遠藤 薫

         
担当科目:

統計学(後期,4単位,昼間コース1年次)
 カモメが鳴くとニシンが来るという経験ばかりであったとしても,明日もそうとはかぎりません.経験は全体のうちの一部分です.経験の持つこのような性質が統計的考え方の基礎になっていると考えられています.
 データの扱いは加減乗除による計算が中心です.この分野では早くからコンピュータが用いられています .

情報処理入門(夏学期,2単位,昼間コース夜間主コース1年次,担当教員6名)
 コンピュータの利用について情報処理センターで実習します.表計算もここで取りあげられることになります.

インターンシップ(通年,2単位,昼間コース夜間主コース3,4年次,担当教員4名)
 企業,官庁等での実習が中心です.

担当ゼミの紹介

 夜間主コース4年次生は平成15年度からの継続で8名,夜間主コース3年次生は4月から8名の予定です.3,4年次合同のゼミとなります.内閣府編『経済財政白書(平成15年版)』を読み,どのような計算が行われているかを中心に検討して いきます.
 3年次生の夏休みの課題は渋沢栄一,福沢諭吉,ダニエル・デフォーの書物の中から1冊を読み,4000字で要約を書くことです.ゼミのテーマと直接には関係ありませんが,ここ数年は同じ課題を続けています.

・卒業論文
 夜間主コース4年次生は卒業論文という科目を選択して卒業論文を提出することができます.

専門分野の紹介

 日本の家計の貯蓄率は1973年から1978年にかけて20パーセントを超え,非常に高いことが注目されましたが,ここ10年ほどは低下傾向にあり,2000年,2001年は10パーセントより低くなっています.このこと自体は多くの人が予測していました.予測は貯蓄関数を推定したあとで行われます.ここで2つのことを考えなければなりません.一つはどのような仮説のもとで貯蓄関数を定式化するかです.もう一つは適切な推定方法は何かです.これは計量経済分析の一つの例です.

主要業績

  • "Direct and Indirect Information in Price Search," in Proceedings: International Conference on Economics / Management and InformationTechnology 92, The Japan Society of Management Information, 1992.
  • 『やさしい統計学の本』(共著)同文舘出版,1997.
  • 『Excelで学ぶ計量経済学』エコノミスト社,2002.

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