外国経済史2 単位数4 配当年次3-4 担当教員名 松家 仁 研究室番号 432


1.授業の目的・方法<Course objective and method>
 この授業は、戦間期を中心としたポーランド経済における国家介入主義(エタティズム)を、農産物・食料品など日用品の取引規制を主に通じて究明する。ま たそこで(1)経済統制と民族問題の関係、ならびに(2)その後のナチスのポーランド占領政策および社会主義ポーランドに対する影響も含めて検討したい。

2.授業内容<Course contents>
1-2 導入
史料について(史料の種類・利用方法)、史料評価について

3 前提としての第一次大戦前
第一次大戦前におけるドイツ・オーストリアなどにおける農産物・食料配給統制の試みとその限界

4-6 第一次大戦
第一次大戦期ポーランドにおける食糧管理政策における民族問題−統制経済全般の問題点

7-9 ソヴィェト・ポーランド戦争における食糧管理政策(第一次大戦期の延長として)

10-12 国家統制の緩和と消費者保護政策(暴利の防止・物価高騰の抑制)

13-16 戦間期1−食糧配給政策
(a) 穀物・パン (b) 食肉 (c) 牛乳・鶏卵など
アンケート委員会・価格検査委員会

17-20 戦間期2−工業・手工業政策(商業会・手工業会など)
少数民族(ドイツ人・ユダヤ人・ウクライナ人)と経済統制、組合問題との関係

21-23第二次大戦における農業問題
ドイツの東方占領政策(農業問題の解決)

24-26 戦後社会主義体制への影響
ポーランド社会主義における戦間期の経験の影響

27-28まとめ・予備日

3.使用教材<Teaching materials>
さしあたり参考書として、拙著『統制経済と食糧問題』(成文社2001年)。

4.成績評価の方法<Grading>
履修状況全般をみて評価する。レポートを課すことも考えている。

5.成績評価の基準
p.○を参照のこと。

6.履修上の注意事項<Remarks>
特になし。疑問がある者はメールで問い合わせること。