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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2023/03/17 現在

科目名/Subject 経営史
担当教員(所属)/Instructor 高田 聡 (商学部)
授業科目区分/Category 昼間コース 学科別専門科目
開講学期/Semester 2018年度/Academic Year  前期/Spring Semester
開講曜限/Class period 火/Tue 3 , 金/Fri 3
対象所属/Eligible Faculty 商学部昼間コース/Faculty of CommerceDay School
配当年次/Years 2年 , 3年 , 4年
単位数/Credits 4
研究室番号/Office
オフィスアワー/Office hours
更新日/Date of renewal 2018/02/28
授業の目的・方法
/Course Objectives and method
  企業活動,経営現象の史的展開を追い,変化を促す企業内外における動因を探ることが最終的な目的である。講義の主な対象地域をアメリカ合衆国(以下,アメリカと略)に求める。経営現象の諸側面のなかでは企業者精神,仕事倫理,経営労務関係等の人間的側面,とくにいわゆる多文化社会に生きる市井の人々の仕事意識に視点の重心をおく。こうした人間的,理念的な側面の経営史上の意義については,講義の序盤(目次のⅠ)でまとまった説明がなされる。この目次のⅠでは学問の方法論と19-20世紀転換期以前のアメリカ経営史の推移とが題材となる。目次のⅡでは自動車産業の地域経営史をミシガン州フリント市を軸に詳しく論じる。同市では20世紀前半期に最大手自動車企業が成長した。20世紀の米国は企業活動で世界的な基準を強力に指し示したが,こうした地域・ケースを絞る考察でその活動イメージを一層に身近なものにしたい。講義の終盤(目次のⅢ)ではⅠとⅡの議論を踏まえて日本経営史を数講で論じる。
 講義は板書,副読本,配付資料(英文が大半),映像資料(英語版も多く含む)等を併用する予定。
達成目標
/Course Goals
 履修が,広い視野の形成とオリジナルなデータから等身大の像を導出しうる技能の養成に資すことを期待している。
授業内容
/Course contents
 トピックは,大方,以下を予定。

序. 講義の対象,課題,授業計画

Ⅰ. 経営史学論と19世紀までのアメリカ企業経営史の輪郭
・経営史学の方法の考察:動機分析の意義を中心に
・17-19世紀の北米企業経営史の輪郭:動機分析によるケース点描

Ⅱ. 20世紀アメリカ企業経営の展開:世紀前半期の自動車,GM(General Motors)社のケースを中心に
・起業と経営の組織化:革新主義期の動向を中心に
・経営発展:1920年代における工場職場管理の動態を中心に
・経営と規制:ニューディール期の職場編成の変遷を中心に
・20世紀アメリカの経営と社会:現場,草の根からの構図

Ⅲ.  日本企業の経営史的特徴
・江戸期以前の展開
・第二次大戦前の展開

使用教材
/Teaching materials
「授業の目的・方法」の欄を参照。副読本等に関しては教室内等で追って指示する。
成績評価の方法
/Grading
 以下が原案。学期末定期試験の評価におおよそ月1-2回ほど適宜配付される予定の「経営史意見票」からの評価を加味する(大体の評価内訳:学期末定期試験からの評価が95%、「経営史意見票」からの評価が5%)。「経営史意見票」とは,講義に関して質問・意見等を募るものである。なお,学期末の定期試験を受験した受講生のみ,最終の(1点以上の)成績評価の対象となる。(以上は原案で,受講生数の規模などで具体的な内容は変わりうる。開講後の可能な限り早い時点に確定情報を教室で明示する)。
成績評価の基準
/Grading Criteria
 講義初頭に配付する講義運営の詳細(「2018年度経営史講義の運営要領」)等で指示する。
履修上の注意事項
/Remarks
(1)本概要情報の諸項目には補足・変更がありうる。講義初頭に配付する講義運営の詳細「2018年度経営史講義の運営要領」などで講義初期に改めて明示する。
(2)講義は,経営学に関する基本的な知識が修得されていることを前提に進められる。
(3)英文資料の読解等でほぼ毎回,相応の分量の予習が肝要となる。一講義あたりの分量はまちまちだが,A4の英文資料が2-3枚程度におよぶ場合もありうる。経営関連の英語読解力の向上にも資したい。
(4)担当教員の文書による許可なく授業(含む配付資料)の録音・撮影を禁ずる。
遠隔授業
/Online class
遠隔授業/Online class

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