にこの評価を与える。
優:さまざまな各Unitの講義内容をおおむね習得したと評価できる者にこの評価を与える。
良:さまざまな各Unitの講義内容を良好に習得したと評価できる者にこの評価を与える。
可:さまざまな各Unitの講義内容を標準的に習得したと評価できる者にこの評価を与える。
履修上の注意事項
/Remarks
全Unitで試験を受けることと、2/3以上の出席が、単位認定の前提条件となります。
遠隔授業
/Online class
遠隔授業/Online class

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