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| 科目一覧へ戻る | 2023/03/17 現在 |
| 科目名/Subject | 産業組織論 |
|---|---|
| 担当教員(所属)/Instructor | 中島 大輔 (商学部) |
| 授業科目区分/Category | 昼間コース 学科別専門科目 |
| 開講学期/Semester | 2017年度/Academic Year 前期/Spring Semester |
| 開講曜限/Class period | 水/Wed 1 , 水/Wed 2 |
| 対象所属/Eligible Faculty | 商学部/Faculty of Commerce |
| 配当年次/Years | 3年 , 4年 |
| 単位数/Credits | 4 |
| 研究室番号/Office | |
| オフィスアワー/Office hours |
| 更新日/Date of renewal | 2017/03/09 | ||
|---|---|---|---|
| 授業の目的・方法 /Course Objectives and method |
この授業では、産業組織論を学ぶ上で重要となる「ゲーム理論」を学習することを通じて、企業の駆け引き・戦略などを学んでいきます。 ゲーム理論は、様々な利害を持った個人(あるいは企業・政府など)が、互いに相手の行動や隠し持っている情報を読みあって、自分の行動を決めるような状況(これを戦略的状況と呼びます)を分析する道具です。 ゲーム理論は、経済学・経営学・政治学・社会学・心理学・歴史学・生物学といった分野から、スポーツの分析まで駆け引きがあることならば何でも分析対象にします。現在の社会科学の標準的なツールとなっています。 ゲーム理論を学ぶことにより、他のあらゆる社会科学系の科目、とりわけ経済学・経営学科目の見通しがよくなります。また、皆さんの卒業論文にも資するところ大でしょう。 特に本講義で現れる応用例としては、 企業の価格・数量競争、戦略的投資、オークション、評判形成 などがあげられます。 |
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| 達成目標 /Course Goals |
ゲーム理論の基本的な概念(戦略・利得表、ゲームの樹、均衡)を理解し、これらを表現・計算できるようになること。 さらに自分の興味のある問題にゲーム理論を応用して、自ら社会問題を分析できるようになること。 |
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| 授業内容 /Course contents |
講義形式で行いますが、不定期に市場競争などをシミュレートして「あなたならばどうしますか」といったロールプレイングをおこなうことがあります。 講義の流れはおおむね以下の通りです。 1.イントロダクション 2.同時手番・完備情報(秘密の情報なし)ゲーム 3.逐次手番・完備情報ゲーム 4.同時手番・不完備情報(秘密の情報あり)ゲーム 5.逐次手番・不完備情報ゲーム |
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| 使用教材 /Teaching materials |
以下の教科書を準教科書として推薦します。 グレーヴァ香子(2011)『非協力ゲーム理論』知泉書館 この授業で扱われるゲーム理論がどんなものかを知りたい人は 梶井厚志(2002)『戦略的思考の技術―ゲーム理論を実践する』中公新書 を春休みに一読してみるといいでしょう。 そのほかの参考書については必要に応じて講義開始後に紹介します。 |
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| 成績評価の方法 /Grading |
成績評価は期末試験で行いますが、講義中に不定期に行われる「ロールプレイング」に参加すると、ボーナス点(参加点+ロールプレイングの成果に応じた点数)を追加します。 | ||
| 成績評価の基準 /Grading Criteria |
「ミクロ経済学」、「統計学」、「経済数学」を事前に履修しておくことが望ましい。 | ||
| 履修上の注意事項 /Remarks |
manabaを利用して、講義中にロールプレイングを行いますので、各自スマートフォンに必要なソフトウェアをインストールして持参してください。スマートフォンを所有していない学生は、教務課に相談して必要な機器をレンタルしておいてください。 | ||
| 遠隔授業 /Online class |
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