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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2023/03/17 現在

科目名/Subject 民法III
担当教員(所属)/Instructor 竹村 壮太郎 (商学部)
授業科目区分/Category 昼間コース 学科別専門科目
開講学期/Semester 2019年度/Academic Year  前期/Spring Semester
開講曜限/Class period 月/Mon 5 , 金/Fri 2
対象所属/Eligible Faculty 商学部/Faculty of Commerce
配当年次/Years 3年 , 4年
単位数/Credits 4
研究室番号/Office
オフィスアワー/Office hours
更新日/Date of renewal 2019/02/26
授業の目的・方法
/Course Objectives and method
 市民社会のルールと言われる民法は、我々の生活を日々支えています。普段あまり意識しないかもしれませんが、例えば、人が物を“所有”する、ということもまた、民法に規律されていることです。また、企業活動になど際して、財産を“担保”に出して信用を獲得したりする、あるいは逆に“担保”を利用して債権回収を確実にする、ということも頻繁に行われますが、これもやはり民法のルールを前提として行われています。これから社会で活動していくにあたっては、自分自分が主体となって、そうした財産の取得、活用をしていく場面が増えていくことになりますが、それはより積極的に民法のルールに関わっていくということにもなるのです。
 そこで本講義では、民法の中でも、人と物との関係を規律した、“物権法”と呼ばれる分野を学習し、社会の基礎をなす、人と財物をめぐる民法のルールの習得を目指します。
達成目標
/Course Goals
 物権法に関する法制度、基礎的知識の習得
授業内容
/Course contents
 本講義は、概ね、以下の内容で進めていきます。
1. “物権法”で何を学ぶか(オリエンテーション)
2. 物権法の原則/物権の対象となる“物”
3. 物権の一般的効力
4. 物権の“変動”とは
5.~7. 不動産と物権の“変動”
8.~9. 動産と物権の“変動”
10.~11. 物を“占有”する権利
12.~13. 物を“所有”する権利
14. 物を“利用”する権利
15. ここまでのまとめ/中間試験
16. “担保”とは何か/民法に規定される担保権
17. 物を“留置”する権利
18. 債権の回収を“先取る”権利
19. 物を“質”にとる権利
20.~26. 物を“”引き当て“(抵当)にする権利
27.物の“根”抵当権
28.~29. 民法に規定されない担保権
30.ここまでのまとめ
事前学修・事後学修
/Preparation and review class
 講義は教科書に沿って進めていきますので、講義に備えて、教科書の該当部分に目を通しておくようにしてください。また知識の定着には復習が重要になります。講義後、お配りした資料や教科書を読み返すようにしてください。
使用教材
/Teaching materials
(1)教科書
淡路剛久ほか『民法Ⅱ—物権(第4版)』(有斐閣、2017)
(2)参考書
・潮見佳男=道垣内弘人(編)『民法判例百選I 総則・物権[第8版]』(有斐閣、2018)
成績評価の方法
/Grading
 中間試験(30%)、期末試験(30%)、小テスト(10%×4)の総計により評価します。このほか、加点要素として、授業内課題を複数回提示いたします。詳細は、初回の講義でお示しいたします。
成績評価の基準
/Grading Criteria
 成績評価基準は以下の通りです。
秀(100~90):物権法についての基本的知識を十分に有しており、法的問題を論理的に解決する能力に優れている。
優(89~80):物権法についての基本的知識を有しており、法的問題を論理的に解決する能力に優れている。
良(79~70):物権法についての基本的知識を有しており、法的問題を論理的に解決する能力を有している。
可(69~60):物権法についての基本的知識を有しているか、法的問題を論理的に解決する能力を有している。
不可(59~0):物権法についての基本的知識を欠いており、法的問題を論理的に解決する能力が不十分である。
履修上の注意事項
/Remarks
(1)教科書は各自で購入し、持参してください。講義後の復習をお忘れなく。
(2)ポケットサイズの六法は、必ず、毎回、持参するようにしましょう。
遠隔授業
/Online class
遠隔授業/Online class

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