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授業情報/Course information

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科目名/Subject 国際経済法
担当教員(所属)/Instructor 小林 友彦 (商学部)
授業科目区分/Category 昼間コース 学科別専門科目
開講学期/Semester 2017年度/Academic Year  前期/Spring Semester
開講曜限/Class period 金/Fri 2 , 金/Fri 4
対象所属/Eligible Faculty 商学部/Faculty of Commerce
配当年次/Years 3年 , 4年
単位数/Credits 4
研究室番号/Office
オフィスアワー/Office hours
更新日/Date of renewal 2017/03/07
授業の目的・方法
/Course Objectives and method
国際経済に関わる基本的な国際ルールを把握した上で、受講者による発表やグループワーク等を通して具体的な問題への理解も深めることが目的です。特に、世界貿易機関(WTO)と地域貿易協定(RTA(FTA、EPA等を含む))に関するルールを重点的に取り上げます。
達成目標
/Course Goals
本科目の履修を通して獲得が期待される能力・技能は以下の通りです。
・貿易自由化や経済連携をめぐる諸問題を、法的な観点から整理できる
・通商にかかわる現代的な論点を、バランスよく把握して平易な用語で説明できる
授業内容
/Course contents
1.国際経済法とは:貿易・投資・金融のグローバル化への法的対応
2.WTOとRTAのそれぞれの役割とその相互関係
(1)WTOとRTAの役割分担
(2)紛争が起こった時に処理するための手続
(3)基本原則:無差別と自由化
(4)個別の細則(貿易救済措置、基準認証措置、原産地規則)
(5)新分野(サービス・知的財産権・投資)の細則
3.今日的問題の検討
(1)放射能汚染の恐れを理由に貿易制限するのは許容されるか?
(2)RCEPや日欧EPAに加入すると北海道経済はどうなる?
(3)外国人看護師・介護福祉士を受け入れるとどうなる?
使用教材
/Teaching materials
1.教科書
(1)小林友彦・飯野文・小寺智史・福永有夏『WTO・FTA法入門』(法律文化社 2016年)

2.参考書
(1)経済産業省通商政策局編『不公正貿易報告書』(最新版)(※経産省ウェブサイトから全文ダウンロード可能。)
(2)松下・中川・清水編『ケースブックWTO法』(有斐閣 2009年)
成績評価の方法
/Grading
試験(持ち込み可)(70%)と、講義中の能動的な参加(30%)の総合評価によります。なお、出席点はありません(つまり、出席しても発言や質問をしないで座っているのみでは加点事由になりません)。特に「秀」や「優」の評定を得るためには、講義中の能動的な参加(講義時間中の質問・発言・自主的な研究発表・レポート提出等)が必要ですが、単位取得のためには必須ではありません。
成績評価の基準
/Grading Criteria
秀(100〜90):国際経済法について秀でた理解力を示し、関連する問題について秀でた分析をすることができる。
優(89〜80):国際経済法について優れた理解力を示し、関連する問題について優れた分析をすることができる。
良(79〜70):国際経済法について良い理解力を示し、関連する問題について良い分析をすることができる。
可(69〜60):国際経済法について理解力を示し、関連する問題について最低限の分析をすることができる。
不可(59〜0):国際経済法について十分な理解力を持たず、関連する問題について最低限の分析をもすることができない。
履修上の注意事項
/Remarks
「国際法」で学んだ内容をさらに掘り下げてみたい方、「国際経済学」や「国際貿易理論」で扱われた事項を法的側面から見てみたい方、国際的な仕事に関心のある方等の受講を歓迎します。部分的に対話型・双方向型の授業を行います。
リンク先ホームページアドレス
/URL of syllabus or other information
http://researchmap.jp/read0142012/?lang=japanese
備考
/Notes
法学の素養があるに越したことはありませんが、なくても構いません。出席は取りませんので、欠席する時も欠席届を出さないでください。
遠隔授業
/Online class
遠隔授業/Online class

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