社会貢献・産学連携

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◆ 第2回 一日教授会議事要旨(H16.3.5開催) ◆

本学では、昨年に引き続き、「地域と共に進める小樽商科大学の国際交流」をテーマにして、小樽市中心街にある「道新ホール」にて市民との懇談・意見交換会「第2回小樽商科大学一日教授会」を3月5日(金)に開催しました。当日は、3月上旬の夜の寒さがまだ厳しい中を、多くの市民の方の参加を得て活発な会議となりました。 最初に、秋山学長から本学の歴史について地域住民と本学後援会「緑丘会」の支援により現在まで発展してきた経緯が話され、その後、本学の現況と大学改革の状況について説明がありました。特に、4月からの国立大学法人への移行、ビジネススクール設置の説明を行い、その後に現在の学生の気質等について、「女子学生が全体の4割を占め、男子学生よりも活発で元気がある。札幌からの通学学生が6割以上を占め、大学外での学生生活は札幌中心となっている。」等の紹介がありました。

その後、新夜間主総合コース、今回のテーマである本学の国際交流の現状、これから取り組む計画について、詳細な説明が行われました。

次に意見交換会に移り、参加者から多くの質問や意見・要望が寄せられました。特に、大学の事業運営等については、「国立大学法人への移行は効率的な大学運営が重視されすぎており、評価の難しい人文社会科学系が均衡のある発展をできるのか。新夜間主コースにおける授業公開制度に期待している。地方大学として地域産業についての研究や提言を積極的に行うこと。」また、国際交流については、「留学生の帰国後のケアを行うシステムの充実。短期留学プログラムインターンシップにおける受入企業の拡大。地域の国際化のために地域での国際交流イベントの交流など、留学生と街の若者が交流できる場を作ること。小樽市以外の小・中学校における「総合的な学習の時間」へ留学生を派遣すること。」などについて質疑応答を行い、貴重な提言をいただきました。最後に学長から、今回の交換会も多くの貴重な収穫を得ることができ、今後の大学運営に活かしたいとの発言があり、予定時間をオーバーして活発な市民との意見交流会を終了しました。

◎第2回一日教授会における「市民の方々の質問・要望(Q)と本学の回答(A)の紹介」

I.大学運営に関すること

Q.国立大学法人化への移行に対して、効率的な大学運営に流れすぎる恐れはないか、特に評価が難しい科目をかかえている小樽商科大学の「均衡ある発展」は望めるのか。

A.法人化政策は、国の行財政改革政策の一環であり、大学運営の効率化を考慮しなければなりませんが、企業や官庁との同一の視点による経営効率化とはなじみません。また、理系大学と違い文系は研究成果が目に見えにくい場合も多く、一律の基準による公平な評価を行うことは難しい状況です。評価自体の在り方を模索・検討して、より公平な評価制度を確立して実施するとともに、単なる大学運営の効率化ではなく、大学の教育研究の活性化を図る政策を推進します。そして、個性的で魅力ある大学づくりを行えば、自ずと評価にも耐えられる大学になると思います。

II.地域連携に関すること

Q.後志管内の企業、自治体との共同事業又は連携内容を教えていただきたい。

A.本学と地域との連携は活発に行われており、「くっちゃん講座」、「岩内講座」のように自治体の要望に沿ったプログラムで行っている公開講座や、積丹町、土佐山田町との共同研究、小樽市では学生が主体となってお菓子をテーマにイベントを開催しています。また、蘭越町からの受託を契機としたバランスシートに関する研究会等もあり、地域との共同研究・受託研究にも積極的に対処しています。今までは、地域連携活動が地域の方にあまり知られていませんでしたが、本学にビジネス創造センター(CBC)を設立し、その活動を通じてアピールしているところです。今後は広報に力を入れますので、マスコミの方々にもご協力をお願いいたします。

Q.地方大学として地域の(小樽地区並びに北海道全体の)産業についての研究・提言が殆ど聞かれないのはどうしてなのか。地域の産業の歴史的な歩みの把握をベースに将来展望についての実際的提言が期待されるものです。

A.本学の教員は、小樽市、北海道等の自治体における審議会・委員会等の委員や、市民レベルの協議会の委員として平成15年度では延べ93名が関与し、提言等  を行っています。また本学のビジネス創造センターでは、地域との共同研究・受託研究に積極的に取組んでおり、平成15年度は「循環型社会構築に向けた産業  廃棄物処理業のあり方」、「顧客満足に関する業界別ベンチマーク調査」、「「小樽 市観光基本計画」策定のための基礎調査支援」など8件の共同研究・受託研究を行いました。その内容については、本学のホームページや地域広報誌(ヘルメス・クーリエ)で広報しているところですが、まだ不十分であり今後は教員の研究成果の発信を含めてより積極的な情報発信を行う所存です。

今後も地域との連携を深め、またいただきましたご意見を参考にして、地域に関する研究をより一層推進し、地域の将来展望に貢献する提言を行います。

Q.公開授業一覧(予定)の外国語科目の中に、ロシア語或いは韓国語等がないのはなぜか。

A.公開授業を行っている夜間主コースの授業では在籍学生数が多くないために、全ての外国語科目を開講することができません。このため、ロシア語や韓国語は開講されておりません。しかし、公開授業とは別に、言語センターが中心となって公開講座「外国人による集中ロシア語会話」を開催しています。また、科目等履修生制度により、昼間コースの韓国語を含めた6カ国の語学関係授業を受講できますので、是非ご利用ください。

Q.大学法人化に対して、社会科学としてまた人間学としての歴史学、哲学、文学を大切にしていただきたい。

A.本学では基礎科目として、「歴史学I・II」、「哲学」、「日本文学I・II」、「外国文学I・II」を開設しています。その他に「倫理学」、「宗教学」、「社会思想史」、「社会学」という人文科学系、社会科学系の科目を多数開設しており、幅広い知識や教養、総合的な判断力、豊かな人間性を身に付ける教養教育が充実しております。
このように本学では従来から教養教育を重視してきたところですが、今後も豊かな教養と品格を持ち、社会で活躍できる職業人の養成に力を入れてまいります。

Q.アントレプレナーシップ専攻では、科目等履修生を受け入れないのか。

A.アントレプレナーシップ専攻では、基礎科目を習得した上でなければ応用科目を履修することができません。いわゆる積み上げ方式の体系的カリキュラムのため、当面は科目等履修生の受入は行いません。

III.国際交流関係

Q.留学生のホームステイ受け入れの場合、どんなことをさせたらよいか。受入家庭は年寄りだけでもよいのか。

A.ホームステイで何をさせなければならないというというような決まりはありません。従って、それぞれの受入家庭が飾ることなく、ありのままの日本の家庭の生活様式・実態を留学生に体験させていただければ良いと思います。また、老若男女の区別もありません。どちらにしても、ホームステイを希望する留学生と受入先とのマッチングを行いますので、ありのままの情報をくだされば結構です。 

Q.ホームステイ受け入れ後、謝礼をいただいたが、いつから謝金を支払っているのか。これからも継続するのか。

A.今までは文部科学省のホームステイ謝金制度(1回5千円)がありました。今年4月からの法人後も、大学独自の制度として従来通りの体制を維持しております。

Q.外国人留学生と個人的に交流を持ちたいときに、対応してもらえるのか。

A.留学生には、大きく分けて正規生(学部・大学院生)と非正規生(科目等履修生・交換留学生等)に分かれ、各人の日本語能力にも差があります。また、授業の履修形態や生活形態も様々です。このため、交流の目的や希望をあらかじめ国際企画課に相談して頂ければ、できるだけご期待に添えるよう努力いたします。

Q.交換留学で外国の大学に留学した商大の学生が帰国後、国際交流にどのような関わりをもっているか。

A.留学後の学生は、国際交流サークルに加入して学内の国際交流事業に参加したり、留学生説明会などに積極的に参加して体験談等を報告し、後輩の相談にのっています。また、チューターとして外国人留学生のサポートをしています。

Q.外国人留学生が帰国した後において、小樽市との経済・文化など交流が活発に行われていないようだが。

A.留学生の卒業後の進路は様々で、全て把握するのはなかなか困難ですが、大きく分けると、帰国(就職・自国の大学に進学)、日本国内の他大学に進学、日本国内に就職、外国に就職となります。したがって、すぐに小樽市の経済・文化交流に関わるということは少ないかも知れませんが、長いスパンでみれば交流は行われるようになると思います。本学としても、留学後のフォロー体制の一環として小樽市と交流するための情報提供等を整備していく所存です。

Q.短期留学プログラムインターンシップで

1..受入企業が固定されないのはなぜか。
2.履修学生が1/3となったのはなぜか。
3.成果はどのような形として残るか。

A.
1.受入企業が外国人留学生の受入に慣れていないこと、特に、留学生の日本語能力や受入企業の英語による対応態勢の問題等、事前のマッチングが十分でなかったことが考えられます。現在、派遣及び受入についてのマニュアルの作成を検討しており、今後の更なる制度の充実を目指しております。

2.実施時期が夏休み期間中のため、留学生の帰国や旅行などと重なり、履修学生が減少しているものと思われます。実施時期などの留学生の要望を調査し、改善していく所存です。

3.成果報告書を提出させています。この内容を、今後のインターンシップ事業の充実のために活用しています。

Q.短期留学プログラムインターンシップにおいて、受け入れ企業が少ないのではないか。

A.日本のインターンシップ制度は動き始めたばかりであり、受け入れ企業にもノウハウがあるとはいえません。また、留学生の日本語能力の問題があり、受入側が英語でどの程度対応できるかどうかということもあります。今後の対応策として、現在、派遣、受入れに関するマニュアルの作成を検討しております。 

Q.地域の国際化にあたって商大に対する期待

1.観光業従業員の外国語教育へのトレーニング計画及び実行
2.小樽市民への公開講座で、外国語教室を開くこと
3.地域絡みの国際交流イベントを主催、後援、協力すること

A.
1.従業員の語学力強化には公開講座を利用してはどうでしょうか。また、例えばインターンシップで留学生がホテル業務を体験する過程で、従業員がネイティブとふれあい、語学力を高めることができ、双方に有益であると思います。
2.現在、英語・中国語・ロシア語の外国話公開講座を開催しております。是非、受講してください。
3.本学は、毎年潮祭りに留学生を含めた教職員・学生が参加しております。今後は、「雪あかりの路」等の地域の行事に積極的に参加していく所存です。
また、小樽市の若者と留学生の交流の場を増やしたいと思います。

Q.外国人留学生が帰国した後のケアはどうなっているか。

A.帰国後の留学生が独自でホームページを作成しているケースがありますが、同じ時期に留学した友達同志のホームページであり、大学として作成したものではありません。
今後、ネットワークの整備により、帰国後の交換留学生が意見を交わせる掲示板の作成を検討しています。現役の留学生にも先輩の知恵を活用できるのではないかと考えています。

Q.
1.小樽市以外の小・中学校に「総合的な学習の時間」を活用して交流するため、留学生を派遣していただくことは可能か。
2.留学生にとって都合のよい時期にホームステイプログラムを企画したい。年間のスケジュールをいただきたい。

A.
1.現在、実施している市内小・中学校の「総合的な学習の時間」と本学の「日本語事情I」との連携は、本学の授業時間のII時限目(10:30-12:00)と 昼休みを利用して行っているため、往復の時間を考慮すると、訪問できる範囲は、本学から近距離にある市内の小中学校に限られてしまいます。今後は、小樽市以外への派遣について検討を行います。
2.国際交流センター(国際企画課)よりお知らせします。

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