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授業情報/Course information

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科目名/Subject 経営学説史
担当教員(所属)/Instructor 西村 友幸 (商学部)
授業科目区分/Category 昼間コース 学科別専門科目
開講学期/Semester 2019年度/Academic Year  後期/Fall Semester
開講曜限/Class period 月/Mon 2
対象所属/Eligible Faculty 商学部/Faculty of Commerce
配当年次/Years 3年 , 4年
単位数/Credits 2
研究室番号/Office
オフィスアワー/Office hours
更新日/Date of renewal 2019/02/28
授業の目的・方法
/Course Objectives and method
 経営学は経営というきわめて現実的な現象を扱う学問です。よって、それぞれの経営学説はその時々の背景をともなうといえます。本講義で留意したい1つはこの点であり、主要な経営学説の内容だけでなく、それらが生み出された文脈も併せて知る努力が求められます。
 経営学が向き合うべき「現実」は移ろいやすいという特徴があります。そのため、ある時代の学説は前の時代のものとは無関係に思えてしまうかもしれません。しかし、やはりそうではないのです。経営学説史は「年表」ではなく「系譜」として扱われるのが適切です。このような理解を促すことが本講義のもう1つの留意点です。
達成目標
/Course Goals
(1)主要な経営学説を理解し説明できる。
(2)それぞれの経営学説が生まれた背景を説明、あるいは推し量ることができる。
(3)経営学説の間の関係を説明、あるいは推し量ることができる。
授業内容
/Course contents
第1週 イントロダクション
第2週 経営実践の革新
第3週 テイラーによる科学的管理
第4週 ファヨールによる管理一般の理論
第5週 科学的管理から人事管理へ
第6週 ビッグ・ビジネスの経営と管理の革新①
第7週 ビッグ・ビジネスの経営と管理の革新②
第8週 「管理の科学」の発展と会社革命①
第9週 「管理の科学」の発展と会社革命②
第10週 現代組織論の成立と展開①
第11週 現代組織論の成立と展開②
第12週 組織と市場①
第13週 組織と市場②
第14週 「管理の科学」から「組織の科学」へ
第15週 全体のまとめ
事前学修・事後学修
/Preparation and review class
 本講義では、事前学修・事後学修の成果を平常点の一部として評価することがあります。しかし、評価の有無にかかわらず、以下のように心がけて下さい。
・次回の講義に先立ち、教科書の該当範囲およびmanabaにアップロードされた資料を読むこと(目を通すだけでなく、わからない語彙等を調べること)
・講義で習ったことを振り返り、知識の定着に努めること
・問題が提起されたら、たとえ成績評価に結びつかなくても調べたり考えたりして解答に努めること
・参考図書を読み、さらに深く学ぶこと
使用教材
/Teaching materials
教科書:
角野信夫著『マネジメントの歴史―時代と社会に学ぶ―』文眞堂
参考書:
岸田民樹・田中政光著『経営学説史』有斐閣
経営学史学会監修『経営学史叢書 全14巻』文眞堂
成績評価の方法
/Grading
①期末試験(ウェイト50%)、②小論文(同25%)、③平常点(同25%)で評価します。
成績評価の基準
/Grading Criteria
秀:100点以下90点以上
優:90点未満80点以上
良:80点未満70点以上
可:70点未満60点以上
不可:60点未満

上記成績評価の方法①②③のいずれにおいても、論述問題で正否が容易に判別しない場合、以下のように採点します。

標準的(完璧ではないが十分によいと考えられるレベル)な解答は100点満点で80点
普通(並のレベル)の解答は100点満点で60点
履修上の注意事項
/Remarks
 使用する教科書の内容(したがって本講義の内容)を理解するには、経営史、会計学、経営学などの隣接分野の知識が必要であるように見受けられます。これら関連科目を修得している人、単位修得の有無にかかわらずそれらの科目にも知的関心を持っている人、さらにいえば学問が好きな人の履修を歓迎します。
遠隔授業
/Online class
遠隔授業/Online class

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