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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2023/03/17 現在

科目名/Subject 英語IIA4(E261A4)
担当教員(所属)/Instructor 佐々木 香織 (商学部)
授業科目区分/Category 昼間コース 外国語科目等
開講学期/Semester 2019年度/Academic Year  前期/Spring Semester
開講曜限/Class period 水/Wed 3
対象所属/Eligible Faculty 商学部/Faculty of Commerce
配当年次/Years 2年 , 3年 , 4年
単位数/Credits 1
研究室番号/Office
オフィスアワー/Office hours
更新日/Date of renewal 2019/03/06
授業の目的・方法
/Course Objectives and method
この講義は、国際教養と英語力の習得を目指し、20世紀後半から現在に至る「アメリカと国際紛争」を、英語で学習します。
なかでも、以下を目指します。
① ノンネイティブへ妥協のない英語を聞くこと、そしてある意味で妥協した教材用英語の二つを聞くことにより、リスニング力をアップする、
② 教養のある英語を視聴して、大人のボキャブラリーの向上する、
③ リーディングで正しく内容を把握できるようにする、
④ 自分が分からないことを質問したり、自分の考えを説明したり、英語で知的なコミュニケーションができる力を身に着ける。

授業は、主に以下の6段階で展開していきます。

① 20世紀後半以降のアメリカの国際紛争に関するヴィデオ視聴(自宅での視聴も含む)

② ヴィデオ内容に関する理解(日本語での説明ができる)、必要な語彙の確認、ヴィデオの内容に関する質問と説明といった、英会話の展開練習

③ アメリカとの国内情勢と当時の国際情勢に関する講義

④ 上記に関連する英文の読解を通じ、必要な語彙の確認、内容に関する質問と説明といった、英会話の展開練習

➄ 歴史を動かした、その当時の英語による名演説のリスニング

⑥ アメリカと日本に関連する国際問題にまつわるディスカッション
達成目標
/Course Goals
受講者が以下4つの目標を達成することを念頭に、この講義は進められます。

1. 第二次世界大戦後のアメリカの国際紛争を中心に、グローバルな動きを理解し、日本語ではきちんと説明できる。

2. 扱うトピックに関連する「英語の語彙量」が身につく。

3.扱うトピックに対して、英語で聞いて理解し、且、その内容を質問したり、その質問に回答(自分の考えや、簡単な歴史事実)したりできる。

4.幾つかの国際情勢に対して、自分の意見を筋道立てて述べたり、異なる相手の意見をよく聞いて、それに対して質問をしたり、反論をしたりできる。
授業内容
/Course contents
1. ガイダンス 

2. ヴィデオ ― THE BOMB  
  英会話  ― アメリカにとっての広島・長崎、日本にとっての原爆

3. ヴィデオ ― THE COLD WAR 1945-1950、THE 50'S: ELSENHOWER,THE BOMB & THE THIRD WORLD  
  講義 ― 日本を地政学的に見て:冷戦と55年体制

4.教科書 ― 朝鮮戦争 (冷戦下の熱い戦争)
  講義 ― 朝鮮戦争と冷戦構造、朝鮮戦争と大日本帝国の戦後処理
 

5. 教科書 ― キューバ危機 (核戦争の恐怖)
  ヴィデオ ― JFK: To The Brink

6. 英会話 ― ケネディ大統領を語ろう
  ヴィデオ ― Johnson, Nixon & Vietnam: Reversal of Fortune

7.討論 ― 朝鮮半島
  教科書 ― ベトナム戦争 (冷戦下の熱い戦争)
   
8.講義 ― ベトナム戦争とアメリカ、そして日本
   教科書 ― ベルリンの壁崩壊(冷戦の終結)
  
9.  講義  ― ソ連崩壊の国際情勢: ソ連のアフガン戦争、ソ連領内の(特にバルト三国とイスラム圏の)民族主義の勃興
   ヴィデオ ― Reagan Gorbachev & Third World-Rise of the Right

10. 教科書 ― ソ連の解体 (冷戦の終結)
  教科書 ― EUの誕生
    
11. 講義 ― 東西冷戦後― 東の民族主義勃興、西の欧州統合、アメリカの冷戦勝利がもたらすグローバル資本主義経済の功罪  
  ヴィデオ ― Bush & Clinton: Squandered Peace-New World Order
 
12. 英会話 ― 冷戦の終結と新国際情勢
   講義 ― オスマン帝国崩壊・第一次大戦以降の英仏露+アメリカの中東政策の功罪:植民地支配とアラブ民族主義の誕生  

13. 教科書 ― 中東情勢 (パレスチナ問題)
  ヴィデオ ― Bush & Obama: Age of Terror
   
14. 教科書 ― 9.11テロ事件
   講義 ― 先進国とテロ:少数民族独立運動・共産主義革命運動から、イスラム過激派のテロリズムへの変遷

15 英会話 ― パレスチナ問題を説明しよう!
  討論 ― グローバル化と国民国家、民族、そして地域・国際紛争
使用教材
/Teaching materials
教科書 
書名 Global Dynamics 世界情勢を英語で読む 著者 Ichizo Ueda 他 出版社 Cengage Learning ELT ISBN 978-4-86312-183-6

使用ヴィデオ
Oliver Stone's Untold History Of The United States  

成績評価の方法
/Grading
授業ごとの語彙テスト     15 %
平常授業での貢献       35 %
討論と討論の準備原稿     50 %

成績評価の基準
/Grading Criteria
90-100(秀)講義にたいへん積極的に参加をしている。講義で扱う英文(読解と聴解)の内容を非常によく理解できている。社会問題の題材に対して、適当な質問と回答や説明が明瞭にでき、且、自分の意見を簡潔で論理的に述べられる。

80-89(優)講義に積極的に参加をしている。講義で扱う英文の内容を十分に理解している。社会問題の題材に対して、適当な質問と回答や説明ができ、且、自分の意見を論理的に述べられる。


70-79(良)講義によく参加をしている。講義で扱う英文の内容をよく理解している。社会問題の題材に対して、適当な説明や質問と回答ができ、且、自分の意見を述べられる。

60-69(可)講義に過不足のない程度に参加をし、貢献をしている。講義で扱う英文(読解と聴解)の内容を理解している。社会問題の題材に対して誤解や齟齬を招かない程度に、説明や質問と回答ができ、且、自分の意見を述べられる。

59以下(不可)講義への参加意欲が不足気味で、講義で扱う英文(読解と聴解)の内容の理解が不十分。社会問題の題材に対して、適当な質問と回答を述べられない。

履修上の注意事項
/Remarks
指定教材、ならびに英和辞書もしくは英英辞書は必携しましょう。
世界史の教科書などを、用意できると、理解が進むでしょう。

オリバーストン監督の映画作品が好きな方は、この講義で監督の視点で描かれるアメリカ史を学んでみませんか?

アメリカ社会、世界史、そして国際問題に興味がある方は、この授業を使って、その知識を増強し、さらに英語力も向上させてみませんか?

英語が得意な学生さんで、世界史や政治経済が少し不案内気味な学生さんには、単なる暗記ではないこの授業を通じ、英語で国際教養を身につけてみませんか?
備考
/Notes
興味のある学生さんは、以下の書籍を読むのもよいでしょう
『オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史 1、2、3』 オリバー・ストーン著、早川書房、2015年
遠隔授業
/Online class
遠隔授業/Online class

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